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ばっとまんさんからのリポート 　「紀東・梶賀で８目釣り」 　　梶賀　(三重県) 　　　2005/09/17

何年前でしょうか？シマノ提供「釣りロマンを求めて」で児島玲子氏が紀東で尾長の60UPを仕留めた放送を記憶してる方も多いと思います。
紀東の梶賀は私のプライベート釣行圏内（中・南紀、紀東、若狭、徳島）の中で50UPに一番近い大グレ場。

しかし、釣れる→混雑の図式で今までは敬遠してたものの、情報化が進むうちに意外に「乗れる」って思う様になり、今年5月に初めて挑戦しました。
結果は常連さんの、ここ独自の「超磯際・ビシマ釣法」に翻弄され、自分の釣りが出来ませんでした。
その後ビシマ釣法も機会があれば試し、自分なりに消化、それを確認する為、再び梶賀に挑戦する気になりました。

総距離190Kmの中、高速利用は45K、900円と一番安い釣り場なんですが、反面、一般道の利用、オマケにワインディング・ロードが110Km程あるので交通量によっては時間が読めません。
山ちゃんとは会社に22：30に集合、さっさと荷物を積み込んで出発。
高速降りてもスーパーやコンビニで食料・ドリンクを仕入れてもまだしばらく市街地を走るので「全然釣り行く雰囲気」じゃありません。（笑）
そして大台ヶ原越えのワインディング、楽しいドライヴですが、先行車のマナーが悪く（？）、追いついても譲ってくれないのでトンネル等の直線で抜いては頑張り又抜いてと走った結果、休憩のタイミングを逃し3時頃、１ピッチで渡船屋さんに到着してしまいました。

5時半出船との事だったので車で仮眠してたら4：45位に女将さんが「そろそろ準備して下さい。」と起こしてくれたので名前を告げ、解凍予約してたボイルを2枚受け取り着替え。
ここはボイルの出前してくれるので昼からの船で2枚頼む事にしました。
5：15に私達入れて5人の出船となりました。
ここ梶賀は私が知ってるのでは3件の渡船屋さんがありますが、他の船は10人以上乗ってます。
（これが、私が勝三屋さんを利用する理由でもあります。）
出航してしばらく、船長さんから名前を呼ばれ、スピードダウン。
前回乗った大黒の少し手前の磯に上がります。

荷物を高場に置いた後、山ちゃんと偵察に行きましたがほぼ台形に出っ張った地磯。
恒例のジャンケンに勝った私は荷物運ぶのも面倒なんで船着きを選び、山ちゃんは反対側の角を釣り座と決めました。
満潮から下げに入った時間なんで磯際にピトンを立て、バッカンに給水、タモを組み立てピトンに掛けた後タックル組み立て。
サオはＩＬリーガル３号にリールは又もやアオリマチック3050＋ライン5号。
何でアオリマチック？って人もいるけど（ギャグとの説も：笑）、大物狙いではリアドラグは便利やと思ってます。
ウキはMサイズのG2にサルカン挟んで5号ハリスを2ヒロ取り伊勢尼10号を結び最初は完全フカセ、っと言ってもハリが重いので結構馴染むのは早そう。

手前のサラシにボイルをパラ〜リと撒いてスタート！
際はハコフグやらネンブツがチラホラ。最初はサラシの先端から始め、角の2箇所を攻めますが時々エサ触る位でナーンも釣れません。
30分程フカセした後、ビシマ釣法に挑戦。
ウキはそのままでハリ上10センチ刻みにゴム張りの3Bを３個打った後、20cmおきに3Bを段打ち。
波のタイミングを見て際にボイルをパラリ、次の波で仕掛け投入、ウキが水面に出るトコで止めて待ちます。
何でも磯際から30cm離したら喰わんそうな。

で、１っ投目からアタリありました。
上がったのは18cm位のガシラ。
続いてデッカいガシラ。
しばらく間を置いてイラ。
次に25cm位のフエフキ。
１時間程何やかんや釣れましたが本命のグレは喰いません。
っと沖を見るとエエ感じです。
ガン玉を外してフカセに戻しました。

	カツオヒット

ビシマ釣法のマキエが効いてたのか数投目にウキがシューっと消し込まれ、合わせを入れると猛烈に突っ込みます。
グレっぽいスピード感、３号ザオをひん曲げるパワー。
ライン出されるのでドラグを目一杯締め直して山ちゃんに「来たぞ〜！」って叫びました。
強引にグイグイ寄せた時、サカナは隣の出っ張った磯へ。
「ヤバイ！」っと思ったら迂回。
ん？迂回？？グレちゃうのん？？？
波被ってる隣に移動して浮かせたサカナはカツオでした。
が、駆けつけた山ちゃんに掬ってもらう寸前にハリ外れで逃げちゃいました。
はあ疲れた。。。

	山ちゃんもカツオゲット

弁当船が来てしばらく、又ウキ入りました。
さっきと同じ感じやったのでベールオープンのまま走らせてから寄せて無事フィニッシュ。
40cm位ありました。
山ちゃんが「面白そうですね〜♪」と言うので「ここ入り〜！」って言いますが、「いや、ここで粘ります。」って最近ガンコになったなあ。
続いて又１本。
「オイシそうですね〜♪」って言うので「持って帰り。」とナイフを渡しました。
もう１本釣ってオネスト・ケイへのミヤゲにしようと思いましたが今度は山ちゃんにヒット！
その後はどっかに行っちゃいました。

