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 上野山さんからのリポート
 「アアーこの人だったのか

  武者泊 (愛媛県)
   2023/01/02

 

武者泊の2日目です。

さすがに釣りをした後でしたので、夜はすぐに眠ることができました。
しかし、8時前に寝てしまったために12時ごろに目が覚めてしまいました。
その後はもう一度寝ることができましたが、あまり熟睡した感じは致しません。

今日も6時前に港に到着しますと車は3台しかありません。
船長がやって来て今日は6人だということです。
今日も船は野地島に行くそうです。

船は定刻通り6時40分に港を出ます。
野地島の近くまで来ますと、船長がマイクで船の前に来てくださいといいます。
船の前に行きますと船長が「上野山さんどこに乗る。フタゴが希望と言っていたけど」といいます。
私は過去の成功体験から「フタゴでお願いします」といいました。
過去の成功体験といっても、フタゴでは30cmほどのグレしか釣ったことはありませんが、野地島の船着きは何度も釣っているので、別の場所でやってみたいという思いです。

船は野地島の船着き、マルバエ、フタゴの順番に二人ずつ釣り人を下していきます。
昨日は14人釣り人がいましたが、2日の今日のほうが少ないというのは不思議な感じがいたしました。

フタゴが初めてというFさんに釣る場所を説明して、Fさんに左側の高いところから釣ってもらいます。
私は船着きの下で釣りをしました。

仕掛けは昨日と同じです。
ウキ下は3ヒロで始めます。
ボイルのオキアミを撒きますと、かなりの速さで左に流れます。
ウキを足元に落としますとあっという間に沈みながら左に流れます。
左に流れたウキは左奥の根の前で浮いてきます。
ウキは早く流れますが、着けエサは齧られています。
潮は足もとに向かって当ててきて、足元から左に流れるようです。
1時間ほどやってみましたが、エサがとられるばかりです。

Fさんにどうかと聞いてみますと「流れが速くて左の根の周りをまわってウキが流れていくが、根をまわってからワンドの中に入るのでやりにくい」ということです。
この潮がもう少し弱ければ十分釣りになるのでしょうが、沖に投げたウキがすぐに足元に寄ってきますので厳しい条件です。

私はもう少し右側で仕掛けをなじませたほうが釣りになると思い、10時ごろに右側に5mほど場所を移動しました。

 

フタゴの釣場


ここからウキを流しますと、足元でウキは深く沈み左に流れて10mほど流れた後で、根の前で浮いてきます。

魚が食うとなりますと、足元でウキが沈んだ時ではないかと思い、ウキがすぐに沈まないように道糸を張りしました。

仕掛けを沖に投げてもすぐに磯から1mほどのところまでウキが寄って来て、磯際でウキがもぐり始めます。
潜ったウキは見えなくなり、しばらくして離れた根の前で浮いてきます。
ウキがもぐって見えなくなった後は、リールのベールを開けて大物の引きに備えますがアタリは来ません。

11時ごろになり、仕掛けを上げますとキタマクラが釣れてきました。
これが今日初めて釣れた魚です。
いままで何回流していてもエサがとられるばかりでしたが、魚が釣れたので何か潮が変わったのかと思いました。

エサをつけなおしてウキを投入しますと、ウキは足もとで沈んでいきます。
道糸を張っていますと、グッと穂先が押さえ込まれます。
これはアタリと合わせますとかなりの引きです。
深いタナでかかったためか、魚が足元に張り付いています。
強引に沖側に竿で引っ張りますと、魚は浮いてきました。
海面に浮いた魚を見て「アアーこの人だったのか」と私は気が抜けました。
海面に浮きましたのは良型のタカノハダイで40cmはありそうです。
この魚が釣れるときは潮が悪いときのようです。

 
タカノハダイ 40cmの良型

このタカノハダイはハリをはずして放流いたしました。
ハリスが根に擦れてザラザラになっていましたので張り替えます。

仕掛けを直して3投目、今度はウキが沈んで道糸を張っていますと、竿がギュンと引っ張られます。
深いタナで魚が掛かりましたので、掛った瞬間にハリスから切れてしまいました。

その後、お昼を過ぎてからウキが寄ってこずに少し横に流れるようになりましたが、私には魚は釣れませんでした。
今日は持って帰る魚がないボーズという結果になりました。

Fさんは1時過ぎに潮が少し変わってから、ウキ下6ヒロで35cmの尾長グレが釣れたということです。
そのほかにもアイゴを2匹釣っています。今日、Fさんはグレ35cmとアイゴ2匹を持って帰るということです。

なかなか2日続けて魚は釣れませんね。
フタゴの潮がもう少し緩ければ釣りになったかもしれませんが、こればっかりは磯に乗ってみないとわかりませんね。

久しぶりに2日間四国で竿を出して、大きなイシダイを釣ったりバラシがあったりと私には充実した釣りでした。
次回も四国に釣りに行くならば、グレが釣れているときに釣りに行きたいものです。

2日の午後に武者泊を出ましたが、夕方に道路情報を見ましたら高速の渋滞が始まっていました。
淡路島の出口と、名神の京都の手前で渋滞情報がありましたので、我々は瀬戸中央道から中国道に抜けて、舞鶴自動車道というコースで少し遠回りになりましたが渋滞に合わずに帰ることができました。

舞鶴まで来ますと、また雨が降ってきました。
家に帰って雨の中道具を車から降ろして、また雨と雪の地域に戻ってきたと思いました。
次回、また晴れた空の下で釣りができるとよいのですが。

これで、武者泊での二日間の釣りのレポートを終わります


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