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上野山さんからのリポート
「釣れそうな雰囲気はありますが・・」
舞鶴の冠島 (京都府)
2025/5/20
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昨年に引き続き今年も、冠島にFさんと釣行いたしました。
昨年は36cmから43cmのグレを4匹釣り、こんなに冠島は釣れるものなのかと驚きました。
今年は水温が低いのでどうでしょうか。
5月20日の朝6時前に舞鶴の黒鯛釣り具店に到着して、オキアミ2枚と集魚剤1袋を買い渡船料7000円を払います。
渡船料金は昨年から500円上がっていますね。
港に行きますと、しばらくして船長が軽トラックでやってきます。
人数もそろいましたので、船に荷物を積み込み6時40分ごろに出発です。
今日の釣り人は10人です。
天候は晴れて南の風のち北の風です。
今は南の風波が出ているようです。
この日は5月なのに気温が30度を超えるという予報です。
私は暑さに備えてペットボトルを3本持ってきました。
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冠島の小島 沖のほうの島だ
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われわれは、7番という北のほうの磯に渡してもらいました。
ここは、足場が良い磯です。
船長が「風が変わったらすぐに磯替えですよ。荷物は高いところに置いておいて」とマイクでいいます。
この磯は足もとから深そうな磯です。
左側は根が出ています。
Fさんが左側で釣り、私は船着きの足もとが切れているところで釣りました。
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左で釣るFさん
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今日の仕掛けです
竿はマスターモデル尾長M、道糸3号、ハリス3号、サルカンで道糸とハリスを繋ぎます。
ウキはピースマスター3B、ハリはグレバリ7号です。
マキエをまいても魚が出てきませんので、タナは5ヒロから始めます。
足もとに落としたウキはゆっくりと左沖に流れます。
5mほどウキを流して仕掛けを上げますがエサがそのままついています。
私は40cmほどウキ下を深くしました。
ウキは左に流れてみたり、沖に出たりします。
どうも潮の流れが一定ではないようです。
5回ほど仕掛けを投げましたが、エサがついたままです。
私はウキ下を竿1本半ほどにしました。
竿1本ほど沖を流れていたウキが少し押さえ込まれます。
前アタリのような感じです。
ひと呼吸おいてウキが沈み始めます。
ウキが見えなくなるころまで我慢して軽く合わせます。
合わせますと、魚が掛かりました。
掛った手ごたえは40cmくらいの魚です。
足元の根に沿って動く魚をいなして浮かせます。
浮いてきたのはグレです。
自分でタモを入れて掬います。
このグレは36cmでした。
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1匹目はグレ36cm 30度を超えるので経口補水液を持ってきた
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このグレは活かしバッカンに入れます。
暑い日ですのでブクブク2個ともスイッチを入れます。
ハリスを点検しますと、ハリスの真ん中あたりが根ずれでチリチリになっています。
これは大きいのが掛かった時のためにハリスを交換したほうが良いと思い、ハリスを張りなおします。
釣りを再開いたします。
潮は早く左に流れたり止まったりしています。
止まった後で右に流れたりもしますので、流れがはっきりしません。
ウキがユックリと入りますが、合いません。
隣のFさんはスズメダイを釣っていますので、スズメダイがユックリとエサを引っ張っているのかもしれません。
そのうちウキが見えなくなるほど入りますので、これは大きい魚かもと思い合わせますが手ごたえは小さな魚です。
上がってきたのは10cmほどのベラでした。
朝のエサがとられないときに比べれば魚の活性が上がってきたのかもしれません。
次に同じようなところにウキを投入しますと、前アタリの後でまたゆっくりとウキが入ります。
合わせますとベラよりも大きな魚が掛かりました。
上がってきたのは34cmのグレです。
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2匹目は34cmのグレ
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このグレはハリを飲んでいましたのでハリ外しでハリをはずします。
この魚も活かしバッカンに入れます。
この調子ではグレが何匹釣れることだろうと思いましたが、この後ばったりとアタリが無くなります。
たまにゆっくりとウキが入っても空振りで、オキアミの頭がギザギザに齧られて上がってきますので、エサ取りの仕業でしょう。
その後は何も釣れないまま11時ごろになりました。
Fさんもスズメダイしか釣れないようです。
海は少しウネリが出てきました。
しばらくしますと渡船が磯替わりしろということでやってきます。
我々と隣の8番で竿を出していた2人組が磯を変わりました。
南側の磯の13番に8番の二人組を下ろし、13番の横の小さな磯に我々二人を下ろしました
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13番横から陸のほうを見る
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今度は足もとにマキエを落としますとスズメダイが出てきます。
この磯も足もとから深そうですので足もと狙いかと思いますが、スズメダイがマキエに群がりますので、これをかわすのは大変です。
Fさんは隣の磯に移動しました。
この磯は先ほどの磯よりもオオミズナギドリが飛んでいます。
一斉に島から飛び立ちますとフンがボトボトとあたりに落ちてきます。
お握りを食べるときなどは上を向いて鳥がいないことを確認して、うつむいて急いで食べなければなりません。
竿袋やバッカンは白いフンまみれになります。
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鳥のフンで道具が白くなる。
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この場所に移動してからはウキがゆっくりと入るエサ取りのアタリしかありません。
隣で釣っているFさんは、カモメの子供がハリスに絡んでしまい、絡んだ糸をはずすときに手を噛まれて難儀をしていました。
こんな時はダメですね。
磯替わりしたあとは何も釣れずに3時半になり釣りを終了といたしました。
今日はグレ36,34cmの2匹でした。
Fさんはボーズでした。
港に戻りますと、北の離れで釣りをした方が40cm前後の尾長グレを何枚か持っていました。
冠島は釣れそうな雰囲気はありますが、あまり釣れないときもありますね。
また次回に期待という結果になりました。
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冠島を後にして 次回に期待です
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