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「竿が伸されて道糸から切れた」
沼島 (兵庫県)
2011/09/25
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今シーズンの初釣りである。
グレには早いが1人で沼島に行く。
昨年の今時分はハマチが釣れていた。
今はどうなんだろう。
狙いものは定めず、竿を伸ばしに行く。
このところ、短時間で行ける沼島で竿を出すことが多くなった。
年に2〜3回なので、通っているというほどには訪れていない。
地磯でも竿を出す。
歩きと渡船利用が半々くらいだ。
とらや渡船と川口渡船の両船を使いわけている。
大きい魚が濃いのか、かなりの確率で竿を大きく曲げてくれるところだ。
出船時間は午前5時30分である。
午前3時30分に目覚ましをセットし4時前に家を出た。
途中のコンビニに寄り、土生港には出船15分前に着いた。
既に川口渡船は港に入っていた。
急いで支度をして船に乗り込む。
とらや渡船の客は多いが、川口渡船の客は地元の親子連れ2人と私の3人だけだった。
子供さんもよく釣りに来られるのだろう。
格好も様になっている。
メジロやヒラスズキも上がっているらしいとその親子から聞いた。
親子連れはヤカタに渡られた。
私はクジラに1人で渡った。
初めて上がる磯だ。
とりあえず、あっちこっちを攻めてみる。
道糸、ハリスとも3号とした。
最近は4号ハリスを多用しているので3号ハリスも細く感じる。
数年前なら1.5号や2号ばかりだったのに太いハリスを平気で使うようになったものだ。
上野山さんの影響だろうな。
潮はゆっくりと流れている。
朝から1時間は磯ベラが何匹か掛かっただけである。
エサ取りが出だし、サシエが盗られるようになった。
磯上から見えるシモリのある五合バエ向きで22cmのガシラが掛かった。
下立神向きでは25cmのウマヅラハゲが掛かる。
その頃には磯の周りはオセンだらけになった。
ウマヅラハゲもたくさん見える。
きびしい状況になりつつあった。
ヤカタや五合バエは潮が速そうに見えるが、ここはゆっくりした流れである。
サラシもない。
ヤカタの親子が竿を曲げているのを一度だけ見た。
取り込んだのはツバスのようだ。
クジラの足元はオセンだらけである。
エサが残るところを探す。
五合バエ向きでガシラを追加する。
午前9時になった。
見回りは何時やったっけ。
潮下である下立神向きにちょっと投げると20cm前後のチャリコが連発で掛かりだした。
ウキがスッーと入るが、竿を立てたら軽い。
午前10時になって見回り船がやって来た。
ヤカタの親子は場所替わりするようだ。
私も片付けよう。
変わったところは裏磯のチヌ場のようなところである。
ハリスは3号のまま変えなかった。
風が左前方からになって釣りにくいが、沖向きに釣り座を構えるのがいいのだろうな。
ボイルだけに、遠投は難しそう。
風を背に受けて港向きに釣ることもできるが浅すぎる感じである。
気温が上がってきたのでカッパを脱いだ。
雲が太陽の光を遮っているときはいいが、雲の間から太陽が顔を出すとやっぱり暑い。
ここはオセンがいないのか、磯ベラばかりが掛かり続けた。
釣り座は具合よく椅子のような形状である。
これ幸いにと腰を掛けて釣る。
のんびりムードが漂う。
正午になって、やっと一つ来た。
やっとというほど大きい魚ではないが。
ベラのアタリと同じようにウキが沈んだので合わせたら、ちょっとだけ引く。
すぐに上がってきたのはチヌの33cmである。
その2投後にメバルの25cmが来た。
ちょっといい感じである。
風が収まったのでウキを20mくらい投げてアタリを待った。
マキエはウキの頭に打つ。
沖をゆっくりと右に流れていっていたウキが勢いよく沈んだ。
糸がビュビュと走る。
合わせたら竿が根元から曲がった。
伸されそうになり、糸が飛ぶように出ていった。
無理に止めようとしたが竿が伸されて道糸から切れた。
何だったんだろう。
裏磯といって侮れないな。
すぐに仕掛けを作り直した。
道糸、ハリスとも4号をくくる。
竿も同じ1.5号だが、少し硬いのに変えた。
午後1時前に、また来た。
竿が伸されそうなほどには引かないが、よく引く。
重量もある。
ハリスが太いので糸を出すことはないが、自由に動かれた。
右や左にある根に気をつけて浮かせた。
いいサイズのチヌだ。
今日初めてタモを使った。
納竿は午後2時なのでもう少し時間はある。
もう一つ二つと思って竿を握ったが、その後は何も来なかった。
こうして、私の開幕戦は終了した。
何かを狙って来たわけではないが、竿が曲がってよかった。
次はグレを狙って南紀か紀東や四国に行きたい。
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