潮も随分と引いてきたのでチョっと気になってた隣磯との水道を探りに行く事にしました。
数投してはポイント移動を繰り返し、最後のポイントでウキ入れ。
イガミでした。
続いてエサ取りのチョコーンとしたアタリがあったもののウキ浮いてきません。
合わせ入れたら意外な重量感。
ラッキー！アカハタです。
よく見るとチビのネンブツもハリ掛かりしてました。

アカハタゲット

最初にネンブツがヒット、そのハリ付きネンブツにアカハタがアタックしたんですね。
「今日はツイてる！」って思ったものの、今日は本命のグレは木っ端１枚釣ってません。
最初のポイントに戻って仕切直しです。
海況が変わったのか、スーっとしたウキ入れでキーホルダーサイズのミニグレが入れ喰い。
11時過ぎ、マキエも無くなったので前半は終了としました。

弁当持って山ちゃんの様子を見に行きましたがやっぱミニグレと戯れてました。
「メシ食うから釣ってチョ！」人の食事時間は結構釣れます。
山ちゃんもミニから20cm、25cmとサイズアップしましたがそれから伸びません。
エサも無いし、お腹も落ち着いたし、山ちゃんも釣れないし、、、眠くなりました。
「12時過ぎに船来るから気ィ付けといてね。寝たらアカンで〜。」と言ってすぐにZzz〜♪
ストーンと寝る事30分、「船来ましたよ！」って起こされました。
起こしてくれって言って無いんやけど、リレーせんとね。
私が船に乗り込み、磯に残ってる山ちゃんに手渡し。
船長さんの「ボチボチ釣れ始めてるで〜♪」の声に眠気も飛んで弟２ラウンド突入！
でも相変わらずミニグレばっか（泣）

山ちゃんもキレかけて「この傾斜、この窪み。寝たいなあ。でも寝たら撮るでしょ？」って言うので「今回はカンベンしといたろ。」
っと又もや水道の旅に出る事にしました。
数ｍおきに丹念に探りましたが、途中、釣れたネンブツをサラシで泳がせ、ヒラスズキを狙いますが、そうそう上手くいきませんね。
旅に出る事約１時間半。
腕が疲れてきました。
山ちゃんも目覚めたので少し休憩。
「2号ザオに替えたら楽やろな〜。でも、来たら後悔するやろな〜」って葛藤の末、3号ザオで通す事にしました。

	やっと来たグレ

相変わらずミニグレばっかですが、エサ残るトコでしばらく流してたらス〜っとウキが入り合わせるとズン！
久々の重量感です。
でも寄せたらサオをコンコン叩きだしチラリと見えた魚体は丸い。
サンノジ？？？
っとガックリ来ましたが浮いたサカナはグレ！
途端にウレしくなるのはゲンキンですね。
無事タモに収まって山ちゃんに「来ったヨ〜ン♪」と知らせると「参りました。こっちで釣っていいですか〜？」とタックル持って来たので並んで釣る事にしました。

もう16時、まだ16時？
どっちにしてもラスト１時間半です。
が、全然アキマセン。。。
「気ィ抜いてる時に来るんよね。」っと思いボーっとしながら釣る事にしたら、、、入りました！
今日イチの引きです。
パワーはあるけど寄せたら赤い！？っと思ってたらサオ下の根に入ってしまいました。
しばらく緩めてたらウキが動きだしたので目一杯タメて浮かせたのはオジサン。
手尺で40オーバーやけどこんなに強かったっけ？と改めて感心しましたが、山ちゃんも要らないとの事で海にお帰りに。。。

元気なオジサン

どっと疲れました。
潮だまりのスカリで活かしてたグレも波で揉まれだしたので〆たついでに他のサカナも捌いて記念写真。
それから気を入れ直してラスト30分粘りましたがドラマは無く迎えの船が通過したのを機に17：30納竿としました。

船に乗ったら初めて来た時、駐車の際お世話になったAさんと再会しましたが、半夜で来て友達と2回ずつブッチされたそうで羨ましい限りでした。
港に着いて釣果写真を撮ってもらった後、「風呂入ってね。」ってラッキ〜♪で、さっぱりして19時出発。
帰りの大台越えも4台程抜きましたが、追いつかれる車は無く順調に進み、橿原神宮近くで食事して23時帰社しました。

会社のメジャーで測ったサカナは以下の通りでした。
釣れた順に、ガシラ（28）、イラ（35）、カツオ（39）、イガミ（36）、アカハタ（32）、グレ（36）。
あと、リリースしたフエフキ（25位）、オジサン（40位）を加えたら８目釣り。
本命はイマイチでしたが結構サオ曲がって楽しい釣りになりました。

本日の釣果

ここ最近、本命以外は絶好調！ってヨロコんでいいのか悪いのか・・・（笑）
グレ狙わなかったら来たかも？
それにしても行きたい釣り場が増えて困ってます。
体力、金力、時間がもっと欲しいトコですね。。。

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