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上野山さんからのリポート
「かなりボーズな釣行記」
田井 (京都府)
2016/06/18
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私が初めて舞鶴の毛島に釣行しましたのは「ぐれねっと」の釣行記を読みますと2000年の11月のことですので、今から16年も前になります。
その時の釣行記を読み返しますと初めての場所でしたがローデの鼻でグレを1匹釣っています。
その後、毛島には5回釣行いたしましたが、ハマチやシマダイは釣っていますがグレは1匹も釣っていません。
10数年前に一人で釣行したところアジだらけで釣りにならずにボーズをくらい、料金を支払って帰るときに船頭からハマチを1匹もらって帰ったのが最後だったと思います。
6月の18,19日とFさんと四国に釣行しようと言っていたのですが、14日から四国に釣りに行っていたT君と話しましたら武者泊や中泊の沖磯はサメが出ていて沖の磯には渡さないという話です。
この話を聞いて四国に行く気が無くなりました。
では神津島はどうかとFさんが賀寿丸に電話をしますと土曜日は釣りができるが、宿泊者が多くて車が無いので泊まれないということです。
神津島まで行って日帰りはもったいないということでこれも見合わせることにしました。
じゃあ解禁になった冠島はどうかと思い渡船屋に電話をしますと、18日の土曜日はエサ屋さんが貸しきりにしているということですのでこれもだめです。
それでは一つ手前の毛島にでも行こうかという話になりました。
私が田井の山田渡船に電話をしますと女の方が出られて「明日の1番船は満員ですので、2番船になります。そのあとは迎えの時間に合わせてなら出られます。時間は夜に船頭さんと話してください」ということです。
何とも今回はフラレ続けです。
金曜日の夜に再度電話をかけて船長と話をして、土曜日の12時に帰るお客さんを迎えに行く船で磯にわたることにしました。
これでやっと釣りに行けます。
Fさんとはサンスイ釣具店に9時半に待ち合わせをしました。
今回は半日の釣ですのでオキアミ1枚にアミエビ1角、5倍増グレをマキエにしました。
ツケエサはレンガのボイルのLとしました。
毛島に行くのは10数年ぶりですので田井までの道をよく覚えていません。
舞鶴高専の前を通ったことくらいしか記憶にありませんので、山田渡船のHPのアクセス図を印刷して持っていきました。
Fさんが少し遅れてきましたので美浜から小浜西まで高速に乗りましたが、舞鶴の引揚記念館の前で11時15分になりましたので渡船屋に少し遅れると電話を入れました。
田井の漁港の手前で清掃料金千円をオバチャンに払って駐車場に車を入れますと時間は11時半でした。
支度を済ませて渡船屋さんに電話を入れますとしばらくして船頭さんが現れました。
午後の釣人は我々二人だけのようです。
「最終までやるのはおたくら二人だけや。たいがいの人は朝来て2時か3時には帰るで。グレ狙いなら今はあまり釣れんな。今日はどこに上がりたいかな」という話をされます。
グレは釣れないよと正直に言われるのはいいのですが、ここまで来たらやはり毛島で釣りをしたので「毛島に渡してください。ところでアジはいますか」と聞きましたら「アジは地方の磯ですこし出ているくらいかな」という返事です。
船はスローで毛島に向かいます。
左沖には冠島も見えますのでここの風景はいいですね。
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10数年ぶりの毛島 |
船は島の西側のほうに向かいます。
グレ狙いということは言ってありますので磯は船長任せです。
晴れていい天気ですが、今日は30度近くまで気温が上がるということです。
飲み物はポカリスエットの900mmとお茶1本とオレンジジュースを持ってきました。
磯クーラーにはサンスイ釣具でもらったバッカンで作ったという自家製の特大の氷の塊を入れました。
やがて船は速度を落とします。
船長が「ここでやってみてください。見えている根の周りを3ヒロほどで投げてみて」といいます。
なんという磯ですかと聞きましたら「西の鼻」ですと聞こえました。
西側の磯ですのでそんな名前なのでしょう。
この釣り場は浅くてところどころシモリが見えています。
まるでチヌ釣り場のようです。
島の反対側の先端にあるローデの鼻はいきなり40mほど落ち込んでいるということですので、この島は面白い地形だと感心します。
かなり斜めの船着きから荷物を2mほど上の1段高いところに上げます。
