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 ばっとまんさんからのリポート
 「クジは最高!グレマスターズ2005 in 伊島」

  伊島 (徳島県)
   2005/10/24

 


今年もやってきましたダイワ・グレマスターズ。
初めて参加した4年前は関西地区大会、尾鷲に出ました。
しかし、尾鷲では検量参加者2〜3割、検量サイズそこそこ1匹で予選通過者が出る程釣れない会場。
そんなん大会の会場じゃ無い!って3年前は東四国大会に申し込みましたが応募者多数の為、参加すら出来ませんでした。
関西からの申し込みはダメなんかなあ?って思ってましたが徳島のネット仲間数名も抽選モレ。
しかし、マキエ問題が浮上し、尾鷲はアウト、徳島県伊島が関西地区大会の会場になりました。

伊島1回目はチヌ+ハゲで検量参加ならず、伊島2回目の昨年はマスターズ参加3度目の正直、最高の運で一位で予選通過する事が出来ました。
しかし、今年は尾鷲が復活、中部地区大会、関西地区大会と連続して行われます。
伊島は東四国T地区大会に。(東四国はTとUの2箇所でUは牟岐大島)尾鷲でやるなら初日の中部地区大会が有利。
悩みましたが、尾鷲でナットクいかん釣りする位やったら参加せ〜へん方がマシ!って事で伊島に決めました。

いつもながら遅い招待状。
10日前にやっと届きとりあえずはホッ。
それまでにネット仲間が関東・東海地区大会T、U、関西地区大会と延べ6人出場しましたがノーフィッシュ。
ここ最近は夜釣り、梶賀釣行と3号ザオのパワーゲームにハマって練習して無いけど、、、皆の分もカンバらねば!
しかし、やっぱ緊張、金曜の16時過ぎからモード入っちゃいました。(笑)
土曜日はNEWインパルトを購入。
トーナメントのスプールにナイロン1.5号、1.75号を巻き替え予定なんでフロロの2号を巻きました。

そしていよいよ出発日。
少し早めに出発と言う事で集合場所の会社を9時に出発、去年同様徳島の東大ラーメンを食べてホワイトハウスには0時前に到着。
情報を仕入れますが、この土日は徳島県連の大会が入っており、今日の結果はわからないけど土曜日の優勝は7Kとの事。
グレ以外のサカナも検量、それと尾数制限が無い事もありますが、すごい釣れっぷりです。
活性が高いと期待出来る反面、2日連続で大量のマキエが入った事による喰い渋りが心配です。
「昨日まではヨカッタのに〜」な〜んて聞き飽きてますもんね。
ま、それはともかく解凍予約してた半ボイル2枚+アミ1.5Kを受け取り出発〜!

会場には1時半に到着しましたが、車は数台。
今回は早めにクジ引きたいって山ちゃんの希望で3時45分に目覚ましセット。
山ちゃんのイビキでウトウトする位しか眠れませんでしたが、とりあえず10分前にクジ引き会場へ。
役員さんはリハーサル中、10人位待ってます。
4時きっかりに受付開始。
で、引いたクジは山ちゃん26番からの2番船の36番とまあまあ。
私はナント!52番からの3番船の56番!!渡礁順位5番と未だかつて無い番号、圏内です。
オマケに去年と同じ宏洋丸。
ひょっとかしたらイケるかも〜♪

一旦戻って30分程寝直し準備して再び会場へ。
開会式の時、大会委員長が「昨日は県の大会で優勝は12K、釣れていますので皆さんも頑張って下さい。」とのコトバ。
その後、ゼッケン番号の大きい順に並びますが、55番の方を見て「んっ???」八釣会と魔王会のワッペン、ネットで見覚えのある顔。
思わず「もっちゃんですか?」って聞いたら最初はとまどってましたが「ばっとまんです!」って挨拶したら「おお!奇遇ですね!」。
で、山ちゃんも呼んで会話が盛り上がりました。
彼は牟岐大島がHGなんですが、「釣れないから」って伊島にエントリーしたそうで、ひょっとかしたら同じ磯でサオを出せるかも?
思わぬOFF会となりそうです。

6時過ぎに乗船開始。桟橋1本なんで去年と同じく1番船から順に乗り込みいよいよ私達の番。
出航してしばらく、船のスピードが遅くなりました。
船室から出るともっちゃんが「準備して下さい。」って言ってます。
お〜、一緒に磯上がり♪最初に2人降ろした後、同じ磯の端に船を付けかけた時、「2人にしよか。」って船頭の一言で2番磯を外しました。
残念!
もっちゃんガンバだ!

そしてその次、2番磯の100m程沖の磯に3人で上がりました。
こっちの方がエエかも?
荷物を高場に運んで全員集合。
地元のAさん、フカセ1年目と言うBさん、そして私です。
Aさんが開口一番「ここはタイバエ。県連の大会で優勝者も出た磯です。」との事で期待は膨らみます。
さて、釣り座選び。
ここで一番番号の若い私はぐる〜と一周した後、船着きの反対に突き出たシモリに陣取りました。
2番目のBさんは船着き、Aさんはその間、ワレになった所を選びました。

            最初の釣り座

取り込み予定場所にピトンを打ち、バッカンに海水を入れタモをセット後タックル組み立て。
少し風はありますが、オレガ1.25号にインパルト、1.75号スプールをチョイス。
プロ山元ウキS-G2をセットし、1.75号ハリスに層グレ6号、ガン玉を段打ち、準備完了です。

