TOP　釣行記index　次のページを読む

上野山さんからのリポート 　「忙しすぎて趣がない」 　　敦賀湾内の堤防　(福井県) 　　　2022/10/02

９月２５日に今シーズン初めてグレ釣りに行きました。
場所は昨年も行きました、サンスイ釣具店の近くにあるお手軽な堤防です。
今回は様子見といった感じで２時間ほど竿を出しました。

ウキ下７０ｃｍほどで始めましたが、アジヤサヨリに餌をとられてなかなかグレに餌が届きません。
横でアジ釣りをしていたおじさんが，「あんたグレ狙いならウキ下は３０cmほどにせんとアカンで」とアドバイスをくましたので、２段ウキの仕掛けにしてウキ下３０cmほどでグレを釣りました。

当日は、何とか２３ｃｍまでのグレを１０匹ほど釣りましたが、ウキを投入するとサヨリやアジが群がりますので、ひたすら打ち返す釣りでした。
久しぶりの釣りで、暑い日でしたので２時間ほどの釣りでしたが疲れました。
家には２３ｃｍまでのグレを３匹持って帰りましたが、まだ９月なのにグレには脂があっておいしい魚でした。 

１週間後の１０月２日も午後から堤防に釣りに行きました。
サンスイ釣具店には、午後１時半にオキアミを１枚溶かしてもらいました。
１時過ぎにサンスイ釣具店に行き、まき餌を作ります。
配合エサは春に使い残したグレパワーです。 
店を出るときに、ご主人が「上野山さん元気やな」といいます「今年はアユ釣りができなかったので、ようやく釣りをすることができます」と私は言いました。 

今年は８月の初めに大雨が降って、福井県の南越前町で土砂崩れがあり、国道も高速道路も半月ほど不通になるほどの被害が出ました。
よくアユ釣りに行く九頭竜川も大増水して川の流れも変わったということです。
それからはアユ釣りにもいきませんでした。
そういうわけで、この２月ほどは釣りをしていませんでした。 

２時に堤防に到着いたしますと、アジ釣りの釣り人が３名いるだけです。
他の釣り人に断って釣り場所を決めます。

道具は磯と同じです。
竿はアテンダー１．５号、道糸２．５号にハリス１．７５号を１mほど取り直結します。
０号の重いウキを飛ばしウキとして使います。
ハリスの中ほどに小さな赤い発砲ウキを楊枝で止めてアタリウキとします。
ハリは身軽グレ５号、ウキ下は４０ｃｍとしました。 

マキエを沖に投げますとしばらくしてバシャバシャと水しぶきが上がります。
これは、サヨリがマキエに群がっているのです。
偏光グラスで見ますと、サヨリ以外にアジなどもいるようです。
これは、今日も大変にせわしない釣りになるなと私は思いました。

とりあえず、手前にマキエを打ってエサ取りが集まったのを見て沖に仕掛けを投げて、マキエをウキめがけて投入します。
投入したアタリウキは、すぐにエサ取りに引っ張られて斜めに沈みます。
ここで合わせても、なかなかハリにかかりません。
ウキを投入してから２，３秒が勝負ですので、何とも忙しい釣りです。

５回ほどで投げて、ようやく２０ｃｍほどのサヨリが釣れました。
サンスイのご主人が、料理するのは手間だが、刺身で食べるとおいしいといっていたので、サヨリを、氷を入れたクーラーに放り込みます。 

釣りを始めて３０分ほどしたころにウキが真っすぐ下に沈んで、合わせますとサヨリの引きではありません。
上がってきましたのは２３ｃｍほどのグレです。
このグレは太っていておいしそうでしたのでシメてクーラーに入れました。
ようやくマキエが効いてきてグレが出だしたのでしょうか。

同じような大きさのグレが2匹釣れましたら、またサヨリやアイゴが釣れます。
アイゴは10ｃｍほどの大きさです。
ヒレに気を付けてハリを外して放流します。 

4時前になり、またウキが真下に入りグレが掛かりました。
マアマアのサイズだなと思ってリールを巻いていましたら、急に突っ込んで足元の見えている岩に入ってしまいました。
これは弱ったと、竿を横にひいてみますがグレは出てきません。
糸を張ってしばらく待ってから、ゆっくりと横にひきますとグレは出てきました。
赤い発砲ウキが水の中に見えます。 

抜き上げたグレは25ｃｍほどでしたが、水温が高いので元気いっぱいよく引きますね。
ハリスはハリから20ｃｍほどが、ところどころザラザラになっていました。
小さいグレ相手でもハリスはある程度太くないとだめですね。

このグレを最後に私は竿を置きました。
今回はグレ２３〜２５ｃｍを４枚、サヨリを７匹持って帰りました。

グレ２５ｃｍまで４匹　太ったグレでした

ウキ下４０ｃｍの釣りですので、何ともせわしなかったですがグレが釣れて何よりでした。
忙しい釣りですので２時間程度でないと、根気が続きません。 

春の水温が低いときは、竿２本のタナでグレを釣りました。
今回はウキ下４０ｃｍということでしたので、水温によりグレのタナはものすごく変わりますね。
これもまた、グレ釣りの面白いところでしょうか。
しかし、今日の釣りは忙しすぎて趣がないですね。 

家にグレとサヨリを持って帰りましたら、嫁が刺身を作ってくれました。
晩御飯は、釣った魚と地酒の早瀬浦でささやかなごちそうでした。
締めには雑炊も作って「ＮＨＫの釣り人ばんざいみたいやな」と娘が言っておりました。

晩御飯のグレとサヨリの刺身

TOP　釣行記index　次のページを読む