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上野山さんからのリポート
「グレも釣れたしシマダイも釣れた」
泊 (福井県)
2025/11/16
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11月16日は釣友のFさんと泊に釣りに行きました。
久しぶりに日曜日が凪の日となりお客さんは多いようです。
電話で予約を入れますと我々は2番船となりました。
1番船は6時、2番船は7時に出船ということです。
朝5時前にサンスイ釣具店でFさんと待ち合せます。
前日は10時前には布団に入ったのですが1時過ぎに目が覚めてしまい、あとはなかなか寝付けませんでした。
5時にFさんが来てFさんの車に荷物を積んで泊に出発です。
車の中で、Fさんと最近の泊の話をします。
何度か泊に行ったことのあるH君は先週、泊で84cmのマダイを釣り上げています。
ハリス2号ということです。
このとき彼は真鯛の50cmほかチヌも10枚釣っています。
これでもう彼は免許皆伝、私の弟子ではなくなってしまいました。
この話を聞いて、私はマダイが来るかもしれないと思い、前日にリールの道糸を3号に張り替えました。
ハリスも3号を用意いたしました。
6時に駐車場につきますと、事務所の反対側の駐車場には車がありません。
2番船の釣り人用にあけてあるようです。
しばらくして車がやってきます。
最期にやってきたのはゆたきち師匠です。
「宇久に行こうかどうしようか迷いましたがここにしました」と言っています。
「朝はイカ釣りもやろうと思います」と相変らず欲深いオヤジです。
船頭が軽トラックで港から戻ってきました。
「オヤッ軽トラックの色が違うな。新しくなった」と船頭に聞きますと「アンタこれは5月頃に入れ替えやんやで、長い間来とらんな。モグリかとおもいますよ」と言われてしまいました。
5月以降は冠島に行ったりしていて、泊には来ていませんでした。
今日の天気は高気圧が張り出しているので1日晴れです。
風は南でそう強く吹きません。
「結構ウネリも残っているので低い磯は乗れませんよ。奥の磯は1番船の釣り人が乗っているので、手前の磯になります」と船長が言います。
ゆたきち師匠は「カメに乗ろうかな」と言っていましたがカメは二人組が希望のようです。
船に乗る直前に師匠は「私はミズガシラに下ります。一昨年あそこでグレ入れ食いになりましたし、シマダイの35cmも釣りました。シマダイも35cmあると40cmのグレが掛かったかなと思いますよ。やはり過去の成功体験にすがってしまいます」と相変らずのオヤジでありました。
「ミズガシラ」にゆたきち師匠を下ろした後に船頭さんが私に「イグリに二人で下りるか」と聞いてきましたが、まだウネリが高くて二人では窮屈そうということで、私とFさんはエボシという磯に二人で下りました。
「エボシ」は磯の中央にエボシの形をした岩がある磯です。
我々が磯に下りたのは7時20分ごろでした。
荷物を高いところに置いて用意をします。
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エボシ中央で釣るFさん
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私が隣の磯との水道側で磯の左端、Fさんは磯の中央部から竿を出しました
ウネリが残っているので時折目の前まで波が上がってきますし、しょっちゅうシブキがかかります。
今日の仕掛けです
竿はがまかつのマスターモデル尾長M、道糸3号、ハリス3号、グレバリ7号です。
ウキはピースマスターの3B、道糸とハリスは直結しウキ止めゴムの下に3Bのオモリをつけます。
ウキ下は3ヒロでスタートです。
1投目です。
ウキはサラシに押されて水道の中を左に流れます。
しばらくして仕掛けを上げますとエサがありません。
これは釣れそうな感じです。
次もすこしウキを押さえるようなアタリがありますが、合わせてもハリにかかりません。
3投目です。
仕掛けがなじんで少し引き戻しますとウキが入ります。
合わせますと今度は魚が掛かりました。
海面に浮いたのは久しぶりのグレです。
3ヒロでハリが口にかかっていますので、今日はこのタナでよいのでしょう。
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朝7時半過ぎに釣れたグレ26cm
