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はまたろうさんからのリポート
「岬でトンネル脱出!」
潮岬(和歌山県)
2001/11/22
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今回の私には後がありません。
と言うのも10月20日からの4連続ボーズだからです。
これを打破するにはヘボ釣り師なもんで、釣れている場所に行くしかありません。
そこで選んだのが最近好調の潮岬です。
11月21日の8時に自宅を出発し大阪の釣友N君の自宅には一時間で到着。
彼は明日の金曜日は会社を休めないので、彼の道具だけを車に積み込み、出発します。
彼は22日の夜に電車で串本まで行くことになっていますので、行きは一人で串本までの一人での長〜いドライブになります。
そのうえ今回は阪神高速の南行が通行止めだし、海南から御坊までの高速も通行止めと普段より時間が掛かりそうです。
餌を予約している釣太朗には12時30分に到着しオキアミの生6kgに添加剤1袋を混ぜて、二日目の餌も購入し、潮岬の笠原渡船に着いたのは2時30分でした。
その後5時まで仮眠し、待合所に入っていくと、もう船頭さんと客が話しをしていますので、私も一緒に話をしていると船頭さんが「兄ちゃん一人か?それやったらこの人達と一緒にコデシマに上がったらどーや!」と3人組と別の1人と私の五人がコデシマに上がることに決まりました。
心の中では”やったぁ!狙いの磯や。
これでグレは貰ったも同然”と、ついニヤケてしまいます。
その後6時に船着きまで降りて行きますが、笠原渡船は全員で10人程ですが、うりた渡船は30人はいるようです。
そして船がオオクラの西を通って行くと早い下りがゴウゴウと流れています。
6時30分にはアシカの西側で他の二隻の渡船が来るのを待ち、笠原渡船の船頭の笛を合図に、予定通りコデシマへ着け、私は沖向きのドウネ寄りに場所をとりました。
仕掛けを準備していると隣のドウネでは、ひんぱんに竿が曲がり次々とグレが上がっています。
私の仕掛けは竿5m・1.5号、道糸2.5号、ハリス2.5号、山元ウキのレギュラーのB、針は競技グレの7号です。
潮は向かいのコジとの水道を沖に向かって出て行きますので、足元に撒き餌を打ちそのまま15m程流すと、1投目から鋭いウキ入れで走り回ります。
青物かと思いましたが、ジャンプして正体は1m程のダツと分かりガックリです。
その後も沖まで流すとダツばかり3匹釣れたので、沖を諦めて右のシモリの際に、狙いを変更して暫くすると、またもや鋭いウキ入れでフリーにしていたリールから糸がビシュッと出て行き、何とかあしらいながらも上がってきたのはツムブリ。
その間もウダシマ向きの3人組は頻繁に竿を曲げて30前後のグレを上げています。
沖向きは今日は失敗やったなぁと思っていると、別の船が二人組を上げてきて、その二人がコジとの水道向きに入ったので、万事休す!
諦めて沖向きでするしかありません。
その後、昼までにサンコを二匹釣って、今日もボーズか〜と諦めながら釣っているとなんと、ウダシマ向きの3人が帰り支度をしているではありませんか。
さっそく、その人達に「ここで釣ってもいいですか?」と聞くと、「どーぞ。私達はもう10枚ずつは釣ったんで帰ります。」と嬉しいお言葉!
場所を変わって撒き餌を打つと、いるわ・いるわ2ヒロ位の所に30cm前後が、ウジャウジャ!!
ウキ下を2ヒロにして撒き餌の中に入れて仕掛けを軽く張ると、ピューっとウキが入って30cmが釣れ「あー、これでボーズはのがれたぁ〜」って、本気でニヤケてしまいました。
その後は一緒に沖向きから変わってきた人と入れ食い状態!
Wヒットも何度か有りました。
しかし、しばらくすると、一緒に場所変わりして来た人が、納竿の準備をしだして、残った撒き餌を足元にバラ撒くではありませんか!
「ヤメテー!!」と言いましたが後の祭りです。
そしてそれを境にグレは撒き餌と一緒に、遥か彼方へ・・・
その後は撒き餌をしても、一匹も見えませんでしたので、泣く泣く納竿しました。
その後、磯から待合所に戻って船頭に「明日もコデシマに上げて!」とお願いすると、「今日は何匹や?」と聞くので、「昼からで8枚です」と言うと、「明日はコデシマで何匹釣るつもりや?」
そこで私は「ん〜???20枚目標ですっ!!」とデカイ事を・・・・
明日のことを知らずに。
昨日の10時過ぎにN君が串本駅に来ましたので今日は2人での釣りです。
6時頃に船着きに行くと15人位の客です。
うりた渡船は40人はいるようです。
昨日と同じくアシカの西側で待機して他の渡船が揃うのを待ちますが、その時笠原渡船の船頭が隣の船に声を掛けると、なんとその船がコデシマに着けると言っています。
私達は一番に下りるつもりでしたので、舳先にいましたが、後から船頭が、○○君、あっちがコデシマ着けるから、こっちはウダシマに着けるで!」
オー、マイ、ゴッド!!!
ポイントが、わからん????と、思っている間にもうウダシマに着けました。
慌てて高場のコデシマ向きに陣取りますと、船頭が手振りでOKマークです。
よっしゃ!場所はここでエエんや、とおもむろに仕掛けの準備です。
今日はハリスは2号、針は競技グレの6号をセットし、第1投!
ウワッチャ〜。 潮が全然動いてない。(>_<)
その後、仕掛けを何度もチェンジしますが、餌は付いたままだし、ウキも投入点から殆ど動きません。
向かいのドウネやコデシマも全然、竿が曲がっていません。
今日はアカンなぁと思いながら、ふとコデシマとの水道に目を移すと、先ほどまでと違って潮が走っています。
そして、そこには湧きグレが見えているでは有りませんか。
隣のN君に「あそこ見てみ!湧きグレや!!」
しかし彼は、「湧きグレは釣れへん!」って興味無しですが、私はウキ下を50cmにして、30m先の湧きグレに直撃しますが、ウキが着水と同時に、グレは一瞬で居なくなってしまいます。
何度か攻めてみますが、ウキは下へ流されるだけです。
そこで今度は湧きグレの5m程、潮上に投げて仕掛けが落ち着いた時に、湧きグレのポイントに到達する様にすると、オープンにしたベイルから、ビシュッ!っと糸が出ますので、ベイルを戻し軽く合わせると、グーンっと竿に乗りました。
「やった!乗ったでぇ」と言うと、隣のN君もウキ下を1ヒロにして遠投し始めたので、彼に「潮上に仕掛け投げろよ」と注意しますと、彼にも待望の当たりが有りました。
その後、1枚ずつ追加した所で、グレは遥か彼方へお帰りになりました。
1日目:28〜33cm 8枚
2日目:32cm
2枚
N君32cm 2枚
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