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沈ませで石鯛50cmGET
太地(和歌山県)
1995/01/07
新鹿(三重県)
1995/01/08
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1月10日、太地のカツオ島に相棒の中尾、園田さん、杉村君と私の4人で渡った。
紀州3大カツオの1つ。
相当沖に出ており、潮通しはよさそう。
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表と勝浦向きがポイントだそうな。
風を背に受ける表向きAで4人並んで竿を出した。
それぞれ2.5〜3ヒロの完全フカセである。
足もとにはキタマクラなどの餌取りが結構いてる。
足もとに仕掛けを入れるとすぐに刺し餌が取られる。
杉村君は多分餌のついてないウキを見つめている。
餌のついていないハリでは魚は食いつかないのは今日5歳の子供でも知っている。
道糸、ウキ、ハリス、ハリしかついていないシンプルな仕掛けでは糸を張るだけで餌がついているかどうかわかるようになる。
初心者の杉村君ではちょっと無理か。
手返しを早くしなければいけない。
餌取りのアタリがちょっとでも拾えるように矢引きあたりにオモリを打ってもらおうか。
ただ、オモリを打つと張りを考えながら仕掛けを流さなければいけない。
ボーと流すだけなら食いは完全フカセの方が断然分がある。
風を正面で受けるBで竿を出してみるもAと同じように餌取りが多い。
本命のアタリがないので釣りやすく風がなく温かい表に戻ってくる。
弁当船がやってきた。
ウキ下を3〜4ヒロとれとのこと。
朝から何も食べていないので、弁当タイムとする。
磯の上では何でもおいしいが、ここの弁当は特においしい部類だ。
弁当を食べた後はウキ下を少し長めにして、4人であっちこっち攻めたが皆目である。
相棒が小さなサンノジを釣ったのみ。
潮はあまり動いていない。
足もとも深そうだ。
撒き餌を撒いてもグレは浮いてこない。
こういう場合は深く探ることも有効である。
底物師も3人竿を出しているのであわよくば石物でもと思いウキを沈ませて釣ることとした。
タナを広く探る沈ませ釣りだ。
スルスル釣りや沈ませ釣りでは石物も対象魚となりうる。
サンバソウなどもよく掛かるし、底近くで正体不明の魚にブチ切られたりする。
ハリスも太くし、ハリも大きいのに変える。
足もとに2杯撒き餌を撒く。
刺し餌を入れようと思っているところにも1杯撒く。
ポッチャンと入れるのではなく、ピシャという感じで1杯の撒き餌が1uぐらいに散らばるように撒く。
ハエ根の際に刺し餌を下ろす。
ウキが沈む間にウキの頭にもう1杯、さらに1杯と追い打ちする。
ウキの潜行速度よりハリの潜行速度の方を早くするのは当然のことだ。
ハリに引っ張られて、ウキが沈んでいく感じを出す。
2段ウキ釣法も同じだが、ハリスが張った状態で沈めるのが大事だ。
沈ませ釣りに変えて4、5投目、ウキをじわじわ沈め見えなくなったが、なおも道糸を張りぎみに沈めていくといきなりガツンときた。
左手でスプールを押さえ竿を立てるとすごい引き。
左手をスプールから離すといきよいよく道糸が出ていく。
起こしていたペールを倒すと同時に左手親指でストップレバーをOFFにする。
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ハンドルがブーンとうなりながら回る。
左手で止めようとしたらバチパチとあたる。
痛いし止められない。
レバーブレーキ付きのリールにしとけばよかった。
「とれん」と無意識に叫んだらしい。
後から考えるとちょっと恥ずかしい。
奴は沖へ沖へと走ったが、ようやく止まった。
魚をこちらに向けたら重いが案外簡単に寄ってきた。
無事フィニィシュ。
縞模様が消えかかった石鯛の50cm。
底物師3人を含め後ろはギャラリーがずらりと並んだ。
まるで幼稚園児に囲まれたサル山状態。
底物師が上物でそんなん釣ったらかなわんゆーてる。
今年の1匹目(男女群島)もイシガキダイであった。
どうやら石物に好かれたみたいだ。
この後、私には何もこなかった。
相棒はというと2回もハリはずれ。
「マ・ヌ・ケ」
竿の曲がりからするとどちらも30cm級。
Cで釣っていた底物師が40cmぐらいのイシガキダイを釣ったところで納竿となった。
翌日も泊まって釣ろうということになった。
明日も北西風が強いらしいので紀伊半島を北上し、三重県に入る。
新鹿で釣ることとなった。
今シーズンの紀東は初めてである。
朝、渡船場に行くと大勢の人がいてる。
ヒラマサが回っているのだ。
カゴ軍団がすごい。
私達が入ったのは折戸のワレ。
回りはカゴ釣りだらけである。
上がる場所を誤ったかな。
ここ折戸のワレは私にとっては結構相性のいい場所である。
以前、数人のカゴ師に囲まれ一人フカセで釣り、カゴさっぱりのなか、私一人35cm級のグレを入れ食いにして、カゴで釣っていた人をフカセ釣りに変えさせたところだ。
しかし、青物が回っていたらどうしようもない。
4人とも丸ボーズで早めに納竿した。
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