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不真面目グレ師さんからのリポート 　　江須崎(和歌山県) 　　　1999/11/22

11月22日いつもの相棒＜賛ちゃん、の休みに合わせ、私はまたも仕事中の釣行となったが、今シーズンの口和深での貧果もあり、迷わず江須崎へ直行しました。
いつものように深夜12時、相棒がニヤニヤしながら私の自宅に到着、私は準備万端で荷物を乗せ変え一路南に向けてスタート。
車中ではいつものバカ話に花がさき、（今日は人魚を釣るとか、もう仕掛けに餌を付けてるとか、）あっとゆうまにフィシングショップ尾崎に到着、辛口の話と江須崎の情報を聞き早々に江須崎に向けて出発。
３時30分田中渡船の駐車場に到着した。

いつもは私のイビキで寝れないとぼやいている賛ちゃんが今日はタカイビキとハギシリをかみながら寝ている。
私は寝れなかった。

午前６時10分、17人ほどを乗せた田中渡船の船は、他の三隻が揃ったところで全開で疾走していく、船長の顔からは想像できない！
ソビエト、一の島、大蛇、今日は大潮でべた凪。
どこでも乗れそうだ、、、が、私たちは尾崎さんに言われた湾内の磯を選んだ。。。

潮が全然動いていない、、釣れそうに無い、、、私がイガミを釣った時点でその磯をあきらめ、11時、カイラのはなれに磯代わり。
ほぼ干潮で、どこでも釣りができる状態で私は時々波をかぶっているが一時間はできるだろうと思い西向きの先端で釣ることにした。
賛ちゃんは南向きに釣り座をとった。

潮はほとんど動いていなかったが、サラシを利用して流しているとウキが勢いよく消しこみ25ｃｍのグレをゲット。
一応キープすることにした。
一時間ほどして潮がかなり上がり始めたので、釣り座を移動。
東向きの先端で二人で釣ることにした。

一投、二投、と仕掛けを入れるが餌が残ってくる。
おかしい、、何かいるので は、、 たなをどんどん深くしてみたら、ようやく餌が取られたがまだウキに反応が出ない。
撒き餌をパラパラ足元にまいて覗いていると、横で叫び声が上がった。

「キタ〜〜！」賛ちゃんである。
大きそうだ。
小柄な賛ちゃんがのけぞっている。
「バラスなや！」と声をかけるが反応が無い。
夢中だ！

いつもはここで切られるのが相棒の賛ちゃんだが今日は切られない。
＜おかしい、、やっと我に返った賛ちゃんがニヤニヤしながら「グレや、50ｃｍはあるで〜」といいながらタモに収めた。
私は悔しさを押さえながら、チラット横目で魚を見ただけで何もいえなかった。
それを知ってか相棒はえらく上機嫌で鼻歌交じりでクーラーに収めていた。

私はＢのウキに2Ｂのオモリをうち、どんどん沈めていく方法に切り替えた。
何投か投入していると、いきなり竿までくるあたりがきた。
これも大きい。
私は 大声で、「60ＣＭはありそうや〜！」と叫びながらタモに収めた。

その後賛ちゃんが二匹を追加して午後五時の納竿となった。
結局私が、イガミ一匹とグレ二匹。相棒がグレ三匹の釣果だった。

港に帰り、計ってみると賛ちゃんの50ＣＭのグレは42ＣＭで、私の60ＣＭのグレは40ＣＭだった。
魚はチヂムらしい、、、、 田中渡船で手土産をもらい、帰路についた車中で相棒はイビキとハギシリをしながらニヤニヤしながら寝ていた。
また行こうと思った。＜一人で、、？

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