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上野山さんからのリポート
「3人そろってボーズ」
越前の玉川 (福井県)
2022/03/21
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3月19日から21日の春分の日にかけての3連休は冬型となり、渡船での釣りは難しそうです。
19日の土曜日は地元の野坂山に登りました。
当日は朝のうち小雨で天気が悪く、北風が強いので頂上手前で引き返しました。
頂上手前からは敦賀の海が見えます。
松原海水浴場から1kmほどは茶色く海が濁っています。
これは川の雪解け水が海に流れ込んでいるためでしょう。
海釣りも雪解け水が収まってからかなと思っていましたら20日にFさんから電話がありました。
「明日の春分の日はウネリも残って沖磯には行けないと思うので越前の地磯に行かないか」ということです。
天気予報の波の予報は1mでしたので、「念のために、泊に電話して船が出るかどうか聞いてみます」とFさんに返事しました。
泊の大谷渡船に電話をいたしますと「明日は三岩までかな。湾内磯しかできません」ということですので「また今度行きます」ということになりました。
Fさんに連絡しますともう一人、昨年秋によく一緒に釣行したA君も行くということです。
地磯の釣りですので場所を確保しなくてはならないということで、なんと朝4時半にサンスイ釣具店に集合ということになりました。
私は12時半に一度目が覚めましたが、そのまま布団に入っていて3時半の目覚ましで目が覚めました。
目覚ましで目が覚めますと起きるのがしんどいですね。
真冬ほど寒くないので何とか布団から出ることができました。
前日に荷物は車に積んでおきましたので、紅茶を飲んで着替えをしてコンビニでおにぎりを買って家を出ました。
4時半にサンスイ釣具店に到着しますとFさんはもう来ていました。
ご主人と話をしているとA君もやってきます。
今日は背負子を担いで歩かなければならないということで、エサはオキアミ1枚に集魚剤1袋としました。
用意ができましたらFさんの車に3人乗って越前の玉川に向けて出発しました。
玉川には6時前に到着しました。
荷物を背負って15分ほど歩いて磯に向かいます。
幸い釣り人は他にいませんでした。
今日は我々3人で貸し切りのようです。
磯に着く前に沖磯に左右の渡船が釣り人を渡しているのが見えました。
一人は我々の右前方の磯に渡ったようです。
3月になり越前の渡船屋も再開したようですね。
越前で磯渡しができるのですから、泊も沖に行けたかもしれませんね。
沖に向かって右からFさん、私、A君と並んで釣ることにしました。
今日の仕掛です。
竿はアテンダー1.5号、道糸2号に、ハリス1.5号2ヒロです。
ハリはフカセグレ7号、ウキは5Bとします。
前回の泊では隣の釣り人が8ヒロのタナで底を釣って、グレを釣り上げたこともあり、まずハリスに1号のオモリを結んで深さを測ります。
タナは手前で4ヒロ程度、沖で5ヒロくらいです。
マキエを打ちますと、左から右にマキエが早く流れていますのでハリスがフケルと思い、私はウキ下を5ヒロとしました。
ウキを竿2本ほど沖に投入すると、5Bのウキがたつまでに5mほど流れてしまいます。
潮は右に流れて当たってきます。
海は波がないのでサラシが出ません。
ウキは潮に押されて手前に寄ってきます。
これではアマリ釣れる気がしません。
1投目はエサがありません。
2投目もオキアミの頭が取られています。
ウキが足元に寄ってきますと、海藻にかかってしまいます。
タナを浅くして足元を釣ったほうが良いのかもしれませんが、私は5ヒロのまま少し沖にウキを投入しました。
5投目くらいに久しぶりにウキが入り、合わせましたら10cmほどのベラが釣れてきました。フグ以外の魚を釣るのは久しぶりです。
しかし、その後もオキアミの頭はかじられますがウキが入ることはありません。
