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| 上野山さんからのリポート 「釣果 大爆発」
 
 武者泊 (愛媛県)
 2019/01/25
 
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 1日目の釣りを終えて我々はいつもの一本松温泉に行き、スーパーで食料を買って仮眠所に戻りました。ビールを飲みながら今日の反省会をします。
 今日の反省は過去の成功体験で磯を選んだことでしょうか。
 世間話や明日の天気の話をしているうちに眠くなってきました。
 二人ともいったい何歳まで四国に来ることができるかという話が出ましたが、金沢の釣り人Tさんは70歳を過ぎても一人で四国まで来ていたので、あと10年ほどは出来るのではないかという見通しです。
 M君は話の途中に、海水に浸けて溶かしてあるオキアミを上げに行きました。我々は今回の釣行では一日につき、一人ボイルのオキアミ2枚で釣ることとしました。
 今回は集魚剤を使わないので道具が汚れなくていいですね。
 武者泊の磯は御五神に比べるときれいに感じました。船長によりますと、南のウネリが入っていないので磯の上にたまった水が腐って臭い磯もあるということです。
 今日、船を下りた後で船長に「明日のお客さんはどうですか」とM君が聞きますと「明日は3人組の予約が入っていて、できればフタゴに上がりたいということです。それ以外にも予約は入っています」ということです。フタゴと言えば野地方面の磯ですので、明日は野地島に上がることになるかもしれません。
 野地島が苦手な私は運命を受け入れるだけです。
 7時になり眠くなりましたので私は奥の布団に入りました。M君もテーブルを片付けて布団に入りました。
 この時間ではまだ仮眠所に到着するお客さんはいないようでした。
 夜中に仮眠所に3名の釣り人が入ってきましたので仮眠所では5名で寝ました。私は7時頃に寝ましたのでさすがに12時ごろに一度目が覚めました。
 のどが乾きましたのでトイレに行くついでに自販機でお茶を買って飲みました。
 その後布団に入って腰を伸ばしたりしているうちに、眠くなってきましたので再び眠ることができました。
 朝5時半に起きてなるべく音を立てないように着替えをいたします。6時前になりお湯を沸かしてテーブルでカップヌードルを食べていますと釣り人が起きてきます。
 そのうちの一人が「Mさん、久しぶりです。こちらは上野山さんですね」と声をかけてきました。
 この方は四国にお住まいで、以前にM君とここで一緒になったことがある方でしたが、私の名前をいきなり言われて私はビックリ致しました。
 後で聞いたのですが、この方はYさんと言い「ぐれねっと」をチェックしている方でした。釣りどころの四国の方が、「ぐれねっと」をチェックしてくれているとは驚きました。
 私の場合は釣りに行くのが日本海ですので、ほとんどがコッパグレやチヌの釣果しかないので申し訳ない思いですが、それしか釣れないのでしょうがありません。
 M君に聞きましたら、Yさんはいろは渡船では一人でグレを10枚も釣り上げるような上手な釣り人だそうです。
 M君がYさんと少し話してから駐車場に行きますと今日は釣り人が14名います。我々は支度を済ませて6時20分ごろに船に乗り込みました。
 
 船の中に座っていますとM君が「今日は場合によってはYさんと3人で上がるかもしれない」と言ってきます。
 私は今日どのような運命でも受け入れる覚悟でしたので「3人で釣ってもいいですよ」とM君に言いました。
 船はフタゴに3人を下してイチガハエ、マルバエ、シモリの岡と釣り人を下していきます。
 我々は最後に野地島の船着きにYさんと3人でおりました。20mほど離れた我々の左側のワンドよりに2人が下りたので我々は沖に向かって5人並んで釣ることになりました。
 M君とYさんに「どこで釣ってもいいですよ」と言われましたので、私は磯の右側で釣ることにしました。この場所は今まで釣ったことが無い場所でしたので、新鮮な気持ちで釣ることができると思いました。
 
              
                
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                  | 野地島の船着き 右端が私の釣り場でした |  
 磯から海を覗いてみますと、私の場所の右側は沖に向かって根が伸びています。沖の方は海底が幾分明るくなっている程度ですので、浅いウキ下なら根の右向こうも釣れると思いました。
 足もとでは右に流れると見えている根に引っかかりそうです。
 これは右に流れたら沖を釣るしかないと私は思いました。
 私の左隣の少し高いところにM君が入り、その左側でYさんが釣ることになりました。
 今日は等圧線が開いて晴れて風が無い釣り日和です。
 満潮は9時半ということです。
 今日の仕掛けです仕掛は昨日と同じですがハリスを4号から3.5号とマニアックなものに換えました。
 3.5号は金沢の釣り人Tさんが道糸3号、ハリス3.5号の組み合わせで釣っていましたので、そのころに一度使ってみようと買ったものです。
 
