TOP 釣行記index 次のページを読む
上野山さんからのリポート
「1週間で状況は変わった」
敦賀湾内の一文字 (福井県)
2022/12/20
|
|
12月13日に、サンスイ釣り具店のご主人M君は敦賀湾内の堤防に釣りに行き29cmまでのグレはイヤというほど釣って10匹のみ持って帰ったということです。
「大きいグレもいる場所ですが、今回は深いタナでやってもアジか真鯛の子しか釣れなかったです。グレを釣ったタナは1mほどです」ということでした。
18日の日曜日にサンスイ釣り具店に遊びに行きますと越前方面で釣れたという43cmのグレの魚拓がありました。
サンスイ釣り具店のお客さんが、初めて40cmオーバーのグレを釣ったということで、記念に魚拓をとってほしいということです。
「20日の火曜日は店を休みにして越前にグレ釣りに行こうかと思います。天気が荒れるようでしたら敦賀湾内の釣りになるかもしれませんが」とM君が言います。
20日は朝に用事がありましたので、10時ごろからなら釣りに行けますと申し出ました。
20日は西風がまだ残っていて、天気予報では徐々に雨が上がるということです。
まだ波が高いので、先週M君がグレをイヤというほど釣った堤防に行こうということになりました。
10時過ぎにサンスイ釣り具店を出て我々は敦賀湾内の一文字に向かいます。
風が吹いていますし、まだ雨が残っていますので今日は釣りをする人はいないようです。
この日は新潟方面では、国道8号線が大雪で車の立ち往生が発生しているという日です。
西の風でしたので雪雲は若狭湾の沖を通ったような感じで、敦賀では雪は降りませんでした。
ボートで一文字にわたり釣りの用意をいたします。
今日はオキアミ1枚にボイルのオキアミ1/2個、麦パワーの集魚剤を加えます。
M君が「底にいる魚には麦パワーのひらひら落ちる麦がアピールすると思う」ということから二人ともに麦パワーを使うことにしました
M君が「先週のようにグレがたくさん釣れたなら、釣れたグレはスカリに放り込んで、帰りにいる分だけ残して後は放流すればよいと思います」と言って堤防の上から魚を入れられるようなスカリを用意しました。
|
M君が用意したスカリ 30cmのグレが50匹くらいは入りそうです
|
今日の仕掛けです
いつものアテンダー1.5号に道糸2.5号、ハリス2号、グレバリ6号です。
今日は深いタナもやってみるということですので、サルカンを使って道糸とハリスを結びます。
ウキは小粒の3Bでサルカンの上に3Bのオモリをかみつけつけます
|
私の釣り場
|
ウキ下を3ヒロとり第1投です。
潮はゆっくりと右に流れています。
マキエにはエサ取りが出てきません。
「マキエに小魚が出てきませんか。先週はアジがワッとでてきましたけど」とM君が言いますがマキエはゆっくりと沈んでいきますが群がるような魚はいません。
どうも、この2,3日の冷え込みで水温が下がったのではないでしょうか。
先週ウキ下1mで釣れたというグレも全然見えません。
1投目は餌が残りましたのでタナを50cmほど深くしてみました。
M君も釣りを始めますがエサが残るようです。
しばらくしてM君にタナを聞きますと竿2本弱ということです。
ようやくM君の竿が曲がって上がってきたのは10cmほどのタイの子です。
今日も深いところにはこれしかいないのかもしれません。
私は1投ごとに50cmほどタナを下げて、ついに竿2本ほどまで下げたときにウキが抑え込まれます。
ゆっくりと入りますので合わせますと、弱い引きで上がってきたのは6cmほどのタイの子です。
これでは今日も苦戦かと思います。
この場所はグレ以外にチヌや真鯛も来るとM君が言っていましたので、深いタナでチヌを狙うことにしました。
M君は折り畳み椅子を堤防の上にもってきています。
「堤防なので楽に釣りをしようと思います」と言ってM君が座って釣りをする姿を見て、思わず「その姿はアメリカで引退した実業家が釣りをする様子ですね」と私は言いました。
|
防寒着を着て椅子に座って釣りをするM君
|
12時ごろになりM君が20cmほどのアジを釣りました。
私にもアジが釣れます。
釣れたアジは用意したスカリに入れて泳がせておきます。
アジのアタリはユックリとウキが入りますのでタイの子と似ています。
ウキが入っていくところで合わせないとエサだけ取られます。
タイの子が咥えていることもありますので、合わせても空振りも多いです。
12時半ごろに横で釣っているM君の竿が大きく曲がりました。
糸は出していないようですがかなり竿が締めこまれています。
すぐにウキが見えてきましたので、チヌか真鯛だと思いました。
この魚は、私がタモを入れました。
タモに入ったのは45cmほどのチヌでした。
このチヌもスカリに入れます。
|
M君が12時半ごろ釣ったチヌ40cm
|
チヌが釣れたころから天気が悪くなり冷たい雨が降ってきます。
天気予報では高気圧が張り出して雨が止むはずですが、雨はやむ様子はありません。
雨の中モクモクと仕掛けを振り込みますと、たまに20cmほどのアジが釣れます。
狙いのグレは木っ端グレも釣れません。
水温が下がっていなくなったのではないでしょうか。
「チヌは1匹しかおらんのかな」とぼやきますが、ウキが入っても空振りかタイの子です。
アジしか釣れないまま3時過ぎになりましたが、あたり一面が暗くなるような雲の中に入ってしまい風雨も強まってきましたので釣りを終えました。
私は手がかじかんで餌をつけるのが大変でした。
雨の中ようやく釣りを終えることができたという感じでした。
「1週間で海の状況はすっかり変わってしまいました」とM君が言います。
「それにしても天気図では、頭の上に高気圧があるはずですがこの雨は何なのでしょう」といいますと「小さい低気圧が発生したのかもしれませんね」とM君が言います。
M君との釣行ですが、前回はアラレが降る天気,今日は冷たい雨ということで天候に恵まれません。
今日は、まさに「弁当忘れても傘忘れるな」の格言通りの天気となりました。
いつものように次回に期待です。
なかなか30cmのグレが釣れません。
|
今日の釣果 アジ20cmを二人で20匹、M君はチヌ45cm、アズキマス25cm
|
TOP 釣行記index 次のページを読む
|