TOP 釣行記index 次のページを読む
Ryutoさんからのリポート
「尾鷲の解禁磯」
尾鷲 (三重県)
2003/05/17
|
|
紀東方面の磯が5月1日から解禁されていたのは、もちろん知ってました。
ですが、まぁ人が多いだろうと、ほとぼりが冷めてからかなぁ〜なんて見過ごしてきたのですが、「天」の声に励まされ、17日尾鷲に半夜で出動。
気ままな単独釣行。
午前11時前に尾鷲港に到着、天気は予報に反し曇り。
港には車が一杯でした。
船頭が船におり、既に数人の客が集まっているので、急いで用意。
空を睨み、合羽を磯クーラーに入れる。
「弁当忘れても傘忘れるな」
11時過ぎに、のんびりムードで出港。
若干のウネリがあるものの良コンディションのように思われる。
湾内磯の投げ石には、裏向きに釣人。
サバルも裏向きに釣人がいる。
割れ亀もなんだか2級ポイントに人が居た。
オナソも3番や2番は空いてて、裏向きに人。
どういうこっちゃ?
とにかく、人はまばらですが、カブト、三ツ石と来ると急激に竿の乱立。
やはり、、、。
(後で分かったのだが、チヌ釣り大会をしていたらしい)
船はそのままドマクラ方面へ。
おおっこれがドマクラ、尾鷲湾の入り口かいっと関心。
沖からドマクラ、筆島、アイノ島と並んでいる。
水道筋は、潮が通りそう。
大潮の干潮時間帯だったので、磯が出ていたが、先端のテラスには亀の手やフジツボが一杯。
これは夕方には波が洗いそう、、、。
船で時間待ちして、正午に渡礁。
4人でアイノ島に降りた。
もちろん初めて降りるので、朝からの釣人に釣況を聞いたり、磯をうろうろしたりする。
小サバが居るけど、40センチ強の口太グレを釣っておられた。
1発バラシもあったそうです。
まぁこれからやろうとゆっくり準備。
タックルは一応の尾長仕様。
マキエは生とボイルで添加剤は無し。
他の3人は好きなところに釣座を構えて用意しているので、空いている先端右よりに入った。
足元のサラシにマキエを入れて第一投。
ウキ下は4ヒロで、2Bにハリスに仁丹。
少し深めを狙えとの船頭の助言があったので、、、。
仕掛けは水道を沖に流れて筆島からのサラシとのヨレに吸い込まれる。
おおっエエ感じゃん。
が、しかし、刺しエは付いたまま。
船頭が1週間ほど乗せてないと言っていたが、こんなにエサトリ少なくってエエのか?
マキエを生を中心にバンバン入れてるとようやくサバが見えてきたが、手を焼く程ではない。
磯際ではサバやベラが乗るが、沖では無傷状態。
浮き下を深くしてイサギでも狙ったろかいとも思うが、まぁお土産狙いはもう少し後からでもエエだろう。
そうこうする内に、先端の釣人が水道筋の奥に入った。
アイタッ。
そこは僕が後で満潮が近づいたら狙おうと思っていたところなのに、、、。
まぁエエ、代わりに先端行ったろ。
やはり沖に島があるより水平線がある方が、僕は好きである。
再度、足元からマキエを入れ、仕掛けと同調させていく。
何投目かにシモリ際で、ススッとウキが動く。
バシュ。アワセが決まる。
コッパが飛び出る。
うーむ、、、。
そんなことを繰り返していると、大きめの波が来て下半身ずぶ濡れになった。
潮が上げた?
ちょっと波が出てきたか?