 今までに1回しか3.5号は使ったことがありません。
 何故に3.5号にしたかと言いますと、昨日もボーズでしたので今日はハリスを4号よりも細くしようと思いました。
 3.5号は3号よりは自信を持ってやり取りができるということです。
 昨日布団の中で今日の仕掛けを考えていて思いつきました。
 直感を信じなくては。
 ハリは今日もザロックの8号としました。
 我々が仕掛けを作っていますと先に竿を出していたYさんがすぐに魚を上げました。これは30cmほどのグレです。
 「さすがに四国の名手はすぐに釣るな、一体今日彼は何枚グレを釣るのだろう」と私は思いました。
 ウキ下を3ヒロとして、ウキを足元に落としますとウキはほとんど流れません。エサはとられますので魚の活性はあるようです。
 私はウキ下を30cmほど浅くしました。
 5回ほど仕掛けを投げたでしょうか。
 ジワッと沈んだウキが一瞬で見えなくなります。
 これはアタリと合わせますと竿が引き込まれて、緩めに調整したドラグが滑ってジャーと糸が出ます。
 竿を腰に当ててためますと魚は止まりました。
 ゆっくりやり取りをしますと魚は徐々に寄ってきます。
 これも引きからするとグレではありません。
 掛かった時の走り方がグレにしては速すぎます。
 魚を足元に寄せて自分で掬いました。
 この魚は43cmのサンノジでした。
 隣のM君に「グレ以外は釣れます」と声を掛けます。
 
              
                
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                  | 7時過ぎに釣れたサンノジ |  
 まあ、昨日は1匹目がウツボでしたので昨日よりも上向きかと思いました。しかし、サンノジは良く引きますね。
 釣っていて楽しい魚です。
 私がサンノジを釣り上げてすぐにM君の竿が曲がります。しばらくやり取りをして取り込んだのは良型のグレです。
 このグレは46cmほどあるということです。
 「これで、ボーズは無くなりました。後は気楽にやります」とM君は言います。
 
              
                
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                  | M君は最初の魚が46cmのグレだった |  
 YさんとM君はグレを釣り上げたのに私はサンノジということで、このあとの展開が気になるところです。60歳を過ぎましたが、朝一番に隣で釣友に良型グレが釣れて、すんなりとおめでとうという気になりませんね。
 まだまだ人よりも先に釣りたい、ボーズを早く脱出したいという煩悩に取りつかれている釣り人です。
 今日は運命に従うつもりでしたが、なんと言いますか人間ができていません。
 私にとっては隣で1匹のグレが釣れるということは羨ましい限りです。
 この置いてきぼり感はなんなのでしょうか。
 「おお、はやくもグレが釣れたか」と私は愛想をM君に言いましたが、これは釣る場所の選択を誤ったかと早くも悔やまれます。
 今日の直感は冴えていなかったのでしょうか。
 早くも4連敗がよぎります。
 その後、潮は当たってきたり右に流れたり左に流れたりします。
 今日の満潮は9時半ですので、それまでは潮は流れると思いました。
 8時過ぎになり潮は強く右に流れるようになりました。M君は左に流れると言っていますので、磯に当たってきた潮が右左に分かれているようです。
 私の釣り場は右側に根が出ていますので、足元にウキを落としますと根までの間の4mほどを釣ることになります。そこよりも沖の方が魚は多いだろうと思い、私はウキを20mほど投げてマキエをウキの頭にかぶせました。
 ウキは右に流れて、根から続いているシモリを通り越して磯の右側の岸に向かって扇形に流れるようです。
 この方が、足元を釣るよりも広く探れると思いました。
 沖に投げて3投目でしょうか。沖に投入したウキは仕掛けが馴染みますと沈んでいきます。
 ウキが見えなくなりましたが、そのまま道糸を出していますとベールを開けていたリールから急に道糸が飛び出します。
 これはアタリと竿を立てますとかなりの引きです。
 糸を出すほどではありませんが魚は磯に張り付こうとします。
 沖側に竿を向けてなるべく魚を磯から離しますが、磯の右側にある根の向こう側で掛かっているので真横に張った道糸が磯に擦れそうです。
 そのうち魚が磯に張り付いてしまいました。
 これはグレだとしたらまたもや試練です。
 見ていたM君に「磯に張り付いた。待っていますわ」と声をかけて、糸を張っていますと2分ほどして魚が動きました。これ幸いと魚を磯から引きはがす感じで強引に竿を立ててリールを巻きます。
 これは2号の竿とハリス3.5号だから出来る力任せの取り込みです。
 足もとに寄った魚の色は、残念ながらグレのように青黒くはありません。
 今度は茶色です。
 またもや、釣れた魚はグレではありませんでした。
 今回は良型のオオモンハタでした。
 この魚は今までに釣ったオオモンハタで一番大きいのではないでしょうか。
 サイズは44cmほどです。
 
