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 ばっとまんさんからのリポート
 「秋磯開幕・地磯で木っ端」

  越前海岸の鉾島(福井県)
   2000/11/04


11月4日、新潟出張の帰り、越前海岸の鉾島って地磯でサオを出しました。
私は超五目釣り師でして、梅雨グレ以来、渓流やら夜釣りやらでサボってて久々のグレです。
前夜22時駐車場で仮眠。
準備をしてる人の気配で4時半過ぎ起床。
アッチャ〜先越されちゃった。

急いで着替えた後、車のヘッドライトでマキエ作りを始めました。
オキアミの1枚は細かく、もう1枚はザックリと崩し、配合餌をなじませます。
5時半ごろ準備万端なんだけど未だ真っ暗で動きが取れません。
すると隣の車、少し向こうの車とゾンビの如く人が這い出し、「お先に!!」ってどんどんアタマで描いてたポイントが「砂取り」の様に減っていきます。

6時前、うっすらと明るくなりかけた頃、もう1台車が到着。
奥方の実家に泊まってた神戸のSさん(名前はお聞きしていませんがホンダのSM-Xに乗ってましたので)で、昨日もここで良く釣れたって教えてくれました。
とりあえず先端に行きますって声をかけ出発。
ここは島なんですが、島内に祠があるとかで橋でつながっており、オマケに遊歩道まであります。
案の定、南側は先端まで人が入っています。
去年7月は貸切り状態で、アジをかわす為、南の端から先端(西側)の北端まで探ったんだけど南側が良かったのでやっぱり本命ポイントなんでしょう。

         鉾島全体                南側の本命ポイント     


Sさんは南側先端の手前の高台に釣座を構えるみたい。
私は先端北の端に結構なサラシを見つけ、ここを釣座と決めタックルを組みます。
本日は6時満潮。
今から下げに入ります。
海況を見定めた結果、今日の仕掛けは「パターン・1」で行こう。

サ オ:ダイワ「インターライン HZエンブレム ISO F-I −1号」
リール:ダイワ「トーナメントX-LBA 」2000(スプールNO)
道 糸:ゴーセンのサスペンドPE1.5号
ウ キ:道糸側に釣研「スーパーセレクト S-B」+クッションがわりに仕掛けヨージ、サルカンをはさんでハリスに同じく釣研の「トーナメントセンサーG2」の2段ウキ仕掛け。
ハリス:ダイワ「タフロン」1.2号を2ヒロ
ハ リ:がまかつ「競技ヴィトム オキアミカラー6号」
ナマリ:キザクラ中心で他ヨーズリ等。G6をハリ上1ヒロ、G6から半ヒロウキ側にG4の段打ち。

なんや「パターン・1」って「ワンパターン」じゃん。
とりあえずの様子見用仕掛けです。

まずはサラシの引き時にマキエを2杯、磯際に仕掛けを投入。
サラシの先端まで仕掛けを流し、回収しますが、きっちりエサを取られています。
2流しした後、G6をハリ側にずらし、張り気味で流しますが、やはりエサはありません。
ウキ下を1ヒロまで上げ、流すとゆっくりとしたウキ入れ。

来た!!って思い合わせるとフグ。
今度はサラシの脇を流すと又もやフグ。
遠投してもフグ。
どこに投げてもフグばっか。
そう言えば思い当たるフシがあります。
9月半ばに小倉出張の帰り、下関でROZILLAさんと会ってたのですが、帰り際に買った駅弁が「ふく寿司」。
「ふぐの祟りじゃあ!!」ってもうパニック状態です。

「ふーぐ、ぐーれ。ふーぐ、ぐーれ。」
オマジナイのしりとりをしますが全然効き目がありません。
生イキ君もあっという間に少なくなったので、少し残してマキエからサシエを探し出す始末。
少し離れた南隣に底物師が入ってて、しょっちゅう仕掛けを切ってたのですが、今度はサカナみたい。
ブリ上げたのは30cmチョイのサンバソウ。