ウキが入らずにフグにハリを取られてしまうこともあります。
7時ごろになり、沖磯に渡船で渡っている釣り人がタモを入れているのが見えました。
タモに入ったのはチヌのようです。
あそこで釣れるのならここでも釣れそうだなと思いますが、今日も1匹のチヌを釣るのが難しい日です。
Fさんは足もとに当ててきた潮が右側の水道の間を流れて、磯の浅いところにウキが行ってしまうといって場所を磯の左側に変わりました。
私はFさんの釣っていたアタリまでウキを流しますがアタリは出ません。
私の左にいるA君に聞きますと、4ヒロ半ほどでやっているがフグしか釣れないということです。
私はおにぎりを食べて休憩することにしました。
今日のような海の状態ならば、泊に行けばよかったと思いますがこれは結果論ですね。
休憩をして私は少しウキ下を下げて釣りを再開しましたが、潮が緩くなると根がかりするようになりました。
潮は早くなったり緩くなったりしながら右に流れますが、マキエが溜まる場所がないのでどうにも釣れる気がしません。
Fさんのところを見に行きますと、「フグが多いのでハリを取られている」ということです。
3人とも何も釣れないままに12時ごろになりました。
Fさんが元の場所に戻りましたので、私は気分転換を兼ねて今まで竿を出したことがない、磯の左側に場所を移動しました。
場所を移動しますと気分転換になりますね。
マキエはもう30分も持たないという感じです。
ここでは少しタナを浅くして4ヒロとしました。
左側のほうはフグが多くてハリを取られます。
右前に大きなシモリがありますので、シモリの近くに仕掛けを入れますが、ウキのそばに打ったマキエにフグが群がるのが見えます。
これではフグにエサをやっているようなものだと思います。
1時前になりA君に「まだマキエはあるのか」と聞きましたら「もう少しでなくなります。あと2,3回仕掛けを投げたら終了です」ということです。
A君に声をかけた後でシモリの近くで仕掛けが根がかりしてしまいました。
これはハリがガッチリと掛かってしまったようで道糸をつかんで引っ張りましたら道糸から切れてしまいました。
今日はウキ取りパラソルを持ってきていなかったので、5Bのウキを1個流してしまいました。
私はもう仕掛けを作る気になりませんでしたので釣りを終了としました。
Fさんに二人とも終了しますと伝えに行きますと、Fさんも「今日はあかんな」と言って竿を置きました。
「今日は平等に3人ともにボーズやね」と私が言いますと「今日は長い時間やってしまいましたがやはり何も釣れません。ここは相性が悪いですわ」とA君が言います。
前回もここではA君は釣っていないので、いいかげんここには来たくないかもしれませんね。
サンスイ釣具に2時半ごろに着き、ご主人に「3人そろってボーズです」といいますと「釣れなくてもよく長い間やっていましたね」といいます。
まあ、好きだからこそ釣れなくても長時間磯にいられるのだと思います。
サンスイで道具を洗ったあと、Fさんが反省会でラーメンでも食べようといいますので、久しぶりにラーメン屋に行くことにしました。
ちょうど店にT君が来ましたので「今日は玉川でボーズ」と報告します。
「今から松原会で反省会にラーメン屋に行きます」といいました。
昨年、私とFさんとA君にA君の友人のN君の4人が2回そろって釣りに行ったのが松原会の始まりです。
サンスイ釣具店に出入りしている、もとキハラ釣具店の釣り人をキハラ会と呼んでいますので、それに対抗して日本三大松原の松原海岸の近くにサンスイ釣具店がありますので、私が松原会と勝手に名付けています。
4人で勝手に松原会を結成いたしましたが、木原会のメンバーは10名以上ですので何とも弱小な会であります。
まあ、年に2,3回松原会でそろって釣りに行けられればよいという感じです。
今シーズン初めての松原会の釣行は3人そろってボーズとなりました。
また次回に期待です。
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