              
                
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                  | 私の釣り場を右側に回り込んだあたりで食ってきたオオモンハタ |  
 M君に「グレ以外は釣れます」と声を掛けましたがこれは何度目でしょうか。この魚で昨日から6目釣り上げたことになります。
 この魚はひょっとするとグレよりもおいしい魚です。
 今日はおいしい魚を釣り上げたのでボーズにカウントしてほしくないと早くも弱気になりそうです。
 私は今日これしか魚が釣れないかもしれないと思い、M君に写真を撮ってもらいました。
 
              
                
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                  | オオモンハタ44cm |  
 一息入れたYさんがやってきてM君と話をします。私に向かって「まだまだ時間はあるので頑張ってください」と励ましの言葉をかけてくれました。
 根の向こう側のオオモンハタを釣って、ハリスがザラザラになりましたので私はハリスを張り替えました。ついでに大物に備えて道糸とサルカンの結び目も結び直しました。
 
 時刻は9時を回りました。
 次も同じように沖にウキを投入してマキエを沖に投げます。
 今度は仕掛けが立ってウキが沈み始めてすぐに道糸が走ります。
 この魚はそう引きませんが、どうもグレでは無いようです。
 すんなりと上がって来ます。
 
 これは38cmのイサギでした。
 なんと昨日から7目めです。
 またもやM君に「グレ以外は釣れます」と声を掛けます。
 オオモンハタ、イサギとおいしい魚が釣れます。
 ですがグレが釣れないとボーズは進行しているのです。
 あと4時間ほどでグレが釣れないとなんと4連敗となります。
 次こそはグレが釣れてくれと祈るような気持ちでウキを投入いたします。
 
              
                
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                  | イサギ38cm |  
 M君も同時にイサギが掛かったようですが、抜きあげようとして外れたということです。これは何とももったいないことです。
 左に入ったYさんは朝一番の30cmのグレの後は釣れないようです。
 私もイサギが釣れた後はアタリが無くなりました。私はウキ下を少し下げて3ヒロ半ほどにしました。
 ウキ下を下げますとまた、エサがとられます。
 M君は大きなイシガキフグを釣り上げています。
 M君も朝一番のグレから後は持って帰る魚が釣れません。
 イサギの後に道糸が走り、私にもう1匹40cmほどの先ほどより少し小ぶりのオオモンハタが釣れました。持って帰ることができる魚は私が一番釣っていますがグレは釣れません。
 1日の釣りを6時間としますと、四国での釣りは3日と3時間ほどたっていますので、私は磯の上で21時間ほどグレを釣っていないことになります。
 ホンマにグレを1匹釣るのは大変なことです。
 やがて時刻は10時ごろになりました。それまでずうっと取られていた着けエサが残ってきました。
 エサを付け直して同じように沖にウキを投入します。
 仕掛がなじんでウキが沈み始めて見えなくなりますと、すぐにすごい勢いで道糸が走ります。
 海面にカーブを描いていた道糸がリールに向かって走ってきたような感じです。
 これはアタリと合わせますと竿は起きましたが、同時にリールのドラグが滑ってジャーと糸が出ます。
 竿は起き切らずにすぐに海面に向かいますが、掛かったのが沖ですので体勢を立て直す時間はあります。
 素早くリールのレバーを緩めて竿を立てる分だけ道糸を出します。
 ドラグを右手で締めてやり取りを開始します。
 このスピードの引きは朝に掛かったのと同じくサンノジではないかと思いました。見ていたM君も「これはグレ以外の引きかな」と声を掛けます。
 どうもグレにしては引き方がシャープな感じがします。
 私は徐々に魚を寄せましたがウキが見えてきましたら、急に魚が左の根の下に入ろうとします。
 私は竿を右側に倒して強引に魚を私の正面に移動させました。
 やはり2号の竿ですとこちらが主導権を握れますね。
 ウキが出てハリスが見えてきますと、水中の魚が見えてきます。
 見た感じはグレのようですがなんだか白っぽい感じです。
 もしかしてイスズミかもしれないと私は思いました。
 でも、尻尾が白く見えます。(イスズミは黒い)
 タモで掬おうと片手で竿を持ってタモを取りますと、かなりの力で再度足元に竿を引き込みます。
 タモを置いて再度やり取りをします。
 すぐにM君がやってきてタモを出してくれました。
 足もとで突っ込む魚を強引にタモに誘導します。
 無事にタモに入ったのはなんと尾長グレでした。
 これが釣れるとは思いもよりませんでした。
 
