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さすが地元民は違うね
ノコギリ崎(石川県)
1998/05/09
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5月9、10日に大学時代の同級生が集まり、同窓会を開いた。
久しぶりの顔もあった。
年月の経過がそれぞれをすごく成長させている。
腹回りを。
昔の見る影もない。
もともとなかったという意見が多数を占めるが。
みんなダイエットという言葉を知らないらしい。
ビールの取り過ぎとちゃうか。
私も痛風の発作は出るし、肝臓はフォアグラ状態らしい。
医者には酒禁止と言いわたされている。
集合した場所は民宿西野という料理がおいしい宿だ。
美食は痛風の大敵ではあるが。
へくら島釣行などのおりにちょくちょくお世話になるところである。
私は釣りを始めて25年以上経つが、今まで2度だけあせって手がいうことをきいてくれず、ハリを結べないどころか、餌をうまくつけれないことがあった。
その1度がへくら島でのチヌ釣りであった。
乗っ込みの最盛期にうまく当たり、こんな浅いとこでという所にウジャウジャとでかいチヌが湧きせびれを出して餌にくらいつくという感動的なシーンに出くわした。
その後も何度かへくら島には渡っているが、チヌの顔を見るもそんなシチュエーションにはその後は出くわしていない。
大阪からの4人と金沢で合流した1人との5人で能登半島の日本海側で宴会前の3時間ほど竿を出した。
皆月漁港近くのノコギリ崎という地磯だ。
チヌ、グレねらいである。
荒磯自然遊歩道の入り口に車を止めて、歩きやすい遊歩道を歩く。
ところどころには、油あとが残っている。
原油流出事故の傷跡がまだ生々しい。
しばらくは浅いところが続くが岩をくりぬいたトンネルをぬけると感じの良い磯が現われる。
水深もあり、グレが釣れそうなノコギリ崎や大長崎である。
私と相棒、地元輪島市出身の黒杉さんとビギナー2人の5人並んで竿を出した。
私はビギナー2人の世話役みたい。
最初の1匹はビギナーの1人に来た。
何か知らんが竿をのされそうになっている。
そんなに大きいのか。
周りにヤイのヤイの言われてあたふたしながら上げたのはメバル。
20cm。
まあまあのサイズでおいしそうだが、そんなのでのされそうになるかな。
その後は各人まんべんなく、メバルの15〜20cm、グレの20〜28cmが釣れだした。
黒杉さんは30cmをちょっとだけ超えているグレと40cm弱のチヌを釣り上げた。
さすが地元民。
なかなかやるじゃないの。
釣りしか娯楽のないところで育った人は違うね。
宴会の時間が迫ってきた。
まだまだ釣れ盛っており、これから地合か、という午後5時に竿をたたんだ。
短時間の釣りではあったが楽しい時間をすごせた。
夜は宴会である。
酒もすすむし、食もすすむ。もちろん話しもはずむ。
民宿西野の料理は和倉の高級旅館の料理と比べても、質、量ともに負けていない。
量については凌駕していると思う。
自信を持ってお勧めできる宿である。
ひいてる温泉も良い。
機会があればお泊まりください。
メモ
皆月漁港は能登自動車道穴水終点(此木I.C)下りて30分。
穴水終点出てすぐ24時間営業の餌店あり。
シーガル穴水インター店 0768-52-2727
民宿西野
石川県田鶴浜町ロ部 97-1 0767-68-3131
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