TOP 釣行記index 次のページを読む

 上野山さんからのリポート
 「グレ釣り3連勝

  敦賀湾内の一文字 (福井県)
   2021/11/21

 




11月20日にグレの32.5cmを釣って、サンスイ釣り具で道具を洗った後にご主人に自慢をしていますと、Fさんが「明日もグレ釣りに行く予定やけど行くか」と聞いてきます。

明日はサンスイ釣り具で昔バイトをしていた君とその友人と3人で、敦賀湾内の沖の一文字にゴムボードで釣りに行くということです。
「ボートに乗っているだけなら行ってもいいよ」と私は答えました。
Fさんとは「A君と相談をして後で電話するわ」と言って別れました。 

すると午後の3時ごろにFさんから電話があり「明日は朝6時にサンスイに集合で釣りに行くで。ゴムボートはわしが出すし、運搬はA君の軽トラックでやるので、あんたは竿とバッカンを持ってくるだけでいいで」というありがたい申し出です。
「ほんまに何もせんでええんかな。ボートを漕がなくていいんですか」と聞きますと「何にもせんでいい」ということですので、この申し出をありがたく受けました。

これで、敦賀半島の崖を上り下りした翌日は湾内の一文字で釣りということになりました。
秋になって急に釣りのピッチが速まったような感じですが、グレが釣れた勢いもあるのでしょう。
私は明日も釣れればグレ釣り3連勝と思いました。 

翌日は南風の予報ですので朝は寒くないようです。
結局、13日の「けあらし」の朝が一番寒かったようです。 

朝5時半ごろにサンスイ釣具店に行きますと今日はお客さんで混雑しています。
私はゴムボートに乗るのに磯の長靴を持ってきてしまいましたので、スパイクのない普通の長靴を取りに家まで戻りました。
6時前に4人そろいましたので、ゴムボートを軽トラックに縛り付けて出発です。 

今回も釣り場はサンスイ釣り具の近くです。
海岸でボートを下ろして、Fさんが漕いで沖の一文字と海岸を往復します。
私は一番に渡りました。

時刻は6時半ごろです。
沖を見ますとかなり深そうな感じです。
足もとを魚が泳いでいるのでよく見ますと50cmほどのチヌです。
チヌは5,6匹います。
コッパグレも見えます。 

これは釣れそうだと私は思いました。
後から渡ってきたA君も泳いでいる大きなチヌを見てびっくりしています。 

我々は4か所に分かれて竿を出しました。
今日は深く釣ろうと思い0ウキを使い直結部の下にジンタン3号を付けました。
ハリスは1.75号、1ヒロ半に寒グレ6号です。
今日は生オキアミで釣りをします。 

天気は曇りで、昼前から南風が吹く予報ですので朝は無風です。
今日も釣りやすい日よりです。
堤防の上からウキを見下ろす感じですので、仕掛けを落としますとウキ止めストッパーが沈んでいくのが良く見えます。

朝のうちはエサがたまに取られます。
仕掛は4ヒロほどまで沈めますがアタリは出ません。
見えていたチヌも見えなくなりました。
やはり見えている魚は釣れないのでしょうか。 

そのうちにマキエにグレが出て来ました。
私はマキエと仕掛けを合わせて沈めますが、2回ほどアタリがあって22cmほどのグレが釣れただけです。
見えているグレの中をサシエが沈みますが、グレはサシエを食いません。
ハリを5号にしてみましたがやはりサシエはグレの中を通過してしまいます。 

この見えているグレを釣るのは難しいようです。
私はウキを3Bにして仕掛けを遊動式にしました。
ウキ下を4ヒロ半として深いタナを釣ることにしました。
タナを深くとってもエサが取られないので10mほど場所を移動して気分転換をすることにしました。

Fさんは堤防の内側を釣っていて、「グレは見えるけど釣れん」と言っています。
4ヒロで25cmほどのチヌを2匹釣っています。
A君は4ヒロで25cmほどのメバルを2匹釣ったということです。 
朝、一文字に上がった時には魚がたくさん見えて、今日は大漁かと思いましたが現実はそううまくは行きません。

私は4ヒロ半にした仕掛けで足元を流して2投目にウキがゆっくり入りました。
このウキの入り方はチヌかもしれないと思い合わせますといい引きです。
50cmのチヌにしては重量感がないなと思いながら仕掛けをあげてきますと、水面に上がってきたのはグレです。
このグレはタモで掬いました。
サイズは28cmでしたので締めて氷を入れた磯クーラーに魚を入れました。
これで昨日に続いてグレを釣りました。 

12時前になりA君の竿が曲がります。
A君の友人の差し出すタモに入ったのは良型のグレのようです。
「グレ40cmを釣りました!」とA君が叫びますので「持ってきてごらん」といいますとA君はタモをもってやってきます。
Fさんもどんな魚が釣れたんやという顔をしています。 

タモの中を見ますと33cm前後のグレが入っています。
「アンタ、このグレは、40cmはないけれども33,cmはあるかもしれんな」と私はいいました。
A君は「大きなグレは釣ったことがないので40cmはあると思ってしまいました。こんなに大きなグレは釣ったことはありません」と言って感激しています。
釣ったタナを聞きますと4ヒロ半ということです。 

Fさんはこの後私の横に来て潮が流れたときに、ウキ下2ヒロで30cm手前のグレを2匹釣りました。
私も2ヒロで仕掛けを入れましたが潮が流れたのはいっときで、私にはもうグレは釣れませんでした。

今日はグレを釣るのは難しい日でしたが4人ともなんとかグレの顔を見ました。
グレの釣れたタナも2ヒロから4ヒロ半といろんなタナでした。 

12時半ごろに竿を置いてサンスイに寄って魚を計りました。
A君が釣ったグレは計ってみましたら32cmでした。
A君の釣ったグレの大きさが32cmということで、なんだかFさんも私もホットした気になりました。
初心者のA君がいきなり35cmのグレを釣っては、ベテラン勢は形無しですからね。 

Fさんはグレ29.6cm28cm、チヌ25cm2枚でした。
私はグレ28cm1匹、A君の友人はグレ25cm前後を3枚ほど持っていました。 

私はこれでグレ釣り3連勝です。
A君はこんなに近いところで良型のグレが釣れるのなら、わざわざ磯に行かなくてもここに通いますといっています。
この時期は湾内でも良型のグレが釣れるものですね。
この調子で次回もグレを釣りたいものです。


TOP 釣行記index 次のページを読む