11月29日は河野海岸に釣りに行きました。
この日は弱い南風が吹き、晴れているものの波の高さがが2.5mということですので渡船は出られません。
私はこの波ではゴロタ浜のチヌ釣りが、そろそろいい時期なのではないかと思いました。
今日はチヌ狙いと決めて、サンスイ釣り具には12時前にオキアミを取りに行きました。
オキアミ1枚をグレパワー半分と混ぜて、着けエサはレンガのボイルを持ちます。
「今日はチヌ釣りに行きます」とご主人に言いますと、ご主人が「今日は波が高いので気を付けてください。アア、うちでできたレモンを持って行ってください。チヌをカルパッチョにするのなら使ってください」といってレモンを4個くれました。
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サンスイ釣具店でいただいたレモン
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12時過ぎにサンスイ釣り具を出たのですが、釣り場まで到着してからライフジャケットを家に忘れてきたことに気が付きました。
ライフジャケットを取りに戻りましたので、結局竿を出したのは1時半ごろになりました。
この場所は昨年大型のチヌと思われる魚をバラした場所です。
この時の話は、「ぐれねっとNo239釣果もありバラしもあり」でリポートをしています。
私は竿を出す前に波の状態を15分ほど見ていました。
昨年来た時とは違って、ゴロタ浜のテトラが崩れていて、崩れたテトラに当たった波が上にしぶきを上げるので、釣り場には5分に1回くらいは波しぶきが上から落ちてきます。
また、時折大きなウネリが来ますが釣り場を乗り越えてくるような波ではありません。
時折弱い南風が吹く程度ですので、チヌ釣りには良い条件です。
幸い太陽が出ていて暖かいので、少しくらい波をかぶっても2時間くらいなら我慢して釣りができると思いました。
私は先に釣り場にマキエのバッカンを持って行きましたが、ここでまた忘れ物に気が付きました。
サンスイで33cmのバッカンを買ったときに、地磯釣行用にとチャックの壊れた軽い竿袋をもらったのですが、その竿袋に釣り道具を入れたときにマキエ用の杓を入れるのを忘れてしまいました。
私は、これは弱ったと思いました。
手でマキエを撒いて、その都度手を洗おうかと思いましたが、フト、ライフジャケットに着けるサシエ入れを使おうと思いました。
サシエ入れにはオキアミが20粒ほど入りますので、容積としてはマキエ杓よりも小さいですが、まあ何とかなるでしょう。
私は釣りを始める前に、サシエ入れを使って10回ほど足もとにマキエを入れました。
これでもやはり手は汚れますが、直接マキエを触るよりはましです。
サラシが足元から出ていきますので、マキエは足元で十分だと思いました。
この作業をしている間も波しぶきが落ちてきますので、カッパのフードはかぶったままです。
さて、トラブル続きですが釣りを開始します。
竿はいつものアテンダー1.5号に道糸は2.5号です。
ハリスは2号を1ヒロ半取り、ハリはガマカツのグレバリの7号です。
今日は重めのBのウキを使い60cmほど遊動にします。
サルカンで道糸とハリスを結びサルカンの上にBのオモリを付けました。
サラシの切れるアタリをめがけてウキを20mほど投げますと、ウキはゆっくりと左に流れていきます。
10mほどウキを流して仕掛けを上げますとサシエはついています。
これは、まだマキエが効いていないのだろうと思い、またサシエ入れで3回ほど足もとにマキエを落としました。
5回ほど投げますとようやくエサが取られました。
私は正面から左側がポイントと思いウキを正面に投げたり、左沖に投げたりしました。
どこに投げてもエサが残らないかフグが釣れてきます。
時折大きなウネリが来ますので、道糸がウネリに巻き込まれないように竿を上げてウネリをやり過ごします。
上からの波シブキは5分に1回くらいは落ちてきます。
たまにライフジャケットにたたきつけてくるようにシブキが当たってきます。
大きなウネリが来たときは足元の岩に当たったシブキが下からも上がってきますので、体もリールも竿も潮まみれの釣りです。
天気予報では、夕方には少し波が落ちるようですが3時を過ぎても波は一向に落ちません。3時を過ぎて西日が正面からあたり、ウキが見えなくなってきました。
