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上野山さんからのリポート
「またもや、くだんの波止場に」
敦賀市内の波止場 (福井県)
2015/12/09
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私の日記に寄りますと、昨年の12月6日は敦賀では雪が15cm積り、寒い1日だったように書いてあります。
当地では雪が積もりますと、さすがに寒くて釣りに行く気がいたしません。
12月になりますと、たいてい雪やみぞれの降る日が続いて、そろそろ磯釣りも終了かなという感じになります。
ところが今年は12月の7、8、9日と小春日和の日が3日も続くという、12月にしては生まれて初めてのような釣り日和が続きます。
12月1日には誕生日休暇ということで強引に半休を取りましたが、こういい天気が続いてはまた釣りに行きたくなりました。
また、前回の6日には夕方の5時前に大型をバラしていますので、その正体を確かめたいという思いもありました。
ふつう誕生日休暇というものは1日ではないでしょうか。
前回の休みは半日だったので、あと半日は休暇として残っているのを使ってもよいだろうと、かってに解釈して12月9日はまたもや午後から半休を取って、くだんの波止場に釣行いたしました。
前日にU君に連絡を取ると行けるということです、T君もあとで合流できそうという返事です。
9日は午前中では仕事が終わらずに1時過ぎまで仕事をして、急いで家に帰って着替えます。いつものように2時に待ち合わせで、サンスイ釣具店向かっている最中にU君から電話があり、仕事が立て込んでいるのであとから合流するということです。
サンスイ釣具店では「よく同じ場所に通えますね。しかも平日に」とあきれられています。
「テトラがあって意外と取り込みが難しいし、前回はバラしたのでいきたくなるんです」といいました。
サンスイではいつものようにマキエのオキアミ1枚に付けエサのボイルのレンガを買いました。
2時半ごろに波止場につきますが、さすがに天気は良くても平日なので釣り人はいません。
波は無く、風もないので絶好の釣り日和です。
いつもの場所にマキエのバッカンを置き、オキアミを撒いてみますが、最初はエサ取りが見えません。
海は晴天が続いたために澄んでいます。
潮はゆっくりと右に流れています。
私は5分ほどオキアミを撒きました。
するとサヨリやスズメダ、ミニグレなどが集まりだしました。
今日の仕掛けは前回と同じです。
竿はアテンダーU1.5号に、道糸3号、ハリス2号をサルカンでつなぎ、ウキは3Bで遊動仕掛けとしました。
ハリはサンスイでがまかつのグレバリの7号を補充しましたので、それを使います。
3時ごろに第1投を竿3本ほど沖目に投げます。
ウキ下は3ヒロ弱としました。
足元は澄んでいて下が透けて見えますので、沖目に狙いを定めました。
仕掛けが立ちますとゆっくりと右に流れます
少しして、ウキがゆっくりと入りますがこれは空振りです。
なんだかアジがエサを咥えているようなウキの入り方です。
2投目、3投目も同じように空振りします。
4投目は合わせるのを遅くしてみようと思い、ウキが入って見えなくなってから合わせます。
合わせると今度は掛かりましたが、予想もしないような引きです。
多分アジだろうと思っていたのと、大物は暗くなってから来るだろうと油断していました。
竿3本ほど沖で掛かった魚はやり取りする間もなく、手前に向かって走ってきて、左側に突き出た沈みテトラを回り込もうとします。
竿を倒そうにもテトラに道糸がこすれそうになりうまくいきません。
結局、魚は沈みテトラの向こう側に回り込みハリスから切れてしまいました。
晴天のべた凪の3時にこんなアタリがあるとは思ってもみなかったので大油断でしたが、これは獲るのは難しい魚です。
チヌならばこんなに一気に足元に向かって走ってくることはありません。
いったい相手は何なのでしょうか。
その後はエサが取られるばかりで魚は釣れません。
やがて3時半ごろになりU君とT君がやってきました。
3人で釣りをするのは初めてです。
T君は私のすぐ左側で竿を出したので、世間話をしながら釣りをしました。
4投目でバラした話をしましたら「上野山さん。切られるのならハリス5号を使わなくては」とニヤニヤして言います。
私はハリス2.5号を持ってきていましたので、4時過ぎには2.5号にハリスを交換しようと思いました。
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隣で世間話をしながら釣りをするT君 初冬の穏やかな日でした |
T君はメバルを釣ったり、ベラを釣ったりしています。
そのうち28cmほどのカンダイの子を釣り上げました。
「バラした奴はこのカンダイの親ではないですか」とT君が言います。
今日はアジがたまに釣れますがグレはなかなか釣れません。
U君は30cmほどのサヨリを今日も2匹釣ってサヨリ釣名人とひやかされています。
時刻は4時を回りましたので私はハリスを2.5号に替えました。
しかしこの頃からフグにハリを取られるようになりました。
フグにハリを取られているうちに4時半になり太陽が山の影に入りました。
たまに20cmほどのグレが掛かりますが持って帰るほどの大きさではありません。
5時前になり竿1本ほど先でウキが入り27cmのグレが釣れました。
その後あと1投と打ち返しましたが、ハリをとられたので終了といたしました。
U君は暗くなってからウキ下3ヒロ半でバラしたと言っていますが、根ガカリかもしれません。
U君、T君とも25cm以上のグレは釣れずに、私の27cmのグレとU君の釣ったサヨリと、T君の釣ったメバルを持って帰ることにしました。
えてして、いい天気の日は釣れませんね。
道具をしまって車のところに戻って3人で立話をいたしました。
3人とも昔は四国や、八丈島、男女群島などに釣りに行ったことがあります。
U君は以前はマイボートを持っていて、よく大型の真鯛を釣り上げたということです。
そんなお金を使った釣りをしていた3人が、こうして波止場でコッパグレを釣って遊んでいるというのも、また釣りの楽しみ方かなと思いました。
私は、このところこの波止場ではコッパですがよくグレが釣れます。
釣ったグレはその日の夕方に家で家族のおかずで食べるので、まるでグレを釣るということが裏庭に大根を抜きに行くような感じとなっています。
やはりグレのいるところに行けば釣れますね。
天気が良ければT君とU君は来週四国に行くそうです。
私はもう少し波止場に通って、糸を切っていく大物の正体を確かめたいと思います。
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本日の釣果 U君の釣ったサヨリ、私の釣ったグレ、T君の釣ったガシラ
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