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この後何も釣れないかもしれないので、このグレは活かしバッカンに入れました。
足元はエサがとられますので、サラシの少し先にマキエを打って仕掛けを投入します。
仕掛けがなじみますとウキが入って次は29cmのグレが釣れました。
足もとにマキエを打ってもスズメダイが見えません。
水温はまだかなり高いですが、スズメダイの活性はそう高くないようです。
フグも釣れてきません。
サラシの沖側で26から29cmのグレがぽつぽつと掛かります。
Fさんも28cmまでのグレが掛かっているようです。
そのうちウキが入ったと思いましたらいきなり竿が引っ張られます。
オッ、マダイかと思いましたが合わせたときの手ごたえはそう大きくないです。
すこし竿を引き込まれましたが、魚はすんなりと寄ってきます。
海面に上がってきたのはシマダイでした。
この魚は自分でタモを出して掬いました。
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8時ごろ釣れたシマダイ33cm
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シマダイが釣れたあとは、潮の流れが左から右に変わって、少しアタリが出なくなりましたので私はパンを食べて休憩しました。
まだ磯の周りは日が当たらないので、暗くて寒いですが今日は青空が広がっています。
風がないので絶好の秋の釣り日和です。
私はグレも釣れたしシマダイも釣れたので今日はもういいかという気持ちになりました。
釣を再開いたしますと潮は右に流れます。
このころから、たまにフグが掛かります。
ウキが入っても空振りやフグが釣れたりしますのでグレの時合は終わったのかもしれません。
時折ベラも釣れてきます。
たまにエサが残るときがありますので、少しウキ下を1ヒロ深くしました。
ウキ下を深くして2投目にサラシの沖でウキが入ります。
合わせますとフグの引きではありません。
頭を振りますのでチヌのようです。
海面に浮いてきたのはやはりチヌでした。
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10時ごろに釣れたチヌ34cm
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Fさんも私がチヌを釣る前に同じくらいの大きさのチヌを釣っています。
その後3投ほど空振りの後で、ウキが入り合わせるとまたチヌの引きです。
今度は少し小さい33cmのチヌが釣れました。
Fさんには30cmほどのカンダイの子供が掛かりました。
まだ水温が高いので今日はいろんな魚が掛かります。
秋のいい天気のもとで、のんびりと磯釣りが楽しめてリラックスした1日となりました。
エサが残りますとタナを5ヒロまで落としたりしましたが、結局マダイは不発でした。
12時を過ぎてからはフグが出だして、私もFさんもハリを5,6本とられました。
ウキ下を2ヒロ半にしましたら、たまにグレが釣れるようになりました。
20cmほどから28cmのグレがフグやベラの釣れる間に釣れます。
今日は迎えを2時に頼みました。
1時半で竿を置きましたが久しぶりの磯釣りで疲れました。
今日の釣果です
私はグレ26〜29cm7枚で4枚持ちかえり、シマダイ33cm1枚、チヌ33,34cmの2枚。
F君はグレ26〜28cm9枚で7枚持ちかえり、チヌ34cm2枚でした。
20から25cmほどのグレは二人とも10匹ずつくらい放流しています。
2番船で一緒のH君はチヌ40cm1枚、ヒラスズキ60cm1匹ということです。
ゆたきち師匠は、過去の成功体験がよみがえり、グレが入れ食いになったということで26cmから30cmを6枚持ち帰ったということです。
チヌも30〜40cmを5枚釣って1枚持ち帰りということです。
この日はグレの釣果で言いますとゆたきち師匠が竿頭ではないでしょうか。
これで、また師匠は当分「ミズガシラ」指名となるのでしょうね。
磯釣りは磯選びから始まりますが、ゆたきち師匠の成功体験に基づく磯選びも選択肢の一つですね。
私は竿を出したことのない磯でやってみたいほうですが。
今日はハリス3号で釣りをしましたがFさんとそう変わらないくらい釣りましたので、魚の活性が高いときはハリスの太さはあまり関係ないなと思いました。
また、凪の日がありましたら泊で竿を出したいと思いました。
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