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 上野山さんからのリポート 番外編
 「4連休は4日とも釣り

 
   2021/07/22 〜  2021/07/25

 

6月中旬から小サバがわいてしまい、暑い中小サバ相手の釣りは大変ですので磯釣りは終了しました。
しかし、7月はオリンピックのために4連休があります。
私はこれ幸いとばかりに、この4連休は4日とも釣りに行きました。
 

7月22日(木)の釣り

オリンピックの4連休は、そろそろ鮎釣りにでも行こうかと思っていたところ、Fさんから電話があり船でイサキを釣りに行かないかということです。
船釣は年を取ってからでもできるからと、ここ数年は行っていませんでしたがFさんが電話で「先週釣れたイサキを食べたら脂がのっていておいしかった」ということですので、私は久しぶりに船釣りに行きました。 

22日の木曜日は、朝5時に福井県美浜町の丹生漁港を出船するということですので、サンスイ釣具店には朝の4時に集合します。

私は電動リールも天秤もないので遊漁船で借りたいといいましたら、Fさんが電動リールと天秤を貸してくれました。
竿は30年ほど前に買ったマダイのフカセ釣り用の3.6mの竿を持って行きました。
Fさんに「この竿はテンリュウマグナ製品です」といいますと、「これは古い竿やな。最近は2.4mくらいの竿が主流やで」と言われます。
まあ、そんなに釣れなくてもよいので私はこれで十分です。 

サンスイにエサを取りに行ったときに、ご主人から「仕掛けは作ったか」と聞かれて「1本バリでやります」といいましたら、ご主人が制作した3本バリ仕掛けを「持って行ってください」と言っていただきました。
ハリはアジ釣用のハリがついています。

4時過ぎにサンスイを出て、4時半に時に港に到着して船に道具を積み込みます。

今回お世話になるのは丹生の「はまよし丸」です。
この船の船長は、たまにサンスイ釣り具で会いますので私もよく知っています。
私が前回この船で釣りをしたのはもう20年ほど前になります。 

あたりはようやく明るくなってきました。
船長が5時前にやって来て、船は美浜の沖にあります「オオグリ」に向かいます。
今日は4人で船を仕立てました。
メンバーは私とFさん、以前サンスイ釣り具でバイトをしていたA君にFさんの会社の同僚です。 

船は20分ほどで「オオグリ」に到着します。
私とFさんが船の先で釣りA君とFさんの同僚が後ろで釣ることになりました。

アンカーを下ろして船が立ちますと「40mの35mでやってみて」と船長が言います。
私はアミエビをかごに詰めて仕掛けを下ろし、40mでかごを振ってアミエビを出して、リールを巻いて仕掛けを35mまで上げます。
3本バリには生のオキアミを付けます。 

1投目からブルブルと竿にアタリが来ます。
3本バリの一番端のハリに食ってきたのは良型のイサキです。
これは40cmほどあります。
「オッ、イイネエ」と船長が言います。 

「今日は暑いのでキャビンはクーラーを入れています。休憩にキャビンに入ってください」と船長が言います。
私は暑いので鮎釣り用の菅笠をかぶって釣りをしました。
その後もボツボツとイサキは釣れますが、なかなか連続で釣れません。
「今日は潮が流れていないのでエサ取りがすぐに上がってくるな」と船長が魚探を見て言います。
イサキが釣れなくなると、たびたび船は場所を替えました。 

9時ごろになりイサキもあまり釣れなくなりましたので、私はもういいかなと思いましたが、船長は予定の11時まで釣りをするそうです。
私は暑いので船を移動する間はクーラーの効いているキャビンに入って、船長と世間話をしていました。
やはり船釣は楽ですね。

 

9時ごろのFさんと私の釣果 イサキは大きいもので40cm

その後は船が場所を変えるとイサキを1,2匹追加できましたが、9時以降私は4匹しか釣れませんでした。
8時半ごろに40cmほどのサバが釣れましたら、「これは持って帰って食べるとおいしいよ」と船長に言われて締めてクーラーに入れました。

11時前に釣りを終えてようやく船は港に向かいます。
4人ともイサキは40cmまでを10匹ずつくらい釣りました。
Fさんは根魚用の竿を出して、サバの切り身を着けエサにして35cmほどのガシラ5匹とキジハタを1匹釣りました。

