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道中
行きの道中は楽しいものだが、寝れるときは寝ていよう。
渡船店に早めに着き仮眠施設があれば仮眠する。車の中でもいい。
眠たい目をこすりながらウキを見つめるのはしんどい。帰り道も心配だ。
乗船場
身支度を早めにして船に乗り込む。
道具は少なくする。
私は冬場の荷物は竿袋とバッカンの2つだけである。
荷物の少なさではたいていの人に負けない。
道具を持ってないという訳ではないよ。
竿なんか家には何本もある。
必要なものやあったらいいなぁは磯に持って上がるが、あってもいいなぁは持って上がらない。
1人3つぐらいの荷物だったら許されるだろうが、4つとなるとええかげんにせぇと思ってしまう。
ただし1個の荷物は軽くした方がいい。
荷物の数を少なくすることも大事だが、あまり重くなりすぎたら受け渡しなど大変だ。
近場での私の荷物(寒グレ) |
胴衣のポケット |
ハリス1.5号 |
2個 |
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竿 袋 |
竿1.5号、2号 |
2本 |
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ハリス 2号 |
2個 |
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リール |
2個 |
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ハリス2.5号 |
1個 |
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タモ |
1本 |
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伊勢尼 4号 |
1個 |
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マキエシャク |
3本 |
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伊勢尼 5号 |
3個 |
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マキエミキサー |
1本 |
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伊勢尼 6号 |
3個 |
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予備の小物類 |
1式 |
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伊勢尼 7号 |
1個 |
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水汲みバケツ |
1個 |
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ウキ |
10個 |
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ドンゴロス |
1個 |
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小物ケース 1個
中身 オモリBB他
ウキ止楊枝
カラマンボウ
ウキゴム
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飲食品 |
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バッカン |
沖アミ 6〜9キロ |
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配合餌 |
1袋 |
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刺し餌 |
1個 |
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餌バケット |
1個 |
磯上がり
次は自分の番だとなったら舳先近くに荷物を移動させる。
舳先に立っては船長の視界をさえぎることになり、磯付けがやりにくくなるため、はやる気持ちをおさえ舳先の手前一段下で姿勢を低くして磯付けを待つ。
完全に近づけるか、押し付けがあってから磯に飛び降りよう。
ほとんどの渡船はホースヘッドを磯に押し当てエンジンを吹かせてくれるので、結構長い磯釣り経験者とおぼしき人も平気でまたいで磯上がりする。
またいだとき、急に船首が上がったら怖い。
転ぶのは必死だろうし、船と磯の間にはさまれる可能性も大きい。
磯に上がるときは飛ぶ。
絶対に「またがない」
磯に上がったら
まず、荷物を高く安全ところに持っていく。
初めての磯なら高いところに上がって目で確認できるシモリなどを探そう。
潮の流れやサラシの状態などを見て釣り座を決める。
前日の撒き餌での磯の汚れ具合も参考になる。
潮が押してきているところより払い出しているところを選ぼう。
取り込みをおこなうであろう場所に玉網をセットする。
バッカンの位置を決める
自分が立つ位置よりバッカンの位置を優先させる。
平たく、バッカンのすわりがいい場所を選ぶ。
もちろん下がぬれている場所には置かない。
私は右利きなので竿は右手、リールは左手で扱う。
竿を右手で扱うので、撒き餌は左手で行う。
バッカンの位置によっては右手で撒かなければならない場合もあるが、通常はバッカンの右側に立ち左手で撒く。
刺し餌をハリに付ける
エサは透明で身のしっかりした小粒なものがよい。
仕掛けを投入する
朝一番は磯際から攻めよう。
海面はどこも同じ状況ではない。刻々と変化する。
下から湧き上がっているところもあるし、潜っていくところもある。
下まで見とおせる鏡のようなところ(湧き上がり)には仕掛けを入れない。
投げる場合は着水直前に道糸の出を調整し、ウキの向こうに刺し餌が着水するようにする。
撒き餌をする
撒き餌はなるべく少量をこまめに撒く。
仕掛け投入前に1杯、投入後に1杯、その後ウキの頭にも1杯という風に。
寒グレシーズン以外は撒いて撒いて撒いてというぐらい撒く。
少量づつだから回数に比べ量はそれほどでもない。
餌取りが多い場合は撒く量も増える。
グレ釣りは撒き餌と刺し餌の同調が大事だ。
撒き餌は右に行ったり左に行ったりしながら徐々に徐々に沈んでいく。
撒き餌の沈み具合や流れる方向を見る場合は撒き餌全体を見るのではなく、撒き餌のうちの1個を見ると案外深いところまで追いかけられる。
刺し餌は撒き餌と同調させるよう心がける。
仕掛けを流す
仕掛けは張りを考えながら流す。
ウキよりハリを先行させるようにする。
速い流れの中で何もせずに流していたら、流速は海面の方が底よりはるかに速いのでウキの方が先行してしまい仕掛けが浮いてしまう。
流速に合わせてウキを止め止めしてハリを先行させよう。
魚を掛ける
ウキがツツッーと入っていくのを見るのは楽しい。
アタリがあれば合わせる。
バシッとは合わせない。
カーボンロッドは反発力が強いので、竿をやさしく立てるだけである。
やり取り
無理には引っ張らない。
リールで取ろうなんて言語道断である。
できるだけ竿でためる。
竿尻を魚のほうに向けるような感じでためる。
ためきれなくなったら糸を出し竿の角度を保ち、ためる。
糸を出すのを最小限に抑えるのが取りこみのコツである。
タモ入れ
グレを後ろから追いかけてすくおうとしない。
タモの中へ導くようにすくう。
ハリをはずす
私は完全フカセで釣ることが多く、また、ハリも大きくないので結構ハリを飲まれる。
飲まれたハリをすばやくはずすためには魚を左手で持ち、右手人差し指をグレの口の中に入れ、爪を針先側にしてハリのフトコロを爪先で押してはずしている。
だから、私の右手人差し指の爪は傷だらけである。
魚をしめる
釣ったグレはすぐに目の後ろをナイフで突き刺し締める。
カッと目を見開いたら締まった証拠である。
水汲みバケツなどにつけ血抜きをした後クーラーバッグに入れるのが理想だ。
ついつい、締めたらそのままクーラーバッグやドンゴロスに放り込んでしまう。
涼しくなったらドンゴロスで十分だ。
クーラーバックを磯にもってあがる必要はない。
ドンゴロスを使用する場合はよく海水にぬらし風の通る日陰に置く。
納竿
船が迎えにくる20分ぐらい前までには竿をたたむ。
たたみ終わったら水汲みバケツでこぼした撒き餌を洗い流そう。
また、自分が出したゴミは当然ながら前からあった他人のゴミも持ちかえるようにしよう。
釣りをしている最中に空き缶などを海に捨てる人は見かけないが、風に飛ばされるなどして捨てるつもりはなくても結果捨てたことになるのはままある。
故意であろうが過失であろうが海を汚したという結果は同じだ。
注意しよう。
船への乗り方は磯上がりと同様に飛ぶ。
海底を見よう
船に乗り込んだら上がった磯の海底を見よう。
船の上からは磯の上から見れなかったシモリなどがよく見える。
どういうところで釣れたか釣っていたか、また、深いシモリや溝の位置を覚えることは次回の釣行の参考にもなる。
他の磯でも磯付けのたびにキョロキョロしよう。
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