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 上野山さんからのリポート
 「電光石火の判断で若狭へ グレ42.5p」

  泊 (福井県)
   2020/04/12

 



412日の日曜日は2年ぶりに若狭湾の泊に釣りに行きました。

前日に泊の大谷渡船に電話を入れますと、「明日はお昼ごろから風が強くなる予報なので、お昼ごろまでしか釣りはできんかもしれんで」ということです。
天気図では低気圧が太平洋側を通過するので、こちらでは北東の風が吹く予報です。
ただ、風がいつごろから吹くかわからないのでお昼前に撤収もあるかもしれません。

「お客さんは多いのですか」と聞きますと「予約の問い合わせは10人ほどあったけど、お昼で撤収かもしれんと言ったら、今のところ二人ですが渡しますよ」ということです。
この渡船屋は出船が8時ごろなので、お昼で終了となりますと釣る時間は4時間弱です。
コストパフォーマンスを考えますと釣りを見合わせた方も多いでしょう。
私は3時間あればグレがいれば釣れるのではないか、このまま釣り人が3人ならば一級磯で釣りをすることができると思い、電光石火の速さで「では、私一人ですがお願いします」と予約を入れました。
この判断の良さが仕事に生かされていればよかったのにと、今になって思い返されます。 

前回の若狭大島のこともあり、事前に私は念入りに天気予報を調べました。
当日の予報は曇りのち雨で、南の風のち北東の風、天気予報では波は0.5mのち2mです。
雨は昼頃から降る予報ですし、風は北東でしたらグレが釣れる「ヒナダン」周辺は少し風裏になるので、昼頃までは釣りはできると思いました。
北東の風では宇久の磯では風が正面からあたると思い泊に電話をかけました。
ただ、前日の土曜日は強い北風が吹いていましたので、出船時に波が0.5mとはとても思えませんでした。
渡船が昼に撤収ということですのでFさんには誘いの電話はかけませんでした。 

12日は朝6時にサンスイ釣具店にオキアミを取りに行きます。
今回はお昼までということで、オキアミ1枚に、アミエビに集魚剤を入れてマキエを作りました。
雨が降った時のために、重めの3Bのウキを1個買いました。

「今日は何時ごろに北風が吹くかで撤収の時間が決まるな。意外と早く風が吹き出すかもしれんよ」とご主人が言います。
「私はここ3回、若狭の釣りではグレが釣れるような磯では竿が出せないので、短い時間でも沖磯で竿を出したいです」と答えました。
「まあ、4度目の正直やね」とご主人が言います。 

泊の大谷渡船には7時ごろに到着いたしました。
少し遅れて若狭磯研の方が2名やってきます。

やがて7時半になり船長がやってきて荷物を船に積みました。
「今日はベタなぎではないよ。まあやれても2時かな。それまでに撤収の時は電話を入れますよ」と船長が言います。

私はコロナウイルスのこともありますので、皆さんと離れて一人で舳先に座っていました。
渡船は「三つ岩」を通り越して奥の磯に向かいますが、どの磯にも釣り人の姿はありません。この泊の広い磯で釣りをするのは我々3人だけのようです。 

船が「ヒナダン」近づきますと船長が「上野山さん。以前グレを釣った千畳に上がってください」といいます。
海は時折1mほどのウネリが来ます。
ウネリで上下する船から私一人で磯に渡り、若狭磯研の方に道具を渡してもらいました。

若狭磯研の方は「ヒナダン」と「ナガサキ」に分かれて下りるようです。
ですが、「ナガサキ」に向かった船は釣り人を乗せたまま引き返してきて、「ヒナダン」を回ったところの磯に下ろしたようです。
ウネリで「ナガサキ」に着けにくかったのかもしれません。 

磯に渡った時刻は815分です。
2時までの釣りでしたら時間はかなりあります。

天候は曇りで風はありません。
時折ウネリが来ますので、足元にはサラシが出ます。
海の色は澄んでいますので魚が釣れそうです。

 

2年ぶりの千畳 正面は若狭大島の磯


千畳では2年前にFさんと下りて40pのグレを釣っています。
私は今日こそはグレが釣れそうな気がいたしました。

今日の仕掛けです。
竿はいつものアテンダーU1.5
道糸はサンラインの2号です。
ハリスは大グレに備えて2号を2ヒロ取りました。
道糸とハリスは直結にし、針はザロックの7号としました。
ウキは釣研の小粒の2Bです。
オモリは道糸に噛みつけました。
ウキ下は3ヒロ半からスタートします。

足もとにマキエを打って足もとに仕掛けを落とします。
前回グレを釣ったのは足もとだったので、まずは足元を狙いました。
水面にはフグが泳いでいますので魚の活性は高そうです。

1投目から付けエサがありません。
私はマキエとウキの投入点を離してみましたが付けエサは取られます。

3投目くらいにウキは入っていませんが仕掛けを上げますと魚がついています。
これは20pほどの茶色いフグでした。
フグがいてもチヌかグレが寄ってくればフグはいなくなるだろうと私は考えていました。
そのうちフグにハリもとられるようになり、かなりのフグが海の中にいるのではないかと思いました。

