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 「同船者6人のうち、5人は魚を手にした」

  須賀利 (三重県)
   2005/03/05

 


掲示板でゆたきちさんが土曜日に竿を出すとのことがわかった。
同乗させてもらうことになった。
ゆたきちさん、Kさんとの3人での釣行だ。
上野山さんからのリポート 「ドタバタ騒いできました」からUENOYAMAさんと私が入れ替わったメンバー構成である。
私は今年3回目の釣りである。
1〜3月、毎月1回づつしか竿を出していない。
その週の前半までは風邪で咳、下痢、鼻水と散々だった。
治りかけたので、思い切って行くことにした。

雪がチラチラしてる大津を午後11時に出発する。
ゆたきちさんがよく通われている須賀利を目指した。
あら丸渡船には予約してもらっている。
九鬼は波があって出ないような日である。
鈴鹿越えて三重県に入る。
峠に雪はなかった。
途中、エサ屋で全解凍しているボイルを各人が2枚づつ受け取った。
コンビニでパンも買い込んだ。

後部座席で夢をみていたら、須賀利に到着した。
仮眠所はないので車で仮眠することになった。
ワゴン車といえ、細くはない3人が並んで寝る。
手足を伸ばして寝れるがゆったりっていう寝床ではない。
寝にくいなぁと思ったのは一瞬である。
すぐに眠りに落ちた。
ゆたきちさんの目覚ましのアラームがなるまでぐっすりである。
私以外の2人は寝れたんだろうか。
いつもうるさいけど、特に今日は鼻も詰まってる。
ゆたきちさんに寝れましたかって聞いたが言葉を濁らされた。
きっと、あまりのイビキのうるささに一睡もできなかったに違いない。
ごめんなさいね。

身支度をして出船。
外は真っ暗である。
船は江戸鼻を目指すようだ。
乗船者は6人である。
少ない。
いつ雨が降りだしてもおかしくない空模様だし。
沖を走り出したら、波は思いのほか高い。
江戸鼻は無理なようだ。

マダイが出ている尾南曽に変更。
Uターンである。
尾南曽も上がれるとこは少ないようだ。
再変更。
次はもっと戻って大石へ。

最初に付けるのが大石のハナレである。
私達3人が最初に下りることになった。
前回の釣り上野山さんからのリポート 「ドタバタ騒いできました」でゆたきちさんがUENOYAMAさんに外道オヤジと命名された磯である。
今日はリベンジって張り切っているようだ。
はたして、外道オヤジ改め本命ゆたきちになれるんだろうか。

鉄柱を真ん中にして3人分かれて釣ってくれとのこと。
他の船が付けられないように場所を確保せよとも言われた。
釣り方などは常連客や船頭にアドバイスしてもらう。
3つ半くらいでやってくれとのこと。
波があるとはいえ、前回6人で釣った場所に3人である。
余裕がありそうな感じである。

Kさんが鉄柱のところ(前回と同じ釣り座)。
ゆたきさんが沖に向かってその右手。
私は前回、UENOYAMAさんが竿を出した場所に入った。
ゆたきちさんからレクチャーを受ける。
前回、UENOYAMAさんがここでチヌを掛け、ここでグレを掛けたって説明を聞いた。
大石周辺が釣れているのか、何隻か船が近くを通った。
どの渡船も客はあまり乗っていない。
産卵で数が出てないからなのかな。
天気予報が悪かったためか。

先端は波があって釣りにくそうである。
一歩下がったところに釣り座を構えて、釣りを始めた。
どうやらアジが磯の周りを闊歩してるようだ。
ハリをくわえて上がってくるのはアジばっかり。
アジの猛攻にタジタジである。
UENOYAMAさんのパン喰い釣法も試みた。
残念ながら、「フガフガホー」とはいかなかった。
アンパンじゃなく、ソーセージ入りの揚げパンをくわえたのがいけなかったのかな。

3ヒロから3ヒロ半を中心に攻めた。
足元には少しハエ根が出っ張ってるようだ。
朝から何度か引っ掛ける。
UENOYAMAさんのようにウキをロストする事態には陥ってないけど。
そうこうしていたら、ゆたきちさんが竿を曲げている。
ものすごく大きいって感じはない。
取り込んだのはグレの33cm。
期待をもたらしてくれた最初の1枚である。
外道オヤジを改名できそうだ。

