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上野山さんからのリポート
「手のひらグレに遊んでもらった」
糠の地磯 (福井県)
2019/11/03
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今年のお盆に4年ぶりに九頭竜川にアユ釣りに行きましたが、午前中半日やってみて1匹も釣れないボーズでした。
やはり、アユ釣りもよく川に通わないと釣れる場所が分かりません。
私は例によって、過去の成功体験をもとに以前よく釣れた場所に行ってみました。
釣り人が誰もいないのでシメシメと思い竿を出しましたが、アユがいないので釣り人がいなかったのではないかと思い返されます。
しかしアユ釣りでもボーズとはなかなか人に言えません。
その後何度かアユ釣りに行こうと思いましたが、週末は台風が来ることが多く結局は今シーズン1回のアユ釣りで終了となりました。
ここ数年大雨のためになかなかアユ釣りに行けないという年が増えてきているように思います。
よく九頭竜川に行く友人に聞いてみましたら、今年はあまりアユがいなかったということです。
海流の変化のためか、海水温が高いためか、原因は分かりませんがアユがあまり遡上していなかったのではないかとも言っていました。
私のアユ釣りボーズも気候変動のためかもしれません。
11月2,3,4日の3連休は私の趣味に当てました。
2日の土曜日は京都にジャズの演奏に行き、3日は午後からグレ釣り、4日の月曜日、文化の日の振替休日は、早朝から友人と福井県勝山市にあります赤ウサギ山に登山に行きました。
4日目はさすがに疲れましたが、友人の運転でしたのでなんとか無事に下山できました。
私のジャズ、海釣、登山の話を聞いて、一緒に登山に行った友人からは「オジサンなのに3連休を満喫しているな」と言われました。
ジャズの演奏は、まあそれなりに続けている趣味ですので、本格的ではないですが人に聞いてもらうことはできます。
磯釣と登山はとても自慢できるものではありませんが、ボチボチと続けています。
3日の日は朝から渡船でとも思いましたが、京都を11時過ぎの電車で帰ってきますと敦賀には1時ごろに到着いたしますので、体力的にも朝からの釣りは無理ですし翌日は登山もありますので、午後からのんびりと地磯に釣りに行きました。
最近Fさんは敦賀市内の堤防に行き延べ竿で、グレを釣ったりアジを釣ったりしているようです。
釣果を聞きますと、25,6cmほどのグレは抜けるがそれ以上になると根に潜られたりしてバラスということです。
アジも27,8cm位のものが釣れるということです。
延べ竿での釣りで36cmほどのチヌも釣り上げたということです。
足元の岩の上までチヌを寄せて来てハリスが切れたので、岩の上に飛び乗ってチヌをつかんだので釣り上げたことにしているそうです。
その時はアジやグレを釣っていたので、釣り上げたチヌは放流したそうです。
Fさんの通っている堤防は車があまり止められないということと、常連の釣り人が多いということで私は行くことはありませんでした。
11月3日の釣の話がなかなか始まらないので、いつも「ぐれねっと」を見ている方はアレかなと思っているでしょう。
そうです、3日の午後は夕方まで釣りをして25cm以上のグレを釣ることはできませんでした。
結局、何の魚も持って帰れませんでした。
まあ、いわゆるボーズでした。
3日はサンスイ釣具にオキアミ1枚とレンガのボイルを溶かしてもらい、オキアミをグレパワーと混ぜた後、1時過ぎに店を出ました。
今回は糠の地磯に釣行いたしました。
サンスイのご主人の話ではウネリが少しあるのではないかということですが、途中で海を見ますとベタ凪です。
私は、これでは魚は夕方しか釣れないかもしれないと思いました。
糠の地磯につきますと釣り人が誰もいませんので、いつもの釣り場に歩いていきます。
今回はウネリが無いので危険なことはありません。
ベタ凪で海の中は底まで透けて見えます。
私は、これは苦戦しそうだなと思いました。
竿はいつものアテンダー1.5号、道糸2.5号にハリス2号を1ヒロと少しとります。
道糸とハリスは電車結びにします。
釣研の中くらいの大きさのゼロウキをヨウジで道糸に止めます。
ハリはグレバリの7号としました。
天気は曇りで弱い北風です。
ウネリはほとんどなく、海は透けています。
サラシが出ないので、マキエは真下に沈んでいるようです。
マキエを撒きますと何か魚がエサを拾いますので、何かのエサ取りがいるのでしょう。
ウキ下を1ヒロ半ほどにして、2時過ぎにウキを30mほど投げて釣りを開始いたします。
すぐにウキが入り弱い手ごたえで手のひらグレが釣れます。
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1投目に釣れた手のひらグレ
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その後連続でウキが入りますが釣れてくるのは手のひらグレばかりです。
5匹に1匹くらい、よく横に走る手のひらグレが釣れて来て、ハリを外す時にオナガグレと分かります。
たまに空振りもありで、4時ごろまでに手のひらグレを20匹ほどとベラ1匹とフグを3匹釣りました。
4時を過ぎますと薄暗くなってきましたので、偏光グラスを外して直接ウキを見ることにします。
沖に投げたウキが斜めに引き込まれるときは空振りが多いようです。
これはアジかフグがエサを引っ張っているのではないでしょうか。
ウキを投げてから、ハリスが真っ直ぐになるように少し仕掛けを引っ張るとすぐにアタリが出ますので、何ともせわしない釣りです。
ウキを入れてすぐにアタリが出ますので、ウキ下もTヒロに詰めました。
4時半頃には10cmほどのウマズラがグレバリの7号に掛かりました。
少しでもましなグレが釣れないかと、私は近め、沖、右、左とウキの投入点を変えますが、釣れてくるのは測ったように手のひらサイズのグレです。
5時前まで頑張りましたがウキが見えなくなったので、私は竿を置きました。
道具をしまい、活かしバッカンの水で磯を洗いました。
まあ、ベタ凪での浅い地磯の釣りではこんなものでしょう。
手のひらグレは30匹近く釣りましたが、秋になって2回目の釣行は持ち帰るグレは無ということで、ボーズという結果となりました。
良かったことはサンスイ釣具店で新調しました、紐にオモリの付いたタイプの水汲みバケツが、なかなかの優れものだったということです。
以前は四角いバケツを使っていたのですが、この新しいバケツは海水をくみ上げるときに上の方が閉まりますので磯に当たっても水がこぼれません。
バケツは折りたためますのでバッカンの中にしまうのが容易です。
今まで何か新しい道具を買うと魚が釣れるというようなジンクスもありましたが、今回は何もありませんでした。
今日は手のひらグレに遊んでもらった釣りでした。
いつものように、次回に期待ということです。
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