9時をすぎて潮が左に流れ出しました。
竿2本ほど沖に仕掛けを入れますと、仕掛けがなじんでウキが入ります。
合わせますとフグではない引きの魚です。
水面に浮いたのは久しぶりのグレです。
慎重にタモに入れたのは31pのグレでした。

 

915分ごろに釣れたグレ


その後連続で来るかなと思いましたが、エサが取られる時間が続きます。

私はエサが取られ続けますので3ヒロにタナを上げました。
私はお茶を飲んだりして休憩しながら釣りを続けました。

9時40分ごろになり、それまで取られ続けていたエサが残りました。
これは、大きな魚が近寄って来たのだと思い、私はウキ下を4ヒロに下げました。

ウキ下を下げて左沖にウキを投入しますと、仕掛けがなじんで1mほど流れたときにウキが入ります。

ウキの入り方がゆっくりですので、私はチヌだと思いウキが見えなくなってから合わせを入れました。
合わせますとこれはかなりの手ごたえです。
竿を伸されるほどの引きではありませんが、緩めに調整したリールのドラグが滑って道糸が出ます。

私はリールのスプールをつかんで竿で魚の引きに耐えました。

1匹魚を釣っていますので、道糸2号、ハリス2号でどこまで頑張れるか試してみて、切れてもいいかなという気もありました。

魚は頭を振りますので私は当然チヌだと思っていました。
ウキが海面に出て魚が足元に寄ってきましたが、まだ姿を現しません。
魚は足もとに出ている根に突っ込みます。

この引きはチヌではないのではと私は思いました。
竿を水平にして沖に出すようにして魚の突っ込みをこらえます。
この突っ込みをかわしますと魚は水面に浮いてきました。

これは久しぶりの40pを超えているグレです。
私は慎重にタモに魚を入れました。
このグレは若狭では記録更新の42.5cmでした。

 

記録更新のグレ42.5cm


泊で釣りをするのは2年ぶりですが、2年ぶりに来て42.5cmのグレが釣れるとは相性が良いのでしょうね。

ウキが見えなくなってから合わせましたので魚はハリを飲んでいました。
足もとに突っ込んだ時に根にこすれたのか、ハリの上5pほどハリスがこすれたようになっていました。
これは、ハリス2号でよかったと思いました。

魚はナイフで締めて氷を入れた磯クーラーに放り込みました。
もう1匹くらいは来ないかと、仕掛けを入れますがまたエサが取られ続けます。
足もとにもマキエを打ち、沖と足もと交互に仕掛けを入れますがエサが取られるばかりです。

12時になっても渡船屋から連絡はないので、今日は2時までの釣りだろうと思いました。
12時ごろには沖で吹きだした風のためか、ウネリが大きくなってきましたし雨も落ちてきました。
私はおにぎりを食べたりして休憩をしながら釣りをしましたが、休憩の時に話し相手がいないと少し寂しいですね。

その後は、たまにエサが残るときがありましたので、ウキ下を4ヒロにしたり3ヒロにしたりいろいろやってみましたが1時ごろに25pほどのメバルが1匹釣れただけでした。
相変わらずフグはよく釣れました。
140分まで釣りをして私は道具を片付けました。

港に戻って若狭釣研の方に釣果を聞きましたら「ヒナダン」に下りた方は32p前後のグレを4,5匹釣っていましたが大型は出なかったということです。
もう一人、「ヒナダン」を回った磯に下りた方はチヌばかりだったということです。
今日は私にツキがあったようです。

このところ若狭ではチヌは釣りましたが、グレの釣れるような磯には渡っていないのでグレが釣れたよという報告はできませんでした。
ようやくこれで「ぐれねっと」らしい釣行記が書けました。

釣りを終えて敦賀に戻り集魚剤のお金を払いにサンスイ釣具店に寄りました。
ご主人にグレを持っているところの写真を撮ってもらい少し話をしました。
「私なら今日の天気では釣りに行きませんが、行かなきゃ釣れないということですね」とご主人が言います。
「誰でも条件がいい時に一級磯で釣ればグレは釣れるのではないかな」と私は言いました。

ご主人は仕事柄なかなかシーズン中に釣りに行けません。
前にも書きましたが、ご主人は高校生の時に越前で40cmオーバーのグレを釣って以来、若狭越前では40cmのグレ狙いでは200連敗以上しています。
今年の冬もご主人は平日に音海に2回行きましたが、釣っていないのでもう210連敗はしているのではないでしょうか。
「上野山さんはいつでも釣りいけていいですね。私も、もう一度くらいは若狭に釣りに行きます」とご主人はうらやましそうに言うのでありました。

釣れないときは釣れるまで行くしかありませんね。

私もこれでまた1年間40cmのグレは釣れないかもしれません。
次回もグレが釣れたよというレポートが書ければよいのですが。

サンスイ釣り具で記念写真を撮ってもらいました



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