気合を入れなおしたが、私にはアジばっかり。
波もあり、曇り空。
潮の色はさほどよくないけど、アジさえいなけりゃ釣れるんじゃないのかな。
磯を取り巻くアジの中からゆたきちさんは釣ったし。

アジの時間が続いたが、突然、エサが残りだした。
チャンス到来?
エサが残りだして2〜3投目、足元から流して竿1本くらいのところでウキに変化が出た。
根がかりのようなウキの沈み方である。
軽く合わせると重量のある引き。
いいサイズかな。
朝からハリス2.5号を掛けていたが、このときは2号に落としていた。
1枚目なのでかなり慎重にやりとりした。
上がってきたのは40cmはありそうなサイズ。
42cmだった。
同じ場所で釣ったUENOYAMAさんのと、まったく同じサイズである。

ハリスを変えて再投入。
すぐに当たり。
竿が曲がったが、どうやらサイズダウンである。
軽い。
上がってきたのは30cm級だ。

続けて来たので、ゆたきちさんが私の横に移ってきた。
3人肩を並べても大丈夫なスペースはある。
ゆたきちさんがハリスを結びなおしてる私の横で仕掛けを振り込んだ。
移ってきて一投目。
まだまだ来るでって私が言ったかどうかは定かではないが、私と話をしてウキから目を離した隙に当たったようだ。
突然、竿を引っ張られたらしい。
すぐに戦闘体制になったが、魚に先手を取られている。
竿が大きく曲がった後、数秒で高切れ。
ゆたきちさんは痛恨って顔をしてる。

42cmから3投続けて当たりが出ている。
地合なんだろう。
Kさんも呼んで竿を出してもらう。
しかし、バラシた後はパッタリと当たらなくなった。
Kさんもあきらめて元の場所に戻られた。
バラシたゆたきちさんはすまなそうにされている。

その後もエサが残ってくる状態が続いた。
ウキ下を深くしたり浅くしたり。
3ヒロ〜5ヒロを探る。
グレの喰い気さえあれば釣れるんだけど。
ゆたきちさんが三の字を釣られた。
さっきバラシたのもこいつの大きいのだったのかな。
外道オヤジに逆戻りか。

沈黙の時間が長く続いた。
Kさんが三の字を釣ったくらいである。
Kさんは長くグレを手にしてないらしい。
仕掛けを見せてもらったけど、釣れないようなものではなかった。
流し方なども変じゃない。
釣れないのはなぜなんだろう。

結局、事態は好転しなかった。
私とゆたきちさんが30cm級を1枚づつ追加しただけで終わった。
この日もKさんはグレを手にできなかった。
ボーズ街道を突っ走ってるようだ。

大石の常連2人組はハエ根の際にウキを止めて釣ったそうだ。
40cmオーバーが4〜5枚、バッカンに放り込まれている。
大きいのは45cmくらいある。
私達と同じように朝のうちはアジに手を焼いたらしい。
アジが消えてからポツポツと掛かったみたい。
ハエ根際で釣るのでバラシもあったようだ。
尾南曽に行ったもう1人の常連は50cm級のマダイを3枚とチヌを釣ったと言っていた。
クーラーの中は覗かなかったので魚は確認できなかったけど、釣れたようだ。

出船前はボーズの人が大半、一発大物が出ればと思っていたが、同船者6人のうち、5人は魚を手にしてる。
Kさんは港で船頭にもう少し勉強してきてねって言わたみたい。
笑っていたけど、内心はどうだったんだろう。

十分寝たはずなのに大津からの新快速はここちよく揺れた。
携帯電話のアラームをセットしたのに、2駅も乗り過ごす羽目になった。
電車で爆睡。
たぶん、私の隣には誰も座れなかったんだろう。
耳元工事現場だったら、家の嫁さんのように難聴になるやろうし。

           31、32、42cm

釣行記を書く気、無し無しモードか。
この日はデジカメを忘れてしまった。
文章だけでは楽しませれないが、写真を並べたらそれらしく見せれる。
私の釣行記に写真は必要である。
磯の写真は上野山さんからのリポート 「ドタバタ騒いできました」を見てください。

釣ったグレはお刺身とホイル焼きでおいしく食べた。
釣りの腕は落ちていってるが、魚のさばき方は上達していってるような管理人である。




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