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上野山さんからのリポート
「5月は5連勝で終了」
泊 (福井県)
2020/05/30
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先週5月23日の土曜日は泊に釣行、中1日置いての月曜日はサンスイ釣り具のご主人と越前の地磯に夜釣りに行き少し疲れが出ております。
しかし、なんと5月は4回釣りに行って4回とも釣果があります。
前回、越前でマダイを釣った時には刺身だけでは飽き足らないと、鬼嫁がガスバーナーを購入してきて、魚をアブリにして食べるということまでやってしまいました。
毎回刺身を少し残して、最後はご飯に刺身を乗せて出汁をかけ茶漬けにして食べるのが我が家のブームとなっております。
そういうわけで、せっかくバーナーまで買ったのだからと、またしても5月30日の土曜日に泊に釣りに行きました。
まあ、今回は鬼嫁に背中を押されての釣行です。
こう毎週釣りに行っていますと10万円の給付金もすぐになくなりますね。
私は6月も磯釣りに行こうと思い、サンスイ釣具店で20Lのハードクーラーも買いましたので、残ったお金はあとわずかとなりました。
前日に大谷渡船に電話を入れますと今回は1番船に乗れるということです。
今回はいつも行くFさんが船釣に行くというので一人での釣行です。
朝7時に渡船屋の駐車場に到着しますともう船長が戻ってきています。
1番船では8名の釣り人が磯に渡ることになりました。
先週「夫婦ガメ」の後の磯に下りた磯研の方がおられたので、「先週はどうでした」と聞きましたら「30pほどのグレは釣れたよ」ということです。
足場が良いので今日もその磯に下りるそうです。
ほかに磯研の3人組が長崎に下りるといっています。
船長が「今日はどこに下りますか」と私に聞いてきましたので「門の鼻はどうですか」と聞きましたら「あそこは遊覧船が近づいてくるので1時間ごとに客から手を振られるけどええか」といいます。
今回は、一人で静かに釣りたいと思っていましたので「では千畳のチョボではどうですか」と聞きますと「あそこは潮も通るし、ええやろ」ということで、私は「千畳のチョボ」に下りることになりました。
この渡船屋さんは、出船前に話し合いで磯が決められるのでいいですね。
お客さんも我勝ちにという人が少ないように思います。
これも、奥の磯まで行く渡船屋が1軒しかないことと、磯の数が多いためだと思われます。
7時過ぎに人数がそろって船は出ました。
今日は晴れて気温は24度くらい、風は弱い北風で波はありません。
「ミズガシラ」、「イグリ」、「エボシ」、「アゴゴエ」、「カメの裏」とお客さんを渡して次は私の番です。
「千畳のチョボ」は初めて下りる磯です。
私はこの横の「千畳」では今年の4月に42.5pのグレを釣っています。
「チョボ」からは波が引いたときに陸側に渡れば「千畳」まで歩いて行くことはできます。
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千畳のチョボ 右側に出ているのが長崎
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今日の仕掛です。
道糸2号に最初はハリス2号を2ヒロ取りウキ下は3ヒロ半で始めました。
過去の成功体験にとらわれてしまい、この時期ですがいきなり2ヒロではできません。
ハリはザロックの6号としました。
時刻は8時前です。
オキアミを撒きますと、潮は右に流れます。
最初はスズメダイが見えませんでしたが、すぐにフグとスズメダイが現れました。
ウキを20mほど投げますとかなりの速さで右に流れていきます。
1投目からエサが取られます。
2投目はハリがありません。
足もとを走り回っているフグが原因かと思います。
私はマキエとウキの投入点をずらしましたが、この後もハリを取られます。
一度ウキが沈みフグが釣れました。
このフグはハリを飲んでいないのでハリを外して放流します。
フグは4匹ほど釣れました。
こんなにフグが釣れるのなら、活かしバッカンを持ってきてフグを入れておいて帰るときにフグを放流すればよいのではないかとおもいます。
その後フグではない引きで24pほどのグレが1匹釣れましたが、25cmはないので少し考えてこのグレは放流しました。
9時前に渡船がやって来て奥の磯に釣り人2名を下ろしました。
これでフグが分散されればよいのですが。
11時頃にトラブル発生です。
ウキが入って合わせてリールを巻こうと思いましたら、竿の穂先に道糸が絡んでいて、穂先を折ってしまいました。
前回、道糸とハリスを直結して深いタナで釣りをしたために、そうとう道糸にヨリがかかっていたのだと思います。
自宅に戻ってからヨリを取らずに、単に道糸を10mほど切って済ませたために穂先に絡んだのではないかと思いました。
道糸を切ってウキを回収して、穂先を見ましたら、どうしてこんな風に結ばったのかと思うくらい、きつくトップガイドに道糸が絡んでいました。
私はクーラーに座って予備の磯竿、ガマカツのレイダムを取り出し仕掛けをはじめから作りました。
ここで一息入れて飲み物を飲みました。
3時間ほど竿を出してフグばかりですが、潮が変われば釣れるかもしれないと思いハリスを1.75号にすることにしました。
ウキも大きめの3Bに替えて沖に遠投して釣ろうと思いました。
仕掛を変えてウキ下3ヒロで沖を釣りますが、やはりフグにハリを取られます。
仕掛を上げてハリがないのでハリを結んで、次に仕掛けを上げてまたハリがないと釣りをするというよりも、ハリを結びに磯に来たような気までしてしまいます。
12時の見回りまでにサンスイ釣り具で買った6号のハリを一袋使いましたので、10回はフグにハリを取られたことになります。
その後は前回使いさしの6号を使いますが、この袋に入っていたハリも4,5本とられてザロックの6号はなくなってしまいました。
12時前に見回りに来た船長が「どうです。ここでいいですか」と聞きますので「フグは多いけどここでやってみます」と答えます。