7時を待って競技開始!
磯際にボイルをパラ〜リと撒くと潮は右から左。
Aさんが釣ってるサラシの方へ。。。
去年に続いてマキエ係かよ〜!って思いましたがしばらくは際を攻めてガシラ1匹。
一投目の仕掛けを回収する時気付いたんですが、NEWインパルトはマニュアルリターン。
リール巻いてもベール返りません。
合わせはいいんですが、仕掛け回収毎にこれはチト忙しい気がしました。

            1番・2番磯

約1時間後、90℃向きを変えました。
斜め地方に2番磯を見ながらの釣りです。
時々強い風が吹き、マキエもロクに出来ませんが、小さなサラシが出来たのでそこを攻める事に。
仕掛け投入したらウキはサラシで前に流れますが、ハリスは左向き。
エサ取られません。

「マイッタにゃあ。」と何げに2番磯を見るとサオ曲がってます。
次に見たらもっちゃんがバッカン回収してるトコでした。
もっちゃん、ピーンチ!
で、気配がしたので横向いたらAさんもサオ曲げてます。

潮の向きは相変わらずですが、少し風も収まったのでウキをゼロに変更。
ついでにハリスは1.5号、ハリは5号とサイズダウン、少し沖に出来た潮目の壁を釣る事にしました。
開始約2時間、3ヒロでエサが取られたり残ったり。
10センチきざみにウキ下を上げた結果、アタリウキを付けて2ヒロ半弱でキレイなアタリ出ました。
1匹目は35cmのグレ。
やった〜!これで今年も検量だ〜!!さ、次釣ろう!と思ったものの続きません。

10時前になりました。
様子を聞いたらAさん、Bさん共2枚。
磯替わり、場所交代はせず、このまま釣ろうという事になりました。(汗)

又エサ触らなくなったので3ヒロまで落としたら時々取られる様に。
ウキのアタマを僅かに出して潮目の壁を流しますが時々シモったり浮いたりのリズムが崩れ、極僅かにシモりっぱなし。
「!」合わせ入れたら乗りました!27〜8cmですが、やっとこさ2匹目。
居食いしてたんですねマイッタ!
潮目も遠くなったので予備バッカンにボイルを半分移し、受付時に支給されたマシンガングレでマキエを作りました。
さ、仕切直し。。。

その後、2回ウキ入れあったものの素バリ引いて11時半頃、2ヒロちょいのウキ下で凄いスピードのウキ入れで3匹目ゲット。
これも27cm位と小さいですが、あと2枚!
ウキ下を再び下げてキレイなアタリを出そうとしますが又もや沈黙。

今度はウネリがきつくなり、バッカンが流されそうになったので仕掛け流したままバッカンを高場へ移動。
で、仕掛けを回収しようとベールを返し、巻き掛けた時、ギュッ、ギューン!ブツッ!
「あ〜、やっちゃったぁ〜!」と思ってたらスッポ抜けでした。
時計を見たら12時前、去年と同じ後1時間で2枚!
まだまだイケル!と括入れますが、タイムアウト。
3枚で終了しました。
タックルを片付けて船着きへ行くとAさん追加ならずの2枚、Bさん3枚追加で5枚でした。

         競技終了のAさん、Bさん

船に乗り込み、参加者全員回収し、港へGO!
船降りてからもっちゃんに聞いたら4枚だって。
バッカン流してエサは勿論、時間、気力のロスもあったろうにさすがです。
さて、検量。
私は3枚で1430gでした。
宏洋丸のトップはもっちゃんと一緒に上がったCさん、5枚で2830gでした。
5枚揃えたBさんは船内3位、もっちゃん5位、私は(多分)6位やと思います。
そして、1番磯に上がった2人は検量成らず!

表彰式は去年よりアッサリと名前と重量のアナウンスだけ。
そして大会委員長のインタビューが始まりましたが、本来なら3位の人からなのに、いきなり2位の人に親しげに。(笑)
でも、すごく印象に残りました。
「前半はどうにもならずボーズ。磯変わりした磯もエサ取りが多く今日はダメと諦めかけたら潮が変わり、14〜5枚釣れました。」
これぞ「釣れるトコは(釣れる時に)釣れる」の典型。
後で聞いた話ですが、彼は腕も名人クラス(実際、後2〜3点で名人位だそうです。)
との事で、僅かな潮変わりを瞬時に判断、的確な仕掛けで釣った結果ですから釣るべくして釣ったと言えるでしょう。
久々に感動しました。

         本日の釣果                       表彰式

ところで、山ちゃんですが、大型サンノジ1匹に終わったそうです。
一緒に上がった人は、去年、私と前半後半を交互に同じポイントを攻めた八釣会の人。
5枚釣ったものの惜しくも船内2位、予選通過ならずでした。
面白いものですね。
不思議な縁を感じました。

帰り道、高速手前で眠くなったので「任せて下さい。」と言う山ちゃんと交代したものの、気が付けば高速のPAで爆睡中。
「ホンマにコイツは〜(怒)」
でも、そんな彼やから居眠り運転で事故る事無く無事に帰り着きましたとさ。(笑)

あとがき
今年の伊島は最高に釣れた大会やったと思います。
クジはまずまずでしたから、もう少し腕があったならリミットメイクは勿論、予選通過の可能性もあったと思います。
又、2番磯に乗ってたら後半の優先順位は1番ですから面白い展開になってたかも知れません。
運と腕、どちらも少し足りませんでした。(とは言っても練習する人や無いから仕方無いですね。)

会場の伊島、さすが東四国大会ですね。井内氏、堀井氏、山元 隆史氏等、徳島の名手がずらり参加されてました。
又、私が知らない名手達も。。。
そんな彼らでも勝てない大会に運だのみでどこまで通用するのか???
来年も伊島、挑戦します!!


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