この日の夕食にイサキの刺身を食べましたら脂があってとてもおいしかったです。
近所の酒屋でいつもの早瀬浦の「ひやし酒」を買って飲みました。

船釣は魚のいる場所に行って釣りをしますので釣果はありますね。
年をとってから船釣と思っていましたが、もう船釣をするような年齢になってしまったかなと思います。
年を取ると電動リールは楽ですね。
また、おいしいイサキを釣りに行こうかと思いました。 



7月23日(金)の釣り

前日はイサキ釣りに行って少し疲れていましたが、23日は九頭竜川の勝山にアユ釣りに行きました。
連休の2日目ですので人も多いと思いましたがどこかで釣りはできるでしょう。
少し疲れていましたので、午後から釣りをしようと思い10時過ぎに自宅を出ました。

今年はダイワの鮎竿を新調しようと思い、4月に竿を注文しましたが、竿はまだ入らないので10年前の竿を使います。
この竿は昨年穂先を折ったのですが、もう部品がないのでサンスイ釣り具で穂先を継ぎ足してもらった竿です。

お昼に勝山のオトリ屋に行き年券を購入します。
オトリ屋の下の駐車場はもう満杯です。
川にもズラリと釣り人が並んで竿を出しています。

オトリを3匹買って昨年大アユを釣り上げた場所に行きます。
木が覆いかぶさっている場所が空いていましたので、そこで竿を出すことにします。
上にも下にも釣り人がいますので20mほどしか動くことができません。
9mの鮎竿に水中糸メタル0.15号、キツネ7号の3本イカリの仕掛で始めます。

30分ほどして1匹目が掛かり、後は20分に1匹くらいで鮎が掛かります。
この場所は上に木の枝が出ていますので、アユが掛かるたびに10mほど下がってから竿を立てますので1匹釣るのにも一苦労です。
まあ、連休の昼からですとこんな場所しか空いていないですね。

4時半ごろに天井糸が頭の上の木の枝に絡んで仕掛けを切ってしまいましたので終了としました。
この日は16cmから18cmの鮎を8匹釣りました。

夕食には昨夜のイサキに続いて自分で釣った魚を食べます。
今年初めてのアユの塩焼きとFさんからもらったガシラの刺身をたべました。
鮎はほろ苦くておいしいですね。
先に食べた鮎の味が濃いためか、淡白なガシラの刺身はあまり味がしませんでした。
鮎とガシラを別々の日に食べればよかったかな、と食べた後で思いました。 



7月24日の釣り

23日に勝山からの帰りに、釣った鮎を嫁の親父さんに届けましたら「ところで、以前夜に行ったアジ釣は今でもできるかな」といいます。
親父さんと夜に電気のついている漁港の堤防にアジ釣りに行ったのは、もう20年ほど前です。
その時は3mほどの竿を使ってウキ釣りをして、アミサシをエサにして小アジを1匹ずつ釣りました。
「今はほとんどの堤防が立ち入り禁止になっているので、夜の堤防でのアジ釣りはできないと思います」といいますと親父さんは残念そうです。

「では、敦賀の中池見湿地のザリガニ釣りにでも行きますか」といいますと「そんなもん面白いのかいな」といいますので、ザリガニは駆除することになるので湿地の生物のためにもなるし、スルメのエサで釣るので面白味もありますよと説明しました。

では、「明日9時に中池見湿地の駐車場で待ち合わせましょう」ということで、24日は休養の予定でしたが午前中は中池見湿地でザリガニ釣りをすることになりました。
嫁からは親父さんは80歳をすぎていますので、釣りは2時間までにして、暑いので休憩を必ずするようにと言われました。

9時すぎに親父さんと合流して中池見湿地に行きます。
この日は暑いためか誰もザリガニ釣りをしていません。
事務所の管理の方に「ザリガニ駆除です。タモとバケツを借ります」と断ってから湿地の池に行きます。

幸い池の端は木の陰になっていますのでそこで親父さんに竿を出してもらいます。
竿といっても1mほどの木の枝です。
これに麻ひもを60cmほど結び、先に6cmほどに切ったスルメを結びます。
この仕掛に一工夫して、スルメのすぐ上に4Bのオモリを噛みつけます。
これで仕掛けがすぐに入ります。

「まず、スルメにザリガニが抱き着きますと少し抵抗があります。竿を上げて水面までザリガニが浮いてきましたら、用意したタモでザリガニを掬います」と親父さんに言います。
「わしは四国の仁淀川のそばで育ったので、川釣りは子供のころからしていたんや。こんな釣りならたやすいものや」といいます。
後は、おやじさんに任せて私は池の反対側で釣りを始めます。