これだけで汗が吹き出します。
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我々の上がった磯 波が無いのでチヌ釣り場のようです
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私が船着きで竿を出しFさんが左隣の高いところから竿を出すことにしました。
今日の仕掛けです。
竿はアテンダーU1.5号、道糸3号にハリス2号2ヒロを電車結びで直結いたします。
釣研の小さな0ウキをヨウジで固定します。
ハリはグレバリの6号です。
今日はウキを固定にした仕掛けとしました。
ウキ下は2ヒロとしました。
Fさんもウキを固定にするようです。
足もとにマキエを打ちますとスズメダイが出てきます。
沖にマキエを打ってもスズメダイは沖になかなか出ません。
沖に何か大きな魚がいるのでしょうか。
足もとにマキエを打ちスズメダイが寄ってから、竿3本ほど沖にウキを投入してウキの頭にマキエを打ちます。
早速ウキがシューと入りますが、入る速度が速いです。
これは予想通り真鯛の子でした。
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1投目で釣れた真鯛の子 |
その後Fさんが23cmほどのグレを釣り上げます。
「今日は50匹ほどグレが釣れるのではないですか」と声を掛けました。
その後私にも連続でグレが掛かりますが22cm〜24cmほどです。
「グレ釣り大会で25cm以上の検寸でしたらこれではボーズですね」と冗談を言いました。
スズメダイはあまり沖に出ないので、足元に1回マキエを打つだけでスズメダイを止められますので比較的楽にグレが釣れます。
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22cm〜24cmのグレが入れ食いになりました。 |
この釣れ方では、夕方には30cmのグレが釣れるのではないかと思いましたが、潮は右に行ったり左に行ったりであまりよくありません。
暑いので30分ほどに1回水分補給で休憩しながら釣りをしました。
4時を過ぎてからはウキが沈まないのにグレが釣れたこともあり、ハリスを切ってタナを1ヒロ半にしました。
しかし沖に投げても足元に投げても釣れてくるのは測ったように23cm前後のグレばかりです。
やがて5時を過ぎてもコッパグレしか釣れずに5時40分には竿を置きました。
船は定刻の6時に迎えに来ました。
帰りも我々二人だけでした。
結局二人で50匹ほどグレは釣りましたが最高でも25cmほどでした。
Fさんがグレ5匹ほどとサヨリ1匹に20cmほどのシマダイを持って帰りました。
私は魚を持って帰りませんでした。
コッパグレは釣れましたが、結果からするとカナリボーズに近い釣行でした。
港で料金を支払いますと船長が「今日定置網に入ったアジです。持って行ってくださいと」言って40cm弱の立派なアジを6匹氷とともに用意してありました。
「10年前に来た時もハマチをもらったことがありましたが」と言いましたら船長はそんな昔のことは覚えていないよと言っていました。
船長に40cmのグレが釣れるという、大グリ、小グリの予約はどうすればいいのですかと聞きました。
「土日は大分前から押さえられているので平日に予約を入れてもらえば乗れるかもしれんね。大グリ、小グリはもう1件の渡船屋と1日交代になっています。釣り人も午前午後で交代するので1日4組上がれます。7月の中頃までは土日の予約が入っています」ということです。
ここ毛島でも1級磯に上がるのは大変なことです。
また来ますよといって我々は田井を後にしました。
車に乗るときにFさんが「あんたの釣行記を見たら前回は山田渡船ではなくて、もう1件の畑山渡船の大勝丸で行っているで。ハマチをもらったのは別の船やで」といわれ、これは我ながらものすごい勘違いでした。
どうりで山田渡船に予約の電話を入れようと思ったところ携帯に電話番号が無かったわけです。
私は釣りを終了してお土産のアジをもらってからも前回釣りをしたのは山田渡船と思い込んでいました。
それに気が付いていたFさんはハマチの話をしたときに気まずかったでしょうね。
しかしこうなれば山田渡船に通っていつかは大グリ小グリで40cmオーバーのグレを釣るしかありません。
前回の泊ではイカをもらい、今回はアジをお土産にもらったということで若狭の船頭さんはコッパグレしか釣れない釣り客に親切ですね。
次回こそが続く若狭釣行です。
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