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Ryutoさんからのリポート
「不安は一杯、期待も一杯」
二木島 (三重県)
2005/01/05
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年明けの寺島以降は、ボこそないものの低空飛行が続く。
2月の3連休は家族でスキーのため、今週行かないと、もう終盤になってしまう。
Fショーにも行きたいが、ええ〜いっフィールドにたってナンボと行くことにした。
1月の島陰で撃沈した帰り道、2月にリベンジしようとなっていたので、今回のチームぐれねっと釣行会には、参加できなかった。
皆さんは九鬼に行かれるようだ。
釣れてるのかな?
九鬼には思い入れがあるみたい。
同行の2人が連ボのため、釣場選択を任された。
妙なプレッシャーを感じながら情報を集める。
今期行ってみたいと思っていたのは、二木島と古和浦だ。
前回の古和浦は水温が下がって食いが渋かった。
1週間以上も前なので、ボチボチ食いが戻れば面白そう。
インターネットを見たり、友達に聞いたり。
紀伊長島なんかも低調からの復帰の兆しがある。
一方尾鷲や梶賀は食いが落ちてきた。
二木島は良いらしい。
悩んだ挙句、行った事のない二木島に期待することにした。
実は、二木島には5年ほど前に1度だけ行ったことがある。
寺島に乗り、35センチぐらいを2枚釣ったような。
その時は、保平さんだったので、もうやっていない。
全く知らない釣場と渡船屋に不安は一杯。
未知なる釣場に期待も一杯だった。
深夜12時に自宅を出発。一人をピックアップし、大台を越えた。
心配された凍結もフルスタッドレスのランクルの前では、障壁にならなかった。
エサを受け取り、情報を聞き出す。
「良く釣れてんでしょ。昨日はどうでした。」
「う〜ん、ちょっと(食いが)落ちてきたな〜。」
「水温も落ちてきたし、先週が良かったよ。」
「・・・・」
あまり希望が持てる情報は得られなかった。
カウンターには、その良かった先週に尾鷲で釣れた実寸57センチと55センチがあった。
5時に港に着くと結構車がある。
知ってる磯に無理やりにでも降りるべきか、最初は授業料と思って最後まで残るべきか。
悩んでたら出船の時間。
釣人は30名近いと思う。
湾を出たとこすぐから磯付け。
常連らしき人たちが次々と降りる。
続いて沖に出て笹野島へ。
1人しか降りない。
どうする?・・・見送った。
寺島、ホーロク、タコ、イガミバエどんどんと人が減る。
高麦まで行った時には、残り6,7人。
恐る恐るRyutoですが、3人でできるとこありますかって聞いた。
じゃ、弁天(笹野島)に行きな、と返事。OK!
3人で弁天に渡礁。
早速ジャンケン。
私は、釣座取りのジャンケンに勝ったためしがない。
普段は、弱くないと思うのだが、、、。
案の定、真っ先に負けたが、狙っていた先端部分に入れた。
明らかに良さそうに思えた場所には、先客が居る。
船付きも良いが、下り潮だし先端が面白そうだ。
磯クーラーとロッドケースを持ってフ〜フ〜言いながら移動。
北西風が強いが、小さなサラシがあり、潮も効いてる。
いかにも魚のいそうなハエ根もある。
イタダキ!!
タックルは、ロッド1.7号、道糸2号、ハリス2.5号。
エサ屋でみた大グレの幻影がちらつく。
マキエ・サシエはもちろんボイルのみ。
ふと見ると先客の竿が曲がる。
良型のようで、なんどか糸を取られた後にバラシ。
逸る気持ちを抑えて、ウキを通し、針を結ぶ。
パラパラと撒いてサラシの際から流す。
1投目はサシエが残った。
2投目は根掛かり?
えっ、どうしてこの状況で根掛かり?
浅いの?
先客が竿を曲げ、35センチほどのグレを取り込む。
焦る。
少し沖に投入し、サシエを馴染ませる。
ウキは、サラシに押されて沖に出るが、どうも角度がおかしい。
ウキ下は足元に入っているようだ。
ウキにブレーキを掛けながら流すが、状況は同じ。
数投目にガシラが釣れた。
Oh!NO〜!
良くタカノハ釣ったら終わりなどと言われるが、私はタカノハ釣ってもそれほど気にしない。
過去にタカノハ混じりに良い思いをしたことが何度もあるからだ。
もちろんボの経験もある。
しかし、メバル・ガシラは良くない。
コイツが釣れる日は、間違いなく苦労する。
良い思いをしたことがない。
特にメバル。
紀東でコイツを釣ったらボ100%だ。
今回はガシラだったので、少しはましか。
不思議と梅雨時には、グレに混じってガシラが釣れることもあるが、メバルは駄目。
閑話休題。実釣に戻るが、とにかくエサ取りで全くサシエが持たない。
ウキ下1.5ヒロでもだめ。
根掛かりの原因は2枚潮で、上っ面が下り潮だけど、底は上り潮で付いて来てる。
書くこともないので、閑話に戻ろう。
今回は、渡船システムが分からないだけに不安があった。
冷静に考えると良く選択したなって思える。
私が行く釣場の渡船屋さんは、○○さんココいこか〜と船頭さんが声を掛ける。
紀伊長島も尾鷲も梶賀も樫野もそうだ。
というか、そういう釣場に通うようになったと言うべきか。
以前は、枯木灘にも通ったりして、舳先に群がったりもしたが、すっかりそういうのが嫌になった。
ここは、人を呼ぶことはしないようだ。
磯の雰囲気は良いけど、また来る気になるかどうかは、今日次第か。
弁当を受け取って、釣友2人と食べる。
気分転換に釣座も移動して、並んでやってみると、そこでもガシラが、、、。
もう寝よかな。
だが、釣場選択をした当人が諦めたのでは、任せてくれた釣友に悪い。
再度、仕掛け、マキエを一新して、やる気を振り絞ると違うものが振り絞れた。(大じゃないよ)
ふと元いた釣座を見ると、サラシと潮がぶつかりヨレができている。
良い感じ。(最近この良い感じが当たってない)
バッカン、竿、タモを持って再度移動。
釣り始めると朝と違い、サシエが残る。
馴染み方も断然良い。
釣れる、釣れるぞ〜、釣るぞっ!
釣友1人も移動してきて2人で、食いそうなんやけどなぁとぼやきながら続ける。
サシエの頭だけ取られたりするので、グレかも知れない。
ウキ、ハリス、針を変えて真剣にハエ根を攻める。
掛けても取れるかどうかギリギリのところで、ウキが入る。
竿を横に引きそのまま弾力でハエ根から引き出す。
ウキがハエ根から離れてから竿を立てた。
魚が見えた。
グレだ。
2,3度根に摩った感覚があったので、慎重にタモに納めて、ふ〜と一息。
ボを逃れた。
タモを引き寄せると既に口から針は外れていた。
危機一髪。
もう一人の釣友を呼び3人が並ぶ。
上り潮が通り、条件は良さそう。
サシエはたまに齧られる。
仲間が増えて、話しながらやってると“コツン”と来た。
反射で竿が跳ねたが素針を引かされた。
ドジ、マヌケ。
ここで連発できないのは、腕だからしょうがないとしても、1つ釣ると余裕が出るのは悪い癖。
しっかりとウキを見てれば、2枚目だったのに。
その後、目眩がするほどに集中したが、私のウキが沈むことは無かった。
釣友の一人がサンノジ、40グレ、バラシと納竿前に気を吐いたが、もう一人はボに終わってしまった。長島や古和浦は好調だったようだ。
やはり釣場選択は難しい。
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