左の手前に投げたときはウキが見えるので、左に投げたときはウキを見て、正面に投げたときは道糸を張り気味にして竿でアタリを取ります。
3時20分くらいになりました。
釣りを始めて2時間近くになります。
4時までやってダメだったら帰ろうと私は思いました。
3時半になり左に投げた仕掛けを回収すると着けエサが残ってきました。
これはチヌが寄ってきたときのサインです。
同じようなところにウキを入れて、仕掛けがなじんだ時にユックリとウキが入ります。
合わせますと魚が掛かりました。
ドラグが緩めに調整してありましたので少し糸が出ましたのでドラグを締めます。
ブレーキで糸を出すほどの大きさでもないのでゆっくりと魚を寄せます。
魚が頭を振るゴンゴンという引きですのでチヌのようです。
海面に出たウキの位置を見ると、魚はもう5,6mほど先まで寄ってきましたが大波の時は取り込みが大変です。
沖の波を見てウネリが収まった時に一気にタモで掬わないと、波で魚が岸に打ちあがって岩の間に入ってしまうとどうにもなりません。
ここで大きなウネリが来ましたので、いったん糸を緩めて魚を泳がせて波をやり過ごします。
ウネリが収まったのを見てリールを巻いて魚を寄せてサッとタモで掬いました。
このチヌは口の横にハリが掛かっていました。
釣りあげたときは42cmほどかと思いましたが、あとで家に帰って測ってみましたら38cmでした。
この魚は磯クーラーに海水を入れて泳がせておきました。
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3時40分に釣れたチヌ 38cm
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ハリをくくりなおして、同じように左にウキを投げますと今度もエサが残ってきます。
これはまだチヌがいると思いました。
左に投げてもアタリが出ませんので、今度は正面沖にウキを入れます。
西日でウキが見えませんのでリールをオープンにして糸を張り気味にします。
すると道糸が引っ張られて、リールからスッスッと糸が出ます。
これはアタリです。
合わせますと、今度は沖に走ります。
強い引きですので竿を立てる分糸を出します。
魚はまた、頭をゴンゴンと振ります。
竿だけで引きをタメることができそうなので、竿でこらえていますと魚は寄ってきました。途中シモリの後に魚は回りましたが、糸を緩めて魚を左手に誘導してシモリをかわします。ハリスがシモリに当たりましたが2号なので大丈夫のようです。
波を見て掬いましたのは45cmほどのチヌです。
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2匹目は45cmほど 連続で釣れました。
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私は狙ってチヌを釣りましたので、2匹で充分と思い竿を置きました。
魚を締めて4時前にサンスイのご主人に電話をしますと「どうですか、釣れていますか」と聞かれましたので「チヌを2匹釣りましたので、もう釣は終わりました」といいますと「ええ、もう終了したのですか。チヌ2匹とはよかったですね。充分ですね」と言われました。
波をかぶって潮まみれになっての修行のような釣りでしたが、今日は釣れると思ってチヌを釣りましたので満足でした。
ライフジャケットを忘れたりマキエの杓を忘れたりトラブルだらけでしたが、なんとか魚の顔を見られてよかったです。
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チヌを2匹釣りました
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大きいほうのチヌは、以前腰痛が出たときにお世話になりました整骨院の先生に食べてもらいました。
我が家の夕食ではチヌの刺身とサンスイでいただいたレモンを使ったカルパッチョを食べました。
久しぶりに40cmを超える魚を釣って、ブレーキを使って糸も出しましたので楽しい釣りでした。
次回は忘れ物をしないように気を付けて釣行しようと思います。
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