奥の磯の二人組は磯替わりするようです。
私が午前中釣ったのは、放流した24pのグレ1匹に10pほどのオナガグレ2匹です。
これは潮が変わらなければ釣れないと思いました。
初めての場所ですと、この潮ではこの辺りで釣れるというのがわからないので、手探りの釣りになりますね。
でも、この考えて釣るというところが磯のフカセ釣りの面白いところでしょうね。
足もとに打ったマキエにはスズメダイしか見えませんが、右の潮下に打ったマキエの下には青い魚が見えます。
これはグレが出てきたのだと思いました。
潮は朝よりも緩くなりましたが右に流れています。
私はグレが浮いてきているので、ウキ下を2ヒロにして釣ることにしました。
足もとにマキエを打ってスズメダイを集めてから沖にウキを投入して、仕掛けをハリス分戻してマキエをウキめがけて投入します。
この釣り方でウキが入り20pほどのグレが釣れました。
このパターンでグレが釣れると思い、ウキの投入点を右左と変えながら釣ります。
すると2回ほどフグが釣れなかったと思いましたら、ウキが入って合わせますと竿が引き込まれます。
掛かった魚は良く引きますのでこれは大きいと思いましたが、足元に寄ってきましたら30pほどです。
これは落とすともったいないと思い、私はタモですくいました。
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ようやく1時前に釣れたグレ 30cm
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釣れたグレはプックリとしていて、いかにも脂がのっていそうな魚でした。
このグレは締めて氷を入れたクーラーに入れました。
これでハードクーラーを買った値打ちがあるというものです。
その後続けて26cmほどのグレが釣れますが、なかなか連続とはいかずにまたフグが釣れてきます。
ザロックの6号のハリが無くなりましたので、今度はガマカツの金色のグレメジナ6号を使います。
後はフグが釣れなくなった時に30pほどのシマダイが掛かりましたが磯際で暴れたときにハリがはずれてしまいました。
3時ごろになり28pほどのグレを2匹追加しましたが、1匹は釣りあげたときから体全体がきれいなブルーのグレでした。
たまにブルーのグレを釣ることがありますが、こんなにきれいなブルーのグレは最近釣っていません。
何か種類が違うのかと思ってしまいます。
3時20分ごろにグレとは違う引きの魚が掛かりました。
良く引きますので、何がかかったのかと思いましたらチヌでした。
チヌの活性も上がって2ヒロで食ってきたのだと思います。
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最後に釣れたチヌ30cm よく引きました
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今日はグレを4匹釣っていますのでチヌは放流しました。
次に仕掛けを入れましたらすぐにウキが入りましたので合わせましが、道糸がウキ止めのあたりから切れてしまいました。
このウキは用意してあったウキ取りパラソルで回収しました。
これで私は竿を置きました。
今日の釣果はグレ26p〜30cm4枚、チヌ30cm1枚放流です。
今日は穂先を折るトラブルもあり、フグにハリを2袋以上取られるという悪い日でしたが、何とかグレを持って帰れてよかったです。
はじめての磯でも釣ってやるという意気込みがフグに打ち勝ったのだと思います。
今日はグレが釣れないとフグが釣れるかエサを取られるかという状況でした。
辛抱強く打ち返していれば、魚の食い気が出たときにフグを押しのけてグレやシマダイ、チヌが2ヒロで釣れるということです。
この釣りは根気と大量のマキエがいりますね。
港に上がりましたら、カメの裏側に渡った方が先に戻っていました。
釣果を聞きましたら「あそこはそんなにフグはいませんでした。午前中は釣れなかったが午後から30pのグレは1匹釣った」ということです。
船長に「午前中はフグばかりでしたが、午後から30cmまでのグレを4枚釣りました。チヌも1匹釣りましたが放流しました。前回も52pのチヌを放流しましたよ」と言いますと「上野山さんが前回52pのチヌを放流したのは釣行記を見て知っとるで、この前チヌ釣りの人がヒラマサを釣ったけど痩せて何にも引かんかったので放流したと言っていました。まあ、なかには虫がいたりしてコンデイションの悪い魚はおると思うよ」と船長は言います。
船長も「ぐれねっと」を読んでいるとはびっくりです。
私は泊では今のところボーズ無しなので、少しは店の宣伝になっているかもしれません。
家に帰り夕食にグレをアブリにして食べましたが、皮が焦げて香ばしくておいしかったです。30pのグレの刺身は脂があって、こってりとした味でした。
いつものように最後はグレの刺身を茶漬けにして食べました。
私は我が家の団らんのためにも、「これからもグレを釣ってこなくては!!」と思うのでありました。
この時期のグレは食べておいしいので、また6月も釣りに行こうと思います。
翌日サンスイ釣具店に修理で預けた竿をもらいに行きましたら、6pほど短くなったけれども穂先はそのまま使えるということです。
トップガイドは替えて、既存のガイドはドリルで径を大きくしてずらして使えるようにして、ガイドを1個追加したということです。
修理代金を聞きましたら、工賃は取らずにガイドの代金しかいらないということですので、申し訳ないくらい安い料金となりました。
これでは、10万円給付の残ったお金で何かサンスイ釣具店で道具を買わなくてはいけませんね。
この調子で次回もグレが釣れるとよいのですが。
5月は5連勝で終了となりました。
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今日の釣果 1匹ブルーのグレがいます 今日はこれだけ釣るのでも大変 フグで大苦戦でした
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