私の前では遥か沖までフグが浮いててトホホ状態。
8時前、マキエにつられて随分沖に出ちゃったのかと思い、又もや、サラシの引き時にマキエを打ち、少し沖合いに流れた頃、磯際に仕掛け投入。
ウキにマキエをかぶせるとなじむと同時スーっとウキ入れ。
合わせるとキュンと突っ込み。
20cm弱ですがグレです。
海に返して次の1投で又もやキュン。
20cmチョイ。
少し良くなって来ました。
その次に22〜23cm。

情けナイ話ですが、ここでキープするかどうか迷ってしまい、とりあえずプールで飼うコトにしました。
(スカリも持ってきたんだけど、弱りそうなので)3匹程同型をキープした頃、喰いもやんだのでSさんの様子を見に行くとハゲ1匹。
朝1番にまあまあのをバラした後はフグばっかってコトでした。
周りも良くないみたい。

元の釣座に戻り、サラシにマキエを打つと今度は脇でスズメダイが浮き出しました。
潮は右に流れています。
マキエを打つとスズメダイがワッと群がり5m程先でミニグレ、更に5m先に少しはマシなグレが浮き出しました。
ウキ下を矢引きにしてサラシの脇にマキエを打ち、10秒程待った後20m程先に仕掛け投入。
止めて待ってるとシュバ!!って気持ちいいウキ入れ。
22〜23cmが23〜24cmにサイズアップしました。
これを5連チャン。

Sさんが様子を見に来たので「サイズはも一つですが結構釣れますよ。
こっちに来ませんか?」ってお誘いします。
間もなくSさんが移動して来たので少し移動。
Sさんも釣り始めますがウキ下が長く、エサを取られてばっかなのでパターンを伝授。
ボチボチ上げる様になりました。

足場がヘンで無理な姿勢で釣ってる為、腰が痛くなり、しょっちゅう休憩してもSさんがマキエを打ってくれてるので戦線復帰すればいつでも釣れます。
13時過ぎ、プールの魚で弱りだしたのが出てきたので、車からクーラーを持ってきました(往復で約10分)。
小振りで元気なのは海に返し、弱ってるのは裁いてクーラーへ。

その後、サイズアップを目指しますが、ウキ下を深くすればエサが持たず、遠投すればフグと私の腕ではどうにもなりません。
ウキ下を矢引きに戻し、磯際にマキエを打ち続け、サラシとその脇をメインに流し、時々右手のワレに仕掛け投入した時はウキにマキエをかぶせと3箇所攻めて20cm前後のグレ入れ喰い時々フグ、アイゴ。
16時過ぎ、クーラー、ロッドケース、スカリ等を車に戻し、夕まずめ勝負に備えます。

釣り座の写真
        最初の釣り座                午後から賑やか


南側で陣取っていた人もこちらへ移動してたので南へ移動しようか悩んだのですが、波っけが無いのでそのまま続ける事にしました。
17時前、海面が風でザワつきいい雰囲気になってきましたのでウキをBに交換、ハリスは1.5号を2.5ヒロとり、サルカンから20cm程上にウキ止めをセット、半固定仕掛けに変えラストスパート!!

残してた生イキ君をサシエに使い、足元にマキエを打ち10m程沖に仕掛けを投入。
張り気味で流すとラインが指先をはじき、止めるとズン!!
やっぱこれが気持ちいいですね。
Sさんに「やっと来ましたよ。」なんて声をかけたもののすぐに「でも小さいです。」って修正。
本日最大になっちゃった26cm。
続いてSさんも本日最大の28cm。

その後も同じパターンで追加しますがサイズが伸びず、17:20フグにハリを取られたのを最後に納竿としました。
片付け終わって車に帰ると真っ暗。
「丁度いい時間でしたね。又、どこかでお会いしましょう。」って別れたのでした。

結局、26cmをアタマに規定サイズ(23cm以上ね)を9匹と哀しい釣果。
チョット小さいけど弱ってたのを2匹で計11匹テイクアウト。
久々の磯なのにレバーブレーキもタモも使わなかったのが寂しい1日でした。


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