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「51.7cmと51.4cmがうらやましい」
二木島 (三重県)
2011/02/13
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3連休は四国で竿を出そうと考えていた。
上野山さんは体調不良で参加できないとの連絡があった。
木曜日の晩に出るつもりでいたが、天気がどうも怪しい。
ゆたきちさんとメールをやりとり、ずっと相談し続けていた。
金曜日出発も金曜日の昼まで考えていたが、結局四国行きを断念する。
ゆたきちさんと2人、日曜日だけ二木島で釣ることになった。
紀東全体、ちょっと前まで水温が低くくて、ボーズ続出だった。
先週くらいから水温が上昇し、喰いだしたようだ。
少し期待が膨らむ。
仮眠しようと早めに港に着いたが、思ってた以上に車が駐車されている。
明日はどこに上がれるのだろう。
乗船場に集まったのは30人程である。
ガマの口から船は付けていき、二木島側の湾内磯と沖磯でほとんどはけた。
船に残ったのは私達以外1人だけ。
甫母側の磯を目指す。
ホトケ、ムツミヤ、小バエには誰も乗ってない。
中ノ島には3人乗っている。
ゆたきちさんが船頭に「どこかいいとこはないか」と聞いている。
「あんたがこっちに来いと言ったやないか」と言い返されている。
私がムツミヤってどうよとゆたきちさんに聞いてしまった。
ゆたきちさんと一緒に底物では有名なムツミヤに渡った。
2人とも小バエ向きに竿を出した。
ウネリがあって正面沖向きには竿を出せそうにない。
1投目、2投目ともサシエは盗られない。
波は足元を洗うし、飛沫も頭の上から降ってくる。
こりゃ、かなわん。
少し内側で釣っているゆたきちさんの方へ移った。
これが最初の移動である。
磯際を攻めていたらウキが沈んだ。
根がかりか。
魚は掛かっているようだ。
引きはしない。
上がってきたのはムラソイの32cmである。
その後も黙々とその場所で竿を出し続けるもアタリはない。
大きな磯に2人だけである。
思い切って20mほど内側に移動する。
2回目に移動した先も足元が洗われそうな場所である。
そこではすぐにアタリがあった。
左手にはサラシが出ている。
サラシの際に仕掛けとマキエを投入した。
ウキはゆっくりと沖に出ていく。
竿2本先くらいのところでウキが海中にゆっくりと入っていった。
アタリだ。
合わせると少し沖に走った。
ハリス3号なので切れる心配はなさそうだ。
糸は出さず、竿尻を魚の方に向けていた。
徐々に浮いてきた。
チヌか。
足元を波が洗う。
少しタモ入れに時間がかかった。
ゴム長を履いていればいいのだが、ゴアのシューズを履いている。
冬場だけに足が濡れたらかなわない。
47cmのチヌは無事にタモに収まった。
しばらくその場所で竿を出し続けるも、足元を波が洗うのが気になる。
また、ムラソイを掛けた場所に戻る。
3回目の移動。
ゆたきちさんはホトケ向きを釣っている。
ホトケ向きではコッパグレが掛かっているようだ。
小バエ向きではサシエも盗られない。
ホトケ向き、ゆたきちさんの隣に移ってみる。
4回目の移動。
ここでは20cmちょっとまでのコッパが掛かるだけだった。
ここもすぐに諦める。
チヌの釣れた場所に移動する。
5回目の移動。
丸ハゲの28cmを追加する。
大グレを釣りたい。
釣りたいものが釣れないのでその後も釣る場所をふらふらと変わりまくったが何も来ず。
ゆたきちさんはコッパに終始したようだ。
磯もまだまだ空いていたので別れて釣ったほうがよかったのかな。
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私の釣果 |
港に戻って検寸に出される大グレを見ていた。
50cmを超えるグレが2枚測られている。
タイラでの51.7cmと寺島での51.4cmが仕留められていた。
他に45cmオーバーも2枚検長器に乗せられていた。
40cmくらいなら測りもされていない。
大グレが続々測られていてはクーラーから出しにくいのだろう。
30人で50cmオーバーが2枚、45cmオーバーなら4枚か。
かなりの高確率で大型グレが仕留められている。
こんなときによう釣らんか。
がっくりと肩を落として帰途についた。
私よりゆたきちさんの方が肩の落ち具合は大きかったようだが。
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