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不真面目グレ師さんからのリポート
江須崎(和歌山県)
1999/12/14
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私は釣りを一生の趣味として考えている。
学生の頃からそれは自分なりに真剣に考えてきたテーマでもある。
いろいろな趣味を模索してみたが、やはり子供の頃から慣れ親しんでいる釣りが、私に一番合ってるということに気づいたのは社会人になってからであった。
私の持論では、趣味と遊びの違いとは、ある程度の苦労を必要とするかしないか、また苦労を乗り越えて続けることができるか。
つまり仕事のようなものだと考えている。
本当の仕事との違いは好きでやってることか、生活の為にやってるかの違いじゃないかと思う。
これが両立でき、自分の意思で本当に好きな仕事を生活の糧にしている人は幸せだと考える。
前置きが長すぎたが、今日は12月14日平日である。
これ以上は書かないが、釣りを一生の趣味と考える私は、またもわが相棒、「賛ちゃん」と江須崎の駐車場で熟睡していたのであった?
ピィピィ!ピィピィ!
携帯電話のアラームがなっていた。
ふぅっと目がさめたが、外はまだ暗く回りの車の人たちも動いている気配が無い。
賛ちゃんも熟睡状態だ。
時計を見ると午前5時30分。
まだ時間があるので横になって目を覚ますつもりだった。
雨が降っているのか?
カタカタ音がする?
ヤバーーーイ!
「賛ちゃん」 「おきんかい!」
時計を見ると6時20分だった。
無言で起きた相棒は何も無かったかのように準備を始めたが、スローである。
何とか準備をすませ転がりながら船付き場までたどり着いたのは28分だった。
助かった。
船頭さんに今日はヨボシに降ろしてくださいとたのみ、思惑どおり二人でヨボシの先端に降りることができた。
嬉しかった。
<今日も釣れる>
早々に準備を済ませた私たちは撒き餌を足元に撒き磯際を釣り始めた。
三投めに私のウキが吸い込まれるようにゆっくり沈み、アタリかどうか分からなかったが一応合わせてみるとグゥと乗ってきた。
そお大きくはなかったがグレだ!
30CMほどだったのでブリ上げ、わざと賛ちゃんの背中に当てた。
すると 「アッ!それイズスミ?」ときた。(笑)
すぐ魚をシメ、餌を入れるとまたアタリ!
これも30CMほどだったのでブリ上げて賛ちゃんに当てた。
二人で10尾ほど釣った頃だったろうか。
ふと後ろを見る と見知らぬ人が立ってるではないか。
山越えして来たらしい。
「よー釣るなあんたら。」見知らぬ釣人。
「イヤー!全然ですよ!」私。
「10尾ほど釣ったやろ」見知らぬ釣人。
見られていた。(黙)
スゥーといなくなったのでまた釣りを再開すると、またアタリ。
二人で夢中に釣 ってるとまた後ろで気配がするので振り返ってみると、なんと竿を持ってきてるではないか!
さすがに私たちの中には入ってこれず、表向きに竿を出していたが、そこは前に私がボーズをくらった場所だった。。。
笑いを押さえながら刻々と変わる潮に対応しながら沖目を責めていた私たちだったが、またしても、横から「キタ〜」賛ちゃんだ。
やられた。
45CMだ。
まあいいか。
午後4時、そいつは突然沈黙を破った。
ビューン!
音を立てて私の糸を持っていった。
すぐベールを起こして耐えるが、だめだ。
竿が起きないぐんぐん持っていく。
いつもの予感が頭をさえぎった瞬間だった。
「アッ!」切れた。
すぐ同じ場所に入れるとまた同じアタリ。
ハリスは3号に変えてる。
絶対取るぞと必死に耐えるが下に入っていく、ゴリゴリとハリスがすれている感覚が伝わってくる。
また切れた。
次の瞬間、横の賛ちゃんが掛けた。
これもでかそうだ。
「頑張れ!」
私は竿を上げて見ることにした。
5分ほどたって浮いてきたのは、、、、、60CMは確実にある「イズスミ」だっ
た。
私は一応納得した。
その魚を最後に時間切れとなったがこの磯は絶対50CMオーバーいや60CMオ
ーバーのグレがいると確信している。
この日の釣果は私が30CM-35CMのグレを9尾と50CMのコロ鯛1尾。
相棒の賛ちゃんが30CM-45CMのグレを5尾と62CMのイズスミ1尾だった。
(イズスミは船頭さんにあげたが?)
おそらく年内の釣行はこれで終わると思うが、来年早々また来てみようと思う。
仕掛けを考えて。
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