              
                
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                  | 尾長グレ46cm |  
 これはなんともうれしい結果でした。私は魚が跳ねて海に帰っては大ごとだと思いすぐにナイフで魚をシメました。
 ハリスを見ましたら、ハリスの中央あたりが傷ついていましたので、もう少し時間が掛かればハリス切れでバラしたかもしれません。
 ハリは口の横のカンヌキにがっちり掛かっていました。
 向こう合わせでしたがいいところにハリが掛かっていましたのでツキがありました。
 ボーズ逃れの30cmのグレでは無く、取り込むのが難しい尾長の46cmを釣らせてくれるとは、釣りの神様も粋な計らいをしますね。
 とにかく四国釣行4日目にして初めて釣れたグレが46cmの尾長でしたのでよく獲れたと思います。
 今となれば、サンノジ、オオモンハタは尾長グレのウオーミングアップのような感じでした。
 釣行記としてはタモ入れ寸前で尾長グレをバラすほうが面白いですが、3連敗の後に強烈な引きの尾長グレが掛かり無事に取り込むというこの試練をなんとか乗り越えることができました。
 
              
                
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                  | 尾長グレ46cm 顔がニヤついている |  
 私はようやくボーズを脱出したことよりも、尾長グレを釣り上げたこの方が嬉しかったです。やはり尾長グレは最初にかかった時のスピードが違いますね。
 すっかり忘れていた引きでした。
 これが最初から尾長グレと分かっていましたら、大事に行こうともっと時間をかけてやり取りをして傷ついたハリスから切れたかもしれませんが、サンノジと思って強引にやり取りをして短い時間で取り込めたのが良かったのではないかと思います。
 今日は最初にサンノジが掛かったこともついていたのかもしれません。
 前回は四国でいつごろ尾長グレを釣り上げたのかと「ぐれねっと」をさかのぼりますと2007年2月の釣行記No128「豪快な沖の島アタリ」まで戻らなければなりません。四国で尾長グレを釣り上げるのは実に12年ぶりということになります。
 私にとって四国では本当に久しぶりの尾長グレでした。
 60歳を過ぎてもう一度50cmオーバーの尾長グレを釣り上げることが目標でしたので、
 あと4cmで目標達成というところでした。
 まあ、まだ釣りを続けろいうことですね。
 グレボーズの呪いも解けて私は気楽になりました。沖にウキに投げて仕掛けが立つまでの間、私はM君のところに行ってタナの深さなど話をしていました。
 11時を過ぎて、沖に投入した仕掛けが沈んで行ってまた道糸が走りました。
 今度は余裕を持ってやり取りをして自分で46cmのクチブトグレを掬いました。
 
              
                
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                  | 11時過ぎに釣れたグレ46cm |  
 私は他のハリも試してみようと思いがまかつの短グレ8号にハリを変えました。私がグレを2匹釣り上げる間、M君もYさんもアタリが出ないようです。
 私は沖を釣っていますがM君、Yさん共に足元を釣っています。
 「私は正統派の釣りでグレを釣ります。グレ釣りはウキが沈むところが楽しいのです」とM君は私に対抗して言います。
 私の釣りは沖にウキを投げてマキエをかぶせて後は糸を出すだけですので、「行って来い」という感じの釣りです。
 しかし、私の釣り場所で右側に流れると、この釣り方くらいしかやりようがないのです。
 ウキが沈むところは分かりませんし、どの辺で食ってきているのかも分かりません。
 リールのベールを開けて、道糸が走るまでM君と話をしているという気楽な釣りです。
 しかし、釣れればよいのです。
 今の私にはウキが沈むところが見えなくとも、グレが釣れれば良いのです。
 グレを2匹釣りましたので私は余裕でパンを食べて飲み物を飲みました。M君とパンを食べながら話していますとYさんの竿が曲がりました。
 上手なやり取りで上がって来ましたのは45cmほどのキバンドウでした。
 
              
                
