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 上野山さんからのリポート
 「二木島合宿、2日目

  二木島 (三重県)
   2010/02/14

 


二木島合宿2日目です。
朝5時に起きて布団を上げて急いで仕度をして港に向かいます。
5時半過ぎに港に到着して道具を車から出しますが、車が昨日よりも多いようです。
先日Y君が磯渡しに関して聞いてきた話では、渡船屋も泊まりで釣っているお客さんの希望を聞いているということです。
昨日から泊まりで釣るのは我々以外に3名ということですので、出来れば4人で寺島に上がれないかといっていましたが、どうもすごい人数で希望の磯に上がれるかどうかは分かりません。
Y君が「今日はなんと46名だそうです。2番船も出るそうです。こんなに人が多いのは私も初めてです」といいます。
「これでは4人は無理ですね、2人ずつに分かれましょうか」とK君が提案して2組に分かれることになりました。

ここで、昨日と同じ組み合わせになるのかと思いましたら「私はガマノクチが希望です」というK君と「じゃあ私もガマノクチに行きます」とすかさずいうY君が一緒になり、下山さんと私の組み合わせとなりました。
「出来れば乗っていない磯にしたいです。ガマノクチ、オイトケ、タコブチかな。ナガイシ、ヒノマル、イガミバエはいやです」という下山さんです。
「ガマノクチ」はK君二人組みが希望ですので、下山さんの希望に添えば、あとは湾内ではオイトケ、外磯ではタコブグチくらいしか乗る磯はありません。

実は、ここにいたるまでちょっとした事情があったようです。
昨日K君と下山さんは大ウネリの中ホーロクの先端に乗ったのですが、船着きに乗った釣り人から、明日は「ガマノクチ」に一度乗ってみなさいと勧められたそうです。
今日は二人でガマノクチに乗る予定でしたが、Y君が過去の成功体験をもとにガマノクチと聞いて反射的に「私も乗ります」といってしまい、こういう組み合わせとなってしまいました。
K君など頭の中は「ガマノクチ」で一杯になっているようで、「今日ガマノクチに下りられなかったらもう終わりです」などと大げさなことを言っています。

とりあえずY君が泊まりなので船長に2名ガマノクチ希望を伝えたようです。
我々は船の先のほうに乗り込みました。
6時15分になり2番船の10数名の釣り人を残して船は出発します。
最初に「ガマノクチ」に着けますがウネリは昨日と同じようにあります。
K君、Y君の二人組みは無事に下りました。

次の「長石」は誰も乗りません。
「日の丸」は希望者2名が下りました。
このウネリでは表の磯はしんどいと思いますが、あと湾内磯では昨日下りた「オイトケ」か「松の下」しかありません。
下山さんの下りた事のない磯に下りたいという希望を聞けば「松の下」は以前に下りているので、あとは「オイトケ」しかありません。
表の磯では釣りにならないかもしれないと思いました。
私はさっと前に行き次に下りる用意をしました。
「オイトケ」に下りましょうと下山さんに声を掛けます。
我々2人は「オイトケ」に無事に下りました。
下山さんが「上野山さんは昨日も乗っておられるのにすみません」といいます。

私はできれば昨日釣った磯とは違う磯に下りたかったですが、昨日は下山さんが釣っていないので、昨日釣果のあった実績のある湾内磯の「オイトケ」がよいと思いました。
私は昨日釣果がありましたので、今日は釣れなくともかまわないという気持ちでした。
磯に立ちますと、波は昨日よりも大きいくらいです。
下山さんに「昨日はここで竿を出して、ウキは足元に投入して、取り込みは磯を下りて取り込みます」と説明をします。
私は昨日やっていない左側の船着き側で竿でも出そうかと磯をうろうろしましたが、左側はウネリがきついので、結局下山さんと並んで昨日と同じ場所から竿を出すことになりました。
私は昨日釣っていますので、のんびり支度をしますが、昨日釣っていない下山さんは急いで準備をしています。
「さすがに2日目は体がだるいですな」と話しかけても、仕掛けを作りながら「そうですね」と返事もそっけないです。

私は昨日と同じ仕掛けでとりあえずウキ下3ヒロ半から始めました。
波の状態も昨日と変わりませんので、昨日と同じようにウキが流れます。
昨日、何十回と流した同じコースにウキを流すことになり、私は少し釣りに飽きてしまいました。
朝に下山さんが30cmほどのグレを2枚釣り、私が25cmほどのグレを釣って放流したあとはエサが取られるばかりですので、私は弁当が温かいうちに食べて、しばらくして左側に引っ越しました。

    釣れた フグ 今日のエサトリかな    オイトケ 今日も先端は波でのれなかった

同じ磯でも場所が変わると、なぜか新鮮な気持ちになれますね。
1時間ほどやっていると下山さんが「こっちで3枚釣れましたよ」と言って来ましたのでまた、右側に引越ししますが時合は終わったのか、その後二人ともグレは釣ることはできませんでした。
結局、私は、今日はボーズでしたが、下山さんが釣れたのでヨシとしましょうか。
下山さんの釣った最大は39cmでした。
下山さんは3ヒロ固定の仕掛けで通したということです。

         下山さんの釣果
   港で釣果を話し合う  この時はなごやか
   左からY君、一人おいて下山さん(後姿)、K君

やがて、2時15分ごろに船が迎えに来ます。
港に戻りますとK君が今日の竿頭のようです。
K君は「ガマノクチ」で47cmを頭に40オーバーを3枚釣っていました。
同行のY君はいつものように30cm前後を4枚ということです。
Y君は「K君は磯際をうまく釣っていました。私がひとりで乗っても、K君のような釣果は無かったと思います」と脱帽していました。
「Y君は大きなアイゴが掛かりましたが、昨日皆さんに言われたためか、やり取りがゆっくりでした。
ゆっくり過ぎて、グレだったら根に入り込まれるとことでした」とK君が言って皆で大笑いです。

こうして2日間の「ぐれねっと二木島合宿」は無事に終了いたしました。
2日間の釣りで大小はありますが4人ともグレの顔を見ることは出来ました。
下山さんたちは大台を越えて帰るというので、二木島で別れました。
別れ際、「今シーズン、あと1回は行きたいね」と声をかわして家路に着きました。

                      この日の竿頭 K君 グレ47cm


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