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上野山さんからのリポート
「30年前のリールがよみがえった」
美浜町丹生 (福井県)
2024/09/29
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今年は沖釣りでヒラマサが釣れているということで、Fさんと9月29日に船釣に行きました。船はFさんのいつも使っている福井県美浜町丹生のH丸です。
同行者は私とFさんと、たまに一緒に釣りに行くN君です。
船釣に行くと決まってから、私は久しぶりに手巻きのリールを使ってみようと思いました。
リールはシマノのSLS3000と4000です。
リールのカウンターの電池はとうの昔に寿命が来ていて、スイッチを入れても液晶画面にはなにも表示されません。
このリールは30年ほど前によく玄達瀬に船釣に行っていたころに使ったものです。
なぜに手巻きのリールを使うかといえば、NHKの「釣り人ばんざい」などで船釣のシーンが出てくるのですが、たいてい魚が掛かっても竿を掛けたまま電動リールのスイッチを押すだけですので、これではあまり釣った気がしないのではと思ったからです。
せっかく遊びに行くのですから、できれば魚の引きをじかに感じ取りたいと思うのです。
たまに昼食を食べに行く店の御主人も船釣をしますが、彼も手巻きリール派です。
先日はその店でご主人が手巻きリールで釣ったヒラマサのフライを食べました。
「今年はよくヒラマサが釣れますよ。サイズは65cmほどですがよく太っています」ということです。
釣の前にサンスイ釣り具店に行き手巻きリールでヒラマサ狙いをするといいましたら「もうリールのカウンターは動かんやろ一回見てやる」といわれましたので、私は30年前のリールを店に持っていきました。
サンスイの御主人はリールのカウンターの部品をノコギリで切って分解して、中のボタン電池を交換してくれました。
ノコギリで切ったカウンターは接着剤で又つなぎ合わせてくれました。
「この部品は日本製なので動く確率は高いと思う」というご主人の見立て通り、電池を交換したカウンターは動きました。
ご主人はリールのグリスなども差してくれてリールはよみがえりました。
SLS3000は天秤釣用にPEを巻き、4000は以前フカセ釣用に巻いてあったナイロン8号をそのまま使うことにしました。
これで準備万端です。
9月29日の天気は曇りですが、波が2mのち1mです。
出船は午後1時です。
波がありますので私は酔い止めを飲みました。
港に行きますと午前中の釣り人は70cmの真鯛を釣ったということですがヒラマサは出なかったということです。
Fさんの情報によれば80cmのヒラマサも出ているということですので期待は膨らみます。
1時に出た船は15分ほど走って沖のポイントにイカリを下ろします
私はまずフカセ釣をしました。
竿はテンリュウマグナの3.6mの船竿、リールはシマノSLS4000に道糸8号、ハリスは6号7mでサルカンを使って道糸と結びます。
ハリはガマヒラスの13号です。
このハリは、いつものグレ釣りの6号とか7号のハリから見ると超巨大なハリです。
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復活したカウンター
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船の上のマキエの箱からオキアミをぱらぱらと撒いて、仕掛けを流れに乗せていきます。
風はありませんが、時折大きなウネリが来てよろけます。
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30年前の竿、リールでフカセ釣
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私はゆっくりと出ていく道糸が突然走り出してバックラッシュしないように、親指をリールのスプールにかけながら釣りをしますが、猛烈に糸が出ていくことはありません。
潮が悪いのか、船は3回ほど場所を変えます。
この間N君が35cmほどのイサキを2匹釣っただけで、私にもFさんにも何も釣れません。
まあ、ヒラマサが1匹でも釣れればよいと思いましたが、これではボーズかもしれないと思います。
4時ごろになり船は陸のほうに大きく移動します。
移動してすぐにFさんがハリス切れで大物をバラしたといいます。
見てみると6号のハリスがスパっと切れています。
これは大型のヒラマサが回ってきたのかもと気合を入れますが、ようやく私に釣れたのは25cmほどのレンコ鯛です。
その後はFさんがレンコ鯛2匹、N君がレンコ鯛1匹釣れただけです。
やがてそのまま終了の6時となりました。
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ボーズ逃れのレンコ鯛 24cm
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私はヒラマサ狙いで釣りに行きレンコ鯛1匹という貧果でした。
釣りに行く前にはサンスイ釣り具店で「60cmのヒラマサが何本も釣れたらクーラーに入らんで」などと話していましたが、まあそんな話をするときは不発ですね。
良かったことといえば、30年前のリールがよみがえったことでしょうか。
これはサンスイ釣り具に感謝です。
船釣でも次回に期待という結果でした。
まあ、釣れるときもあればそうでないときもありますね。
水温が高いので磯釣りはもう少し先かなという感じです。
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