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                  | 12時前にYさんにキバンドウが掛かる |  
 Yさんの竿は横で見ていても我々のアテンダーのように胴から曲がらないので、なにか固い竿なのかもしれません。M君がYさんに聞いたところによりますと、Yさんは道糸ハリスともに2号でやっているということです。
 号数だけで言いますと我々の半分の太さの仕掛けですね。
 私はパンを食べて釣りを再開しました。今度はグレメジナ8号にハリを変えました。
 今度も次の大物に備えて道糸とサルカンの結び目をくくり直しました。
 その後、またもやM君はイシガキフグを釣り上げました。どうもこの魚は先ほど放流した魚ではないかということです。
 沖にウキを投げてM君と話をしていると、またもや道糸が走ります。
 私は「オッ、またきた」と言って磯を移動しました。
 手応えからして今度もグレの引きのようです。私はユックリとグレの引きを楽しむように寄せてきました。
 今度も自分でタモを入れました。
 今度は少し大きい47cmのクチブトグレでした。
 
              
                
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                  | 12時ごろに釣れたクチブトグレ47cm |  
 その後は私にはアタリが出ませんが、M君がタナを落として魚が掛かったようです。この魚は横で見ていましたがグレの引きとは違うようです。
 これは45cmのフエフキダイでした。
 釣ったタナは6ヒロほどだということです。
 M君はこの魚は持って帰ると言っています。
 
              
                
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                  | M君に釣れたフエフキダイ |  その後は12時半ごろに私の道糸が猛烈に走り50cmほどのキバンドウが釣れました。
 M君が曲がった竿を見て、なにが掛かったのかと来てくれて魚を掬ってくれました。
 これを最後にアタリは無くなり、私は釣を終了しました。
 
 
              
                
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                  | 最後に釣れたキバンドウ50cm |  今日はM君の予言通り、私は大爆発の釣りとなりました。
 45cm以上の尾長グレは、四国の西海では一週間に数枚しか釣れないような魚ではないでしょうか。
 なんとも思いがけないプレゼントでした。
 今日は昨日までのハリハズレは無く、掛かった魚は全部取り込むことができました。
 これでようやくグレボーズの呪いから解き放たれた感じがいたします。
 今日の釣果です。私は尾長グレ46cm、クチブトグレ47cm,46cm、オオモンハタ44cm,40cm、イサギ38cm、外道ですがサンノジ43cm、キバンドウ50cmでした。
 合計8回もタモを入れました。
 3連敗中の私にとりましては、大爆発の大漁です。
 M君はクチブトグレ46cm、フエフキダイ45cm、Yさんは場所が悪かったのかグレ30cm、キバンドウ45cmでした。 
              
                
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                  | 私の釣果 大爆発でした |  港に帰りますとフタゴに上がった釣り人が45cmほどのグレを5枚釣ったということですので、私が竿頭ではなかったようです。
 魚を測ってくれた船長が「今の尾長グレはおいしいよ」と声をかけてきました。
 Yさんも「こんなにきれいな尾長をここで見るのは初めてです」といいます。
 Yさんのように釣の上手な方でも釣れない時もありますね。
 まあ、それが磯釣りの面白いところでしょう。
 今回は寒グレ釣りのセオリーに反するように沖に仕掛けを入れて釣果を得ました。昨日も違う渡船屋が野地島に着けていましたので、足元の魚はマキエを食べておなかが一杯ではないか、それなら足元をやめて沖の魚を釣ろうという読みも私にはありました。
 まあ、今回は直感を信じて釣りをしてよかったです。
 磯に上がってみて「目をみはり、耳をすませば」なにかひらめくと思います。
 今回は私にとりまして自分の直感を信じることの大切さを感じた釣行でした。
 港に帰ってからYさんが「上野山さんは遠投してラインメンディングとかしているのですか」と声をかけてきましたが、M君が「彼はウキを投げた後は私と話しているだけです」と憎まれ口を言います。まあ、今日は釣れたので何を言われても構いません。
 遠投してひとつ気を付けたことは、ウキより先に道糸が流れないようにしたことくらいでした。
 我々は最後に「ぐれねっと」読者のYさんと3人で船長にシャッターを押してもらって、記念写真を撮って武者泊を後にしました。記念写真を撮るという行為はなんとなく昭和っぽいですね。
 今回はマグレだと思いますが、尾長グレが釣れるとなるとまた武者泊に行きたいですね。
 
              
                
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                  | 最後に3人で写真を撮りました。Yさん、M君と私 私はトレードマークの緑の帽子です |  
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