あと1時間もここには立てないなぁ。
左よりの釣人に状況を聞くが、磯際がコッパ。
沖はキタマクラとのことだ。
ただ左側の方が活性が高いように思うので、波を被る覚悟で先端から竿を入れる。
不思議なことに左に仕掛けを入れると左(江戸鼻方向)に流れる。
しかも風に逆らって、、、。
風はさっきから北風が吹いていたので、水道筋では右(九鬼方向)に流れていたのに、、、。
まぁ初めての磯なので、良く分からんが、どうも本潮は左(江戸鼻方向)に流れている感じ。
水道筋では、筆島からのサラシに引かれて右に行くのかな。
しかし潮の色は良くないなぁ〜。
てな事を考えているとスポンとウキが入って27、8センチが釣れた。
ちょっとまし、でもリリース。
この辺りから風がましになり雨が降り出す。
そのまま波と雨に濡れながらも続けているとサラシの切れ目で、スルスルとウキ入れ。
これはっと期待できる入る方。
風に取られていたラインを巻き、アワセを入れる。
軽い手応え。
磯際に駆け下りながらリールを巻き続ける。
巻くにつれ重量感が増す。
マズイ、、、。
手前には沈み根があるのは分かっていた。
やばーって思いながら、右の水道筋に誘導しようとするが、思うようには動いてくれない。
沈み根から嫌々して離れず、ゴンゴンと首を振る。
強引に出すか、このまま竿の弾力に任すかって考えてたらフッとハリ外れ。
やってもうた。
グレかは分からないけど、そこそこの型だったろう。
ヘタクソッ。。。
その後も同じところを攻めるが、アタリはなし。
気晴らしで小サバを付けてサラシにほり込むが、これも無反応。
つっ辛い。
どんどん潮は上げて来るし、しかも吹いていた風が止んで、波が出てきた。
どうしようかと思ってると、際どい奴がきた。
退散。
筆島との水道筋に移動。
しかし、ここは筆島からも狙うし、ちょっと混雑状態だ。
それより波はウネリと化し、ガンガン上がってくる。
こら不味いなぁ〜。
私は低い磯は好きだし、飛沫を被るぐらいどうって事はないけど、、、。
皆は黙々と釣りしてたけど。
続きをしたけど、こういう状態では集中できない。
船が見えるまでは長く感じた。
筆島では何度かタモが出てたし、隣の人はバラシもあったようだけど、僕はウキよりウネリ見てる時間の方が長かった。
ようやく船がきて、トットと退散。
しかし、皆さんはまだやりたい雰囲気だったが、船頭がマイクでがなる。
命を預けている船頭はプロ。
そのプロが引くと言えば絶対なのである。
そこでのシロート判断は取り返しの付かないことを招く恐れがある。
自然相手の遊びは下手すると命を落とすことを認識された方が良いです。
これ以上は言いませんが。
無事、全員を回収して、船は湾内へ。
大石のハナレが空いていたので、4人で渡礁。
遠慮を見せずにオナソ向きの先端に入る。
大石自体には初めて上がる磯だが、チヌ・グレが狙える磯として名前ぐらいは知っている。
痛い目にあった話しも何度か、、、。
ハリス1.5号のライトタックルで後半戦(終盤戦?)開始。
マキエを打てば、赤ジャコがわんさか。
でもその動きには活性がない。
同様に磯代わりしてきた人も始める。
見てると添加剤入りのマキエを使っているので、赤ジャコの活性が一気に上がる。
潮は気持ち左(須賀利)に向けて流れている感じ。
濁っていて良いように思う。
潮の色が悪いのと濁っているのはなんか違うように思う。
上手く言葉には出来ないが、緑がかった色でも悪いと感じる時と、濁ってると感じる時がある。
濁っている時は期待できる。
ウキ下3ヒロが馴染み、角度が変わったらジワジワーと海中へ。
来たっ。
アワセを入れると足元に突っ込んでくる。
おっ尾長やと思わせる引き。
しかし、1.5号の竿の弾力には余裕が。
2,3度の頑張り
もそこそこに30センチ級が浮く。
保険でタモ入れ。
やはり尾長。
体高があってポッテリとした美味いタイプである。
迷わずキープ。
ウキの馴染み方、入り方からすると連発すると確信。
後はサイズアップがあるかどうか。
時間が惜しいので、ハリだけ7号に換えて即続きを狙う。
案の定、27〜30のコッパ尾長が連発するが、物足りない。
しかも、4匹目は穂先が絡まった瞬間にひったくっていったので、折れてしまった。
撤収といい、穂先折れといい、最悪。
スペアのロッドに換えて続きをしたが、すでに潮が止まっていた。
磯際を中心に一発逆転を狙うも、納竿の6時半までなーーーんも来なかった。
アイノ島で夕方まで出来たらなぁと思わずにはいられなかった。
TOP 釣行記index 次のページを読む
|