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上野山さんからのリポート
「A級磯の周りはアジだらけ」
音海 (福井県)
2004/06/06
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「ぐれねっと」管理人さんの下山さんと6月6日に梶賀に釣行を予定しました。
金曜日の夜に連絡をとろうと電話を入れますと電話が通じません。
自宅に電話をすると「イズスミ@管理人さん妻」が出ます。
「電話が通じないんですけど、今日は家に帰ってくるんですか」と聞きますと、「釣り道具をもって出ていったので、今日は帰らないということですよ。場所は聞いていないのでどこにいるかわかりません」といいます。
「そうですか。では、電話がかかってくるのを待っています」といいますと「ケーキのアドバイスありがとうございます。ナイスですね」と言われます。
「ケーキのアドバイス」とは、下山さんが給料日にはケーキを買って帰るという「家庭内撒き餌」の話をかつて釣行時に車の中でしたことがあるのです。
「日常の撒き餌の積み重ねでスムーズに釣りに行けるんですよね」と私が言いますと「いつも給料日にはケーキを2個買って帰るんです」と言う下山さんです。
「2個とは少ないのでは。もしかしたらイズスミ@妻は、けっこうケーキ好きで本当はいっぺんに4、5個くらいは食べたいのではないですかね。うちなんか安物ですがケーキは一度に10個くらい買って帰りますよ。妻子ともに買った夜に2個、翌朝も1個は食べています。うちの鬼嫁なんかモンブランなんかそのまま一口で食べてますよ。ケーキのときは蛇みたいに、ちょうつがいがはずれるのか、口が大きくなるんですわ。女性はたいがいケーキ好きですよ。1人ケーキ1個では撒き餌の量が足りないのでは」とアドバイスしました。
その後下山さんは、もっとたくさんケーキを買って帰っているようです。
それが「ケーキのアドバイス」の話です。
この後の釣りの話が短いのでつい前置が長くなりました。
ようやく下山さんと連絡が取れますと5日の土曜日は近くの小浜で船釣りをするということです。
そのまま合流して梶賀に行きたいところですが天気予報が良くありません。 東の風で1日中雨、波も2.5mの予報です。
梶賀は中止にして急遽日本海側に釣り場を変更します。
日曜日の朝1時30分に敦賀のビジネスホテルに下山さんを迎えに行きます。
「昨日の船釣りでは50cmオーバーのヒラメを釣りましたよ。船ではアコウやソイ、マトウダイ、ハマチなどみなさんいろいろ釣りましたよ。船頭仕掛ですが、サビキの仕掛に掛かってくるアジに大きな魚が食いついてくるんですわ。アジはいやというほど釣りましたよ」ということです。
サンスイ釣具店に寄りエサを受取り音海のウミックさんに向けて出発です。
ウミックさんで朝4時30分に磯釣りの渡船に乗ったのは6人です。
福井グレカップの決勝が今月ここであるということですので、下見の人などお客さんは多いのではないかと思ったのですが、朝一番の釣り人は少ないようです。
船長に「昨日はどうでした」と聞きますと「だめでしたね。潮がよくないようです。前の週は土曜にグレが出ましたが日曜はだめでした。今日は海峡に乗りませんか」と言ってきます。
「海峡」は半島の右端に位置する釣り場です。
潮の通りがよく、ガイドブックでは、マダイや青物など一発大物も狙えるとあります。
数年前の冬には50cm近いグレも出ているA級磯です。
前回は、人の乗っていない奥まった磯でアジを避けてチヌ釣ったのですが、今回は潮の通るA級磯ですので、釣り人の撒き餌にアジがついていないか心配です。
5時前に磯につきますとあたりは明るくなってきています。
撒き餌もしないのにスズメダイが水面まで浮いてきています。
曇り空で海はベタ凪です。少し南風が吹いているようです。
足元に撒き餌を打ち、タナを3ヒロで始めますがあっというまにエサがとられます。
2投目でアジが釣れてきます。
その後はアジの入れ食いです。
隣で釣っている下山さんもアジの入れ食いのようです。
ここは潮の流れる釣り場ですが、潮がほとんど動いていません。
1時間ほどして私は1号のウキに変えてウキ下6ヒロで遠投しました。
今度はエサがついてきます。
更にタナを落として7ヒロにしますと、ウキが入ります。
アジではない引きですがあまり引きません。
釣れてきたのは15、6cmのチャリコです。
これが4匹ほど連続で来ますが、だんだん小さくなります。
大きなマダイが来ないかと打ち返しますが、潮が止まってしまいなにも釣れなくなりました。
下山さんに「どうですか」と聞きますと「アジとベラばかりです。グレは見えませんね」ということです。
そのうち10時になり迎えの船が着ました。
帰りは三方町のレピアの湯という温泉に入りさっぱりしました。
下山さんは敦賀でお菓子を買って帰りました。
イズスミ@妻への撒き餌は切らさないようです。
「今度は梶賀で大物を釣りましょう」といって下山さんとは昼過ぎに敦賀駅で別れました。
「今度こそ」はいつまでも続きますね。
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