TOP 釣行記index 次のページを読む

 上野山さんからのリポート
 「グレ釣り2連勝

  敦賀半島の地磯 (福井県)
   2021/11/20

 


11月20日はFさんと今度は敦賀半島の地磯に行くことになりました。
Fさんとは、ちょうど1年前にもこの地磯に行っています。
その時のレポートはぐれねっとNo260「釣りに行ってもらって帰る」にあります。

昨年は釣りの途中で北風が強くなり早帰りしました。
私は良型のグレは釣れなかったので、Fさんにグレをもらって帰ったことを思い出しました。

今日は晴れの天気で、風は北西ですので釣りはできそうです。
今回は前回よりもさらに早く、朝4時にFさんとサンスイ釣具店で待ち合わせとしました。

4時前に店に着きますと、時間が早いためか店にはお客さんはたまにしか来ません。
ご主人とは「今日は前回ほど寒くはないな」と挨拶をします。
今日もオキアミ1枚に集魚剤を混ぜて、ボイルのオキアミの着けエサを持ちます。
我々はサンスイのご主人と少し話をして4時40分ごろに店を出ました。

敦賀半島の地磯にはまだ誰も来ていないようです。
私とFさんは手早く背負子に荷物をくくりつけました。
海に下りる道は枯葉が積もっていてよく滑ります。
ヘッドランプが照らす山道を何度か突っかかりながらも、なんとか海までおります。
そこから今度は、海辺を波に注意しながら横に移動します。

まったく、こんなことはいつまでできるだろうと思います。
昨年も同じようなことを思ったなと思いました。
魚を釣りたいという欲が無くなった時が釣りをやめる時か、などと思います。

釣場に到着しますとまだ6時前です。
ユックリとマキエの用意をして仕掛けを作ります。
薄暗い中で仕掛けを作るのはかなわないので、家でウキまでは着けてきました。
タモを組み立てて、マキエの用意をして、竿を伸ばしてハリスとハリを付ければ仕掛けは完成です。
今回も前回の堤防と同じ仕掛です。
ハリスは1.75号を1ヒロ半取り、Oウキのスルスル仕掛にして、道糸とハリスの直結の下にジンタン5号を付けました。

まだウキが見えませんが仕掛けを投入します。
「チヌが食ってきたら竿が引きこまれるやろ」とFさんが言います。
「ウキが見えるか見えないかの頃は、大きいグレが食ってくるでしょう」と私が言いました。「大きいグレの時合は短いけどな」とFさんが言います。

1投目はボイルの着けエサがついてきます。
投入したウキは見えませんが、仕掛けをあげてきますと手前に来たウキは見えます。

2投目に竿にアタリが来ました。
合わせますと竿を引き込みます。
竿は結構曲りますが糸を出すほどではありません。
この魚は左に誘導して、足もとの根に入ろうとするのをいなして浮かせます。
タモで掬いますと30cmを超える良型のグレです。

すぐにFさんの竿も曲がりますが少し巻いたところでバラしています。
「いい引きやったけどハリスが切れた」と言っています。
やはり薄暗い時は良型のグレが食ってきます。

私は磯クーラーに海水を入れてグレを泳がせておき、すぐにエサを付けて仕掛けを投入します。
もうウキは見えるようになってきました。
ウキが入りましたので合わせますと今度もいい引きです。
タモに入ったのは30cmを超えるグレです。
ハリを結んでいるFさんに「悪いです、またグレ釣りました」と言ってグレを外して磯クーラーに放り込みます。

その後はグレのサイズが小さくなります。
釣れてくるグレは大きくても25,cmのサイズです。

今日も良型のグレは朝のいっときしか釣れませんでした。
時合は短いようです。
その間にバラしてハリを結び直していたFさんは時合を逃したようです。

その後はスズメダイが沖に出だしましたので、スズメダイの沖に仕掛けを遠投します。
仕掛を遠投しても釣れてくるグレのサイズは25cmほどです。
たまに外道のウマズラやタイの子が釣れてきます。

今日はボイルでも毎回エサを取られます。
Fさんはタナを深くとって沖を釣るといっています。
Fさんにアタリがありましたがまた足もとでバラしています。
「足もとに見えている根に魚が入ってバラスわ」とFさんが言います。
足もとにはうっすらと白く根が見えています。
これをかわさないと、良型の魚は釣れないですね。

11時を過ぎてから潮が反対に流れ出しました。
私に久しぶりに28cmのグレが釣れました。
釣れたウキ下は2ヒロです。

Fさんも同寸のグレを釣っています。
潮が変わってからは良さそうな感じになりましたが、マキエが無くなりました。
この釣りはマキエの切れ目が縁の切れ目です。
潮が変わってからも釣り続ければ、もう少し良型のグレが釣れたかもしれません。
我々は12時前に釣りを終了しました。

さて、帰りは崖を上らなくてはなりません。
いつものように「こんな苦労するのだったら渡船のほうが楽やったな」と言いながらFさんと山道を上りました。

今日の釣果、私はグレ32.5,31、28,27cm、真鯛24cm1枚を持ち帰り、Fさんはグレ29cmまでを5枚持ち帰りでした。
二人とも26cmまでのグレは10枚ほど放流しています。

夜明け前に釣りができるのは地磯のいいところですね。
今回はウキが見える前の薄暗い時に竿が出せましたので、良型のグレを釣ることができたと思います。
今日は晴れて風のない状態でグレを10匹以上釣りましたので楽しい1日でした。

これでグレ釣り2連勝となりました。

 

私の今日の釣果 グレ32.5〜27cm4枚、真鯛1匹


TOP 釣行記index 次のページを読む