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 上野山さんからのリポート
 「初釣りでグレが釣れた

  越前の玉川 (福井県)
   2022/01/10

 


1月10日の成人の日に令和4年度の初釣りに行きました。
メンバーはいつものFさんに、サンスイ釣り具でアルバイトをしていたことがあるA君、A君の友人のN君です。
このメンバーでは昨年の秋に、サンスイ釣具店の近くの沖の一文字で竿を出しています。
今回4人で釣ることができる場所ということで、場所は越前の玉川に決めました。

10日の朝5時にサンスイ釣り具に集合して、お昼ごろまで釣るという話になりました。
10日の朝3時半に目覚ましをかけて寝たのですが、どうも人と待ち合わせをすると早く目が覚めてしまいます。
夜中の1時半に目が覚めてしまい、どうにも眠れないのでそのまま起きていました。

4時半にサンスイ釣具店に到着いたしますとまだ誰も来ていません。
今日の天候は晴れで北東の風が吹くという予報です。
波の高さは2mのち1mです。
前日河野海岸に波を見に行きますと、チヌ釣りにはちょうどいいようなウネリがありました。昨日のウネリが残っていれば、今日もグレは釣れるのではないかと思います。

昨年の秋以後はずっと地磯や堤防の釣りが続いています。
たまに30cm程度のグレが釣れて、毎回おかず程度の釣果が毎回ありますので、まあそれなりに満足しています。
秋になってから、なかなか休みにベタ凪の日が当たらないので渡船で釣りができません。
この時期はしょうがないですね。

私はオキアミ1枚と集魚剤を混ぜてマキエを作りました。
まだ水温が高いようなので、サシエはボイルのレンガとしました。

5時過ぎに4人の支度がととのいましたので,玉川に向かって出発です。
1時間ほどで玉川の駐車場に到着しますと車が1台止まっています。
釣り場は広いので、他に釣り人がいても何とかなるだろうと岩場を歩きます。

釣り場に到着しますと、一人の釣り人がルアーを投げていました。
ルアーの釣り人に断って釣り人の右側に私とFさん、左側にA君とN君が入ります。

前日のウネリが残っていて、波は2mほどあります。
まだ北東の風が吹いていないのでほぼ無風状態です。
今日は釣りやすいコンディションです。

Fさんが「前回釣れた一番右側のサラシが出るところで釣らないか」といいますが、その場所は海に向かって突き出ていて、足もとが切り立っていますので、私は足がすくんでとても落ち着いて釣はできません。
私は足場の良い中央寄りでのんびりと竿を出すことにしました。
まあグレが2,3匹釣れて晩御飯のおかずになればという気持ちでした。

マキエの用意を済ませますと、時刻は7時前になりました。
この時間では、ランプがなくても仕掛けを作れます。

今日の仕掛です
竿はアテンダー1.5号、道糸2.5号にハリスは2号としました。
ウキは3Bとしてサルカンでハリスを結びウキ下を3ヒロにしました。
ハリは身軽グレ6号で始めます。
タモはFさんが6mの長いものを用意してくれました。
足場が高いこの場所では6mでないとうまく魚を掬えません。

足もとにマキエを撒いて、第1投です。
ウキは竿1本ほど先に投入します。
右から出るサラシに押されてウキは左に行きますが、右沖に出ていきます。
これは釣れそうな感じです。

しばらくして仕掛けを上げますとエサがありません。
次もエサがないので、少しタナを浅くします。

5投目でウキがゆっくり入ります。
合わせますと魚が掛かりましたがそう大きくはありません。
抜き上げましたのは27cmほどのグレです。
この魚はハリを飲んでいましたので締めて磯クーラーに入れました。
これで初釣りでのボーズは逃れましたので一安心です。

マキエが効いてきたのか、フグにハリを取られるようになりました。
グレは釣れずにフグがウキを引っ張ります。
アタリがないので仕掛けをあげますとハリが無いこともしょっちゅうです。

隣のFさんもフグを釣っていますが、たまに25,cmのグレも釣れているようです。
「足もとにスズメダイが浮いてきているので遠投している」ということです。
Fさんはサラシにマキエを入れて、サラシのきれるアタリにウキを遠投しています。
やはりこの場所は右側が釣れそうだなと思います。

ウキがゆっくり入りますがカラブリなのはスズメダイがエサを咥えているのかもしれません。打ったマキエに群がるスズメダイも見えます。
この時期に水面までスズメダイが浮いてくるということは、かなり水温が高いのですね。
しまいに、私はスズメダイも釣ってしまいました。
これではグレの活性が高くなり浮いてくるまではエサ取り相手の釣りになりそうです。

左側の2人の様子を見に行きますと、二人ともフグしか釣れないといっています。
サラシが出て沖に向かって潮目ができていますので、そこで釣れないかと聞きますと、「潮目にウキを投入してもフグしか釣れない」ということです。

「グレが出てきてフグを蹴散らしてマキエを取るようになるまで辛抱して」とアドバイスしました。

時刻は9時を回りましたが私は朝のグレしか釣れません。
たまにエサが通ってガシラが釣れますので、エサ取りだらけということも無いようです。

この頃から北東の風が吹き出しました。
私は少し休憩をしてパンを食べました。
横風に道糸が取られますので、休憩のついでにハリスにジンタン5号を3個付けました。
これで、ゆっくりウキは沈むのではないかと思います。

隣のFさんは30cmのグレも釣りましたし、たぶんそれ以上のグレも掛かったようですがハリはずれでバラシています。
やはり、この釣り場は右端のほうが、サラシが出るのでよくアタリが出るようです。
Fさんは持って帰るグレを6枚ほど釣った後、左側で釣りをしていたN君と場所を変わりました。

私は釣りを再開しました。
ウキを右に投げますと右から吹く風に押されて足もとに戻ってきますが、ウキが足元に来たあたりで仕掛けがなじんでウキが沈み始めます。
少しウキの沈み方が早いなと思い竿をあげますと魚が掛かっています。
磯に抜き上げたのは29cmほどのグレでした。
この釣り方でボツボツとグレが釣れて、私はお昼過ぎまでに27〜29cmのグレを7匹釣りました。
この釣り方ではグレが釣れてもあまり面白くないですね。
ほとんどのグレがハリを飲んで釣れてきます。
やはりウキは浮かして釣るほうが面白いですね。

今日は、磯釣り初心者のA君とN君が持って帰るグレが少ないだろうということで、釣れたグレはすべて締めて磯クーラーに入れました。
隣で釣っていたN君は28cmほどのグレを1匹釣りましたが、磯に抜き上げた魚を逃がしてしまいました。
これは残念です。

やがてお昼になりマキエも無くなりましたので釣りを終了としました。

風が強いので、竿を海に向けて真下に下ろしてしゃがんで釣りをしましたので、翌日は体中が痛かったです。
釣りをしている間は、変な体勢で釣りをしていても不思議としんどくはないですね。

今日の釣果です。
Fさんは2630cmのグレを8匹、私は27〜29cmのグレを7匹、A君とN君は手のひらグレをそれぞれ1匹ずつという結果となりました。
サンスイ釣り具で私とFさんの釣ったグレから6匹をN君に渡しました。

私は5匹のグレを持ち帰りました。
この時期のグレは太っていて、とてもおいしいです。
晴れた日にワイワイ言って釣りができて、楽しい1日でした。
初釣りでグレが釣れましたので、今年は幸先良い出だしとなりました。

 

今日の釣果 グレ2729cm 7匹 太ってコロコロしている


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