ザリガニはなぜこんなにいるのかと思うほど釣れてきます。
ハサミを振り上げる大きなものから、まだハサミが小さい5cmほどのものなど、大小さまざまなサイズが釣れます。

1時間ほど釣りをして親父さんに「1時間経ちましたので休憩しますよ。疲れませんか」と聞きますと「まだ始まったばっかりや」と全然疲れていない様子です。
私は釣りあげたザリガニをエサにしてカゴ罠も2個池に入れました。
カゴ罠は最初のうちは8匹ほど入りましたが、3回目は1匹も入りませんでした。
ザリガニが学習するのでしょうか。

11時半になりザリガニ釣りを終了しました。
釣ったザリガニは管理事務所に持って行き、お湯をかけて畑のたい肥にしてもらいます。
ベンチに座って数を数えましたら、2時間程度釣りをして二人で141匹のザリガニを取ることができました。
親父さんは意外と面白かったのか、また誘ってくれと言っていました。
子供のころにやったような遊びですが、ザリガニ釣りは、まあ釣りの原点のようなものですね。

私は6月、7月と4回ザリガニ釣りをやって、400匹以上のザリガニを取っていますが、ここには一人ではとても太刀打ちできない数のザリガニがいると思います。
湿地では毎月1回、ザリガニバスタ−ズというイベントをやって、集まった親子でザリガニを駆除していますが、取る数よりも増える数が多いのではないかと思ってしまいます。

少し暑さが和らげば、また親父さんとザリガニ釣りに来ようと思いました。

 

釣れたザリガニの一部です 141匹取りました



7月25日の釣り

25日の日曜日は早朝からアユ釣りに行きました。
朝5時過ぎに家を出て勝山には7時前に到着しました。

オトリ屋に行きますと、お客さんが誰もいません。
「今日は人がいないね」といいますと、昨夜は大野、勝山では雷雨があったそうです。
雨で水かさが増えたので、釣りができないと思っている人も多いのではないかということです。
そういえば川の水が少し濁っています。
「今日、釣りはできますか」と聞きますと「この濁りならできると思うよ。水もだいぶん引いてきているよ」といいます。

私は前回の釣り場に行く途中の川を渡る自信がなかったので、オトリ屋の下流で竿を出しました。
先に竿を出していた方と30mほど離れて竿を出します。
仕掛は前回と同じです。

やはりまだ川は濁っていて、川の中の石が良く見えません。
時折、草や木の枝が流れてきて仕掛けに絡みますので釣りにくい状態です。

釣りを開始して1時間半がたちましたが鮎は掛かりません。
先に竿を出されていた方は見切りをつけて場所を移動しました。
私はオトリが弱っているので、流れの弱いところで釣りをしようと思い、先に竿を出されていた方の場所に移動しました。

オトリを送り出しますとすぐにアタリが来ます。
これは1匹目なので慎重に寄せます。
タモに入ったのは18cmほどのアユです。

生きのいいオトリに交換して送り出しますとすぐに次のアユが掛かります。
今日はボーズかと思いましたが、アユが掛かり始めてから2時間ほどで16cmから21cm、8匹のアユを釣り上げました。

1時前にオトリ屋に戻り昼食を食べて、またオトリ屋の下で釣りをします。

今度は早瀬の中を釣ります。
濁りも取れてきて水中の石が良く見えます。
午後は4時までに早瀬の中と対岸のヘチを釣って9匹のアユを釣りました。

 

アユを17匹釣りました

嫁の弟夫婦が大のアユ好きですので、自宅に帰る途中で弟夫婦にアユを渡して家に帰りました。
以前、弟の嫁は親戚からアユをもらっていたそうですが、その方が無くなってからはアユをもらうことがないということで、今度は私がアユを送る側になったということです。

アユ釣りをする人は減っているのかと思いましたが、九頭竜川の混雑ぶりを見るとまだまだアユ釣りをする釣り人は多いのだと思います。

4連休、毎日釣りをしましたが、年相応に休養をしながら釣りをすれば毎日でも釣りはできるなと思いました。
4連休はイサキ、ザリガニ、アユといろんな釣をしましたが、それぞれ面白味が違いますね。

暑いのでしばらく磯はお休みでこれからはアユ釣りです。
また、大アユが釣れましたらご報告いたします。


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