TOP 釣行記index 次のページを読む

 上野山さんからのリポート
 「次もアズキマスを釣ってこい」

  糠の地磯 (福井県)
   2008/10/19

 


今年の夏は九頭竜川のアユ釣りに18回ほど行きました。
なんとか尺アユを釣りたいとの思いで、毎週のように通ったのですが、結局は尺には届かずに27cmが最大でした。
25、6cmのアユはかなり釣りましたので、今年は九頭竜川の大アユ釣りを堪能することが出来ました。
9月にはオトリ小屋の常連たちと、近くの宿に一泊して旧交を温めたりもしました。
アユ釣りに行って気がつくのは、私を含めて年配の釣り人が多いということです。
なかでも、圧倒的に多いのはそろそろ仕事をリタイアした人たちです。
オトリ小屋で話していても定年退職したので、泊りがけで3日ほど釣りに来ているというような釣り人はかなりいます。
オトリ屋さんの話でも、最近は平日も結構込み合うということですので、平日釣行出来る立場の人が増えてきているのでしょうね。
団塊の世代の退職がこのような形でアユ釣りにもあらわれているのではないでしょうか。

さて、10月19日は久しぶりに地磯に磯釣りに出かけました。
中年ですので午後からのほうが、体が楽だろうということで、午前中はサックスの練習をして、いつものサンスイ釣具にオキアミを2時ごろ取りに行きました。
ここ数日は秋晴れが続いております。
今日も天気予報では晴れで波の高さは50cmということですので、地磯ではあまり期待できない状態です。

店でオキアミに集魚剤を混ぜていると若旦那に「どこにいくの」と声を掛けられます。
「いつもの越前、糠の地磯に行こうと思う」といいますと「この天気と波では、浅い地磯では期待できんな」といいます。
「まあ、日が落ちてからグレの1匹でも釣れればいいと思うよ」と私は答えました。
秋晴のもとで、ウキを見てのんびりした時間をすごせるのはなんとも楽しいことです。
ついでに釣果があればという軽い気持ちで私は釣りに行きました。

9月30日から河野海岸有料道路、しおかぜラインが無料となりました。
この道を通ると、これまでの8号線を上がって下りる分が20分ほど短縮されましたので、越前の糠まで釣具店からは35分ほどで到着しました。
途中の沖の岩場には、ゴムボートで渡っている釣り人が何名か見受けられます。
堤防ではアオリイカやアジ狙いの釣り人が鈴なりに竿を出しています。
また、ボートからアオリイカを狙って竿を振っている釣り人も見受けられます。

糠の地磯に到着しますと幸い誰も竿を出していません。
波はほとんど無くて底が透けて見えますので、これは日が落ちるまでは釣りにならないだろうと思いました。
時間は3時ですがゆっくりしたくをします。
竿はレイダムの1.5号。リールはシマノのブレーキタイプ、道糸は2.5号にハリス1.7号を直結して釣研の円錐ウキ0号をヨウジで固定して、ウキ下1.5ヒロの固定の仕掛けにしました。
ハリはボイルグレ6号です。
アユつりで0.25号などという糸を使っていたために1.7号のハリスが妙に太く感じられます。

さて、釣りを開始します。撒き餌を沖目に打ち、仕掛けを遠投します。
しばらくしてウキが沈み釣れてきたのは10cmほどのベラです。
その後も10cmほどの木っ端グレとベラが交互に釣れてきます。
ウキを投入してすぐにアタリが出ますのでけっこう忙しい釣りです。
ただ潮が動いていないのかウキは投入したあともほとんど動きません。
まるで湖で釣りをしているような状態です。
4時になり、私は缶コーヒーを飲んで一服し、ついでにハリスを張り替えました。
太陽はようやく西に傾いてきましたが、まだ時合という感じではありません。

釣りを再開して2投目くらいでしょうか、沖に投げたウキが沈みましたので軽くあわせますと、竿が引き込まれます。
糸を出すほどの引きではありませんが、木っ端グレの引きではありません。
ゆっくり手前に寄せてきますが、魚は海底に向かって突っ込みます。
一瞬チヌかと思いましたが引きはそう鋭くありません。
足元まで寄せると茶色い魚です。
海面まで浮かせるとこれは良型のアズキマスでした。
大きく開けた口の隅にハリがチョンと掛かっているのが見えました。
これは落としては大変と私は慎重にタモで掬いました。

アズキマスは磯クーラーに海水を入れて生かしておきました。
この魚は家に帰ってから計ってみたら32cmほどでした。
その後、太陽が沈んでから時合いが来たのか、少し大きい20cm前後のグレが釣れますが持ち帰るほどの大きさではありませんでした。
結局5時30分まで粘ったものの、釣果はアズキマス1匹だけでした。
家に帰ってアズキマスの刺身を食べたのですが、コリコリしてまるでフグのような歯ごたえで大変美味でした。
秋磯開幕では、グレは釣れませんでしたが、アズキマスというおいしい外道が釣れて大満足でした。
嫁からは次もアズキマスを釣ってこいと言われました。

                   唯一の釣果だったアズキマス


TOP